GoT゛o LOVEる-ごっどらぶる-ダークネス   作:riv

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早速つまずいた第5話

桂馬がいなくなった間何やってたの?ってお話。

人数増えると口調とか呼び方にミスがないか心配になる。
基本的に行き当たりばったりで書いてるのがいけないんだろうな……。



ちょっとキャラ崩壊注意かな?


FLAG_1.5 神隠し
01


Side エリュシア・デ・ルート・イーマ

 

 ♪カランコロン♪

 

「ただいま帰りました~!」

「お帰りなさいエルちゃん。早速だけどお手伝いお願いしていいかしら?」

「お任せください!」

 

 6時です! 2-Bペンシルズのみんなとバンドの練習が終わって帰ってきた私は、いつも通り着替えてから喫茶店のお手伝いをします。

 

「やっと帰ってきたのね。エルシィ」

「ハクア! 今日はお店に来てくれたんだ! ……あれ? その格好どうしたの?」

 

 ハクアがお店に来るのは珍しい事じゃないんだけど、着ている服がすごく珍しいです。カフェ・グランパの制服を着ているところなんて初めて見ました。

 

「……はぁ。やっぱりお前も忘れている訳ね。前に話したでしょ? 護衛当番のこと」

「ごえいとうばん?」

 

(そういえば前にそんな話を聞いたような……? あぁ、ハクア! お願いだからそんな怖い顔しないでぇ~)

 

 ハクアが呆れたような顔をしながら、それでいてどこか嬉しそうに説明してくれる。こんな風に二人で話すなんていつ以来かな? なんだかとても昔のような気がする。

 

(こうやってハクアに教えてもらうのって地獄の高等中学校以来だっけ。相変わらずハクアはすご「ちょっとエルシィ! ちゃんと聞いてるの!?」「も、もちろん!」

 

(ひーん! ハクアがものすごく怖いよ~)

 

 昔を懐かしむ暇もなく、ハクアに迫られる私なのでした。

 

 

 

「えっと、つまり、大体一週間置きくらいでハクアはこっちに来るの?」

「そうよ。学校の方での護衛の他に、地区長としての仕事とかやらなきゃいけない事もあるからね。だから放課後からの護衛は隔週になったのよ。お前も桂木のバディとしての仕事しながらだから大変よ? 覚悟しておきなさい」

「が、がんばるよ! アハハ……」

 

 一通り話を聞いて解放されたと思ったら、またお説教されました。うー、ハクアは相変わらず意地悪だぁ……。

 

「でも、グランパのお手伝いしてて大丈夫なの?」

「護衛と言っても四六時中張り付いている訳じゃないから大丈夫よ。地獄の魔法を感知するセンサーとかの監視と、護衛対象が出かける時についていくくらいだから。バイトは、どうせここにいないといけないならって麻里に勧められたのよ」

 

 そう言いながら端末を見せてくれる。センサーの状態とか護衛につく人の位置情報が載っているみたい。これを見て異常がないかを確認しているだけでいいらしい。よし、これならなんだか私にもできそうな気がしてきた! ……ってあれ?

 

「ハクア、……にーさまって今どこにいるの?」

「…………え?」

 

 レーダーからにーさま……桂木桂馬の位置情報が消えていた。

 

 

 

Side ハクア・ド・ロット・ヘルミニウム

 

「桂木さんがいなくなったというのは本当ですか!」

「ディ、ディアナ、いきなり怒鳴り込んだら迷惑だよ? 少し落ち着いて……」

「天理! そんな場合ではありません! あのロクデナシはあなたや女神もちの少女たちを放り出して「いいから、少し黙ってくれない?」……ハクアさん? あなたもあの最低男の肩を持つのですか!?」

 

(ホント、こいつの桂木嫌いは相変わらずね……)

 

 桂木が行方不明になってからまず私がとった行動は、女神に連絡を取ること。エルシィに頼んで天理(ディアナ)と歩美《メルクリウス》を呼び出して協力を依頼する。地獄のセンサーがあてにならなかったことを見ると、女神の力を頼った方がいいと判断したからだ。

 

「ゲーム買いにどこかにいったのならまだマシな方よ。……事態は深刻なの」

「……わかりました。話を聞きましょう」

 

 ディアナに状況を説明する。エルシィが二人を呼びに行っている間に調べておいた、桂木が消える瞬間。これを見せればどういう状況かすぐに理解するはずだ。

 

(……魔法の反応も女神の力の反応も無しにいきなり消えるなんて、いったい何があったのよ。桂木……)

 

「これは……」

「魔法の反応ナシ。女神の力も確認されなかった。どう見ても、これは異常事態よ」

「それはまた、妙な話だね」

「ちょっとメル、勝手に入ったらマズイって」

 

 いつ来たのかわからないが、メルクリウスが到着したらしい。これで、とりあえずの面子は揃ったようね。

 

「少し時間をもらうよ。私もこの部屋を調べてみる」

「頼んだわよ。女神の力に関してはお前たちに任せるしかないんだから」

 

 メルクリウスが調査を始める。術方面に関しては女神の中で一番頼れるので、これで見つからなければどうしようもないだろう。……頼んだわよ、メルクリウス。

 

「ハクアさん。消える直前に何か変わったことは無かったのですか? 記録を見るに、消える数分前まではあなたと会話していたようですし……」

 

 ……あった。アイツが珍しく私に相談してきたことが一つ。

 

(よくわからない煽り文句で見た人を誘導するようなメール。見た感じ魔法も女神の力も感じなかったから忘れていたけど、……今の状況を見ると怪しいのはそれね)

 

「メールが届いていたわ」

「メール、ですか?」

「ええ。アイツがインターネットとかいうので何かやってるのは知ってるわよね? その関連かは知らないんだけど胡散臭いメールが来たとかで見せられたわ」

「タイミング的に考えてそれが一番怪しいですね……」

 

 怪しいと言っても現物がここにないんじゃ調べようがないし、そもそも私たちはそういった方面には疎い。メルクリウスが何か見つけるのを期待するしかないわね……。

 

(まったく、自分の立場って物を理解してないんだからアイツは……。とりあえず、見つけたら一発ぶん殴りましょう)

 

 そう胸に決め、調査を続けるのだった。

 

 

 

Side ディアナ

 

「ふむ……。面白いものが見つかったよ」

「メル? いったい何があったというのですか?」

「桂木が消えた原因さ」

「「――っ」」

 

 ……思わず息をのむ。あれから私たちも探し続けていますが、まったくつかめなかった痕跡を簡単に見つけてしまうなんて、……流石ですね、メル。

 

「にーさまがいなくなった原因って本当ですか!?」

「ああ。と言っても、力の元を特定しただけだよ」

 

(力の元? ……女神の力や地獄の魔法以外の力なんて聞いたことがありませんね)

 

「メル、どういう事か説明してください」

「ああ。簡単に言うとこれは妖怪(・・)の仕業だね。昔見た術に近いエネルギーが使われている。たしか、河童の使うあんちばりあ? だったかな」

「「「ようかい?」」」

 

 聞きなれない存在に首をかしげていると、急にメルの姿がぶれて別人へと姿を変えました。メルの宿主、高原歩美に主導権が移ったのでしょう。

 

「いやいや、ちょっと待ってよ! それ絶対おかしいって!」

「なんだい歩美。いきなり出てきて人の結論にケチつけるなんて」

「いい? 河童っていうのはね……」

 

 歩美さんがいうには、妖怪とは昔、日本にいたとされる化け物で、河童はその一種だそうです。空想上の存在である可能性が高いのですが、女神や悪魔がいる時点でいた可能性はあるかもしれません。しかし、“バリア”なんて代物を使う存在ではないらしいのです。

 

「だから、その結論はおかしいのよ。河童がバリア使うなんて時代錯誤すぎるわよ?」

「むぅ……。しかし、現実に存在していた記録と使われてるエネルギーが―――ッ!?」

 

 考え込んでいた様子のメルが下がって! と急に叫びました。その瞬間、桂木さんが消えた時のようなまぶしい光が目の前を覆い、私はその中に飲み込まれてしまったのです。

 

(回避が間に合わない……! 天理、ごめんなさい!)

 

 思わず目をつぶり、体を強張らせてしまう。一瞬の浮遊感。そして、背中に走る衝撃と、胸に伝わる暖かさと重さ(・・・・・・・・・・・)

 

「ってて……。クソッ、送り返すときにこんな体勢になるなんて聞いてないぞ……まったく「むにゅり」……え?」

 

 突然の光で見えなくなった目が慣れて、薄目を開けた先にあったもの。それは……。

 

「桂木……さん?」

「天理……いや、ディアナか」

 

 ついさっきまで探していた存在。それが私に覆いかぶさっている。胸に伝わる体温と、微かに混じる汗の匂い。まつ毛の数が数えられそうなほど近くにある顔。

 

「あ、あの! かつらぎさん!? 日頃から天理と愛の営みをして欲しいとは申し上げましたが、あの、その、順序というものがありまして、いや、あの……」

 

(近いです近いです顔がすぐそこに! なんかこのままキスしてしまいそうなほどの距離に桂木さんの顔が!)

 

 なまじ整っている顔だから手におえない。自分自身で自覚してしまった恋心……天理と話し合い、二人で幸せになる道を進もうと決めてからしばらく経ちますが、こんな風に密着するなんて想定外です! あぁ、胸を押さえられて押し倒されて、私はいったいどうされてしまうのでしょうか?!?!?!?

 

「私としてもその満更ではないですし、その、「まてまてまて! 落ち着け! 周りを見ろ!」……え?」

 

 首を回して周りを見渡す。ありえない物を見たような顔をしているハクアさん。にこやかな表情で箒を構えるエルシィさん。薄い長方形の物体をこちらに向け、にやにやと笑っているメル。

 

(――――――ッ!?!?!?)

 

 見られていた、見られていた、見られていたぁぁあああ!?!? 顔が熱い。目が回る。いったい私は今何を口走っていたのでしょう!? ダ、ダメです、とにかく一回落ち着いて、今、私がとるべき行動は…………。

 

「――――いつまで触ってるんですか! この、ケダモノッ!」

「うげぇっ!」

 

(この女ったらしのロクデナシの最低男を駆除して、証拠を隠滅する……!)

 

 桂木さんが見つかって何よりですが、それとこれとは話が別です。……さぁ、メル? その手に持っているものをこちらへ渡しなさい?

 

 




トラブル発生でディアナ大暴走なオチ。

桂馬と同じで自分から迫るのはよくても相手に迫られると脆くなってしまうのが私の中のディアナのイメージ。なので、初トラブルの犠牲者になっていただきました。

後書きでやる世界観設定公開も行き当りばったりで決めてるので早速ネタが付きそうで、自分の計画性の無さに後悔中……。

世界観その5
妖怪について。
天界・冥界が昔、人間界で特殊なエネルギーを感知したときに発見された存在。
河童はその発見された妖怪の一部で、「~~であります」という口調で話す個体が確認されている。
近年では同じ口調で会話し、腹部に星形のマークを付けた個体が発見されたとかなんとか。
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