ハードは恐らく、3DSと思うのでアルファサファイアのために3DSを買うような気がします。
選ぶのはモチロン、ミズゴロウ。
12年前と違う今!ジュプトルのリーフブレードでヌマクローは落とさせません
「……しーくん、あの人、どなたですか?」
「僕の影の中に住んでいる
「セイシロウ、それは大丈夫なんですかっ!?」
キスショットの出現にジト目で下にいる正士郎に尋ねる小猫。アーシアは心配そうな様子で将来の義弟の肉体の安否を心配し、一方の正士郎はキスショットの性格はだいたい毎日を過ごすうちに理解しはじめてきていたのか、そんなに大きなリアクションはとらなかったものの、ライザーの眷属を倒す手は止めなかった。
反射装甲にもなりうる『S』の模様のある布は外套の形をとり、上着のような形状となっていてレイナーレの光の槍を弾いたソレは健在で物理攻撃は正士郎の上半身には通用しない。
「見ているか!?見ているな、しぃよ!儂がこいつらを華麗に仕留めるのを網膜に焼き付けるのじゃぞ!?なんてたって、うぬは儂のものじゃからのう!」
手刀でライザーの眷属の一人、カーラマインとユーベルーナを相手取りながらキスショットは恍惚とした表情を見せる。
キスショット自身はカーラマインとユーベルーナは眼中には入っていないが、当の二人にはキスショットは恐怖の象徴であった。
ライザーに感じる一種の畏敬のようなモノとは違う、完全なる上位の存在への恐怖。
否、キスショットの肉に包まれている怪異殺しと呼ばれる所以たる、妖刀の存在を感じ取っているのかもしれない。
「大声でしぃとか言うな!」
「凄い積極的な方なんですね……」
キスショットの正士郎に向けられた言葉は正士郎を焦らせるには十分だった。アーシアも本能からキスショットに根源的な恐怖を感じていたが、こうして正士郎に向けてかけられた言葉を聞いてみると、自分と同じ「恋している女性」に思え、そんなに悪いようには見えなかった。
一方の白音は正士郎を弄ってやろうにも前衛で陽動を行なっていて、カーラマインの攻撃をかわすのに精一杯だった。
「余所見をしている場合?アレが何か知らないけど、隙だらけじゃないの?」
「しーくん!?」
キスショットをカーラマインに任せ、ユーベルーナは魔力を正士郎の胸元に集中させる。
ユーベルーナの別名は『
魔力を収束し、それを一気に解き放って爆弾のように破裂させることからつけられた二つ名だ。
一定の量が収束したのを確認すると、ユーベルーナは指を鳴らして魔力の渦が放たれる。
「終わったな、お前の弟は」
「……」
「何故だ!?何故、激昂しない!?お前の弟が爆発させられたのだぞ!?」
一誠によって壁に吹っ飛ばされた、ライザーは口元の血を拭い、立ち上がって一誠を煽る言葉を連ねる。
ライザー自らの
「タケハヤ殿、何故、あそこでアナウンスを入れなかったのです!?」
「そうだ、貴方の様子はまるっきり今回の
「実際、オレは真面目に行うつもりは毛頭ないがね」
ライザーの『
サーゼクスやグレイフィアはタケハヤに今回の試合の不審点を述べるが、フェニックス卿はタケハヤには何も言えなかった。
今回のレーティングゲーム事態、サーゼクスが無断でライザーとともにタケハヤの元に乗り込み、ライザーもまた無断で同行したのだ。
タケハヤスサノオの気性の激しさはファーストコンタクトで実感済みでフェニックス卿の肌で十分に感じてしまっている。
「な……!今回のレーティングゲームはあくまでも交流のはずではないのか!?」
「ウチの連中がお前ら害虫とオトモダチごっこすると思うか?そんな風に楽天的に考えられるんなら、赤毛坊主、テメーの頭ん中は本当にお花畑だな?テメーらの管理の悪さから白音ちゃんとその姉貴の黒歌ちゃんは散々な思いをしちまってるし、テメーらの勝手な都合でだけでS級はぐれ悪魔扱いだ。なんなんだ?テメーら。そんなに種を残したいのかよ?あ?」
タケハヤの怒りのボルテージは上昇していき、戦場では煙を掻き分けて正士郎が再び姿を見せた。
上半身の前側の部分の布は弾け飛び、かろうじて背中側だけ布が残っており、正士郎の精気のない顔が余計に不気味さを引き立てている。
「……しーくん、大丈夫、ですか……?」
「ば、馬鹿な!?先ほどの爆発で何故生き残っていられた!?ただのニンゲンが生き残れるようなものではないのに!?」
白音に僅かに笑みを見せ、爆発で足に引っ掛けているだけの靴を脱いで勢いよく跳躍し、正士郎は爆発されることを知りつつもユーベルーナへと向かう。
そんな戦意を失っていない、同級生を見て負けじと白音もそれに続くが、背後から迫り来るカーラマインの銀色の刃が襲うーー!
「隙を見せたな、そちらの白髪の娘よ!」
「(避け、られない……っ!?)」
タケハヤに背中を押され、猫又の力を百鬼夜行の為に使うと決心した白音はカーラマインの刃が首元に近づいているのを気配で気づけた。
だが、それはあくまで気配で気づけただけで白音本人の身体が発達した直感についていけていなかった。
百鬼夜行の為、いや、一誠や正士郎らのためにこの一度は憎んだ力を使っていこうとタケハヤの計らいによって気づけたものの、心のどこかで恐れを感じていたのかもしれない。
「白、音ェェェェ!」
ライザーに背中を見せる、という大将同士の勝負を投げ捨ててでも白音の危機を察知した一誠は禁手化状態の篭手で包まれた腕を伸ばす。
通常ならば距離の問題で届かないと思われたが、
「
兵藤一誠の魂が融合している勾玉が不可能を可能とした。
荒れ荒ぶ嵐の神たる、タケハヤスサノオが自らが司る『嵐』のうちの『風』に当たる部分を研究し、
その溝を埋めるため、一誠に適合した性質が一誠を
一誠の言葉に応えるように回転する風は戦場を駆け抜け、至るところで風が発生し、カーラマインの剣をも弾く。
その風は敵のみを切裂き、味方にはなんの影響も与えないもの。
元寇の際に元側の軍に多大なる被害を与えた、『神風』と呼ばれるものだ。
「面白い、面白いぞ、しぃよ!うぬの兄弟はなかなかどうして儂のような
自らと刃を向けるのが恐ろしくなり、その場を離れたカーラマインを攻めるどころか、むしろ他の得物へと目を向けて正士郎に向ける賞賛の言葉。
飼い犬が飼い主が投げたボールを取ってきた際に褒めるように、キスショットもまたその時の心理状態に近いものがあった。
ひとたび歩くだけでプレッシャーは放たれ、フェニックスですらも慄く威圧感はどんな刀剣類よりも鋭い刃を持つ。
『さて、ここで脱落者の発表だ!ライザー・フェニックスの『兵士』リタイア!リタイア予定は『戦車』と僧侶だな。ここまで凶悪的な強さを持ってるなんてびっくりだわ』
キスショットがライザーの眷属を葬り、首元に噛み付いてエナジードレインすると眷属は強制的に送還される。
フェニックス眷属に戦慄が走る中、一誠や白音にアーシアもその圧倒的な力を前に立ち尽くすばかり。
しかし、そうして立ち尽くしている三人の隙を狙わないライザーではなく、生き残っている僅かな眷属に命令を出して彼らを襲わせた。
「無駄無駄、この儂を前に不意打ちは食らわんぞ?それにここで好感度を稼いでおけば、後々、しぃを扱いやすくなるからのう」
ただ指で弾くだけでライザーの内臓にダメージを与えたキスショットはライザーによく似た、金髪縦ロールの少女を獲物を捕らえたと言わんばかりに首を掴み、凄惨に笑う。
目の前に立つ金髪の美女はライザーの目にも確かに美しく見えたが、それ以上に脅威だった。
それよりも脅威に思えたのは、その『脅威』を影に住まわせて平気な様子を見せている兵藤正士郎が何よりも恐ろしかった。
「タケハヤ様、フェニックスの三男坊は驚いてるっスけど、金髪の女吸血鬼、アイツってそんなに有名なんスか?」
「……有名も何も。おそらく、真正面から向かっていけば君の場合、殺されてしまうだろうぜ、フリード君。向こうが弱っていればオレでもワンチャンあるだろうが、そもそも怪異殺しに対してオレら人外に勝つ要素があるかって話だよ」
フリードがタケハヤの耳元に囁いたのはキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの脅威さだった。
周囲の悪魔達が戦慄している表情はフリード自身も見物だったが、それ以上にこの悪魔たちに根源的な恐怖を植えつけている原因たる『怪異殺し』について知りたいと思った。
魔王すらも相手取り、一方的に押し付けてくる彼らの要求をなんの呼吸も入れずに断る男、タケハヤスサノオすらも勝機がまともに戦えばあるかどうか分からないという。
金髪の少女、アーシアに治療されているタケハヤが「しーくん」と呼ぶ殆ど同い年の少年の影から出現していたが、彼は特に身体に変化をきたしていないんだろうか?
今は正士郎にご執心のようだが、ひとたびこちらに敵意を向けさせてしまえばこのような有様となる。
その刀、『
自分以外の人ならざる者を殺す刀こそ、頂点に立つ者としての力を誇示しているようだった。
『さてと、金髪美女が戦局を引っ掻き回したところで、種馬野郎のほうもボロボロなので百鬼夜行の勝利。うわー、おめでとー、ドンドンパフパフ~♪』
結果はライザー側の敗退。
多くの眷属がキスショットにエナジードレインされたこと、正士郎によって武器を奪われて両断されたことでライザーの精神は廃人同然にまで壊されてしまった。
触れられずにいたがライザーの妹のレイヴェルも重傷を負い、百鬼夜行側の圧倒的な力を前にしてライザーらは敗北した。
その知らせがサーゼクスの妹、リアスに伝えられたのはすぐだった。
オカルト研究部の部室でリアスにはライザーとの婚約破棄が伝えられた。
ライザー自身の精神が百鬼夜行によって壊されたこと、タケハヤスサノオの部下の影に伝説の吸血鬼が潜んでいたこと、その他もろもろが書かれていたのである。
「これは……」
「兵藤正士郎には凄く拒絶されてしまったけれど、正直、これは良い結果になったと思うべきなのかしらね」
添付された動画を再生してみると、そこには外套を纏ってチェーンソーを奪い、振り回してフェニックス眷属の胴を両断している兵藤正士郎、鎧に身を包んでライザーの炎を防ぐ一誠、猫耳を生やして通常の倍以上の動きを見せる白音、遠距離からでも百鬼夜行の怪我を癒せるようになっていたアーシア、そして恐るべき強さを見せたキスショット。
映像に朱乃と木場、元浜も魅入るがキスショットの凶悪的な強さは魅入るものである。
「彼は部長に酷いことを言いましたけど、それでもそう思えるのですか?」
「ええ、少なくとも、これは良い結果と言えるわ。それに私達が戦う前に百鬼夜行が婚約破棄させてくれたものの」
正士郎とのファーストコンタクトを思い出し、リアスが取り乱していないかどうかを朱乃は確かめる。
映像にはタケハヤのサーゼクスら悪魔の権力者への罵倒はモチロン、削除されてしまっている。
自分達の都合の悪い部分は即座にリアスらに送る際は削除している辺り、さすがは悪魔汚いというべきだろうか。
かたやリアスも今回のことを重く受け止めておらず、朱乃や木場もリアスの言葉に異論はないようで特に何も言わないが、一人、元浜だけは親友の弟の普段との変貌振りを理解できていない。
「(これが、あの正士郎ってのか……!?)」
湧き上がる感情は親友の弟に向けられた、『恐怖』の感情。
一つ下で友人を通してでしか交流はなかったものの、悪い印象よりも好印象を元浜は抱いていた。
二人の人並みはずれた強さはグレモリー眷属内ですっかり浮いてしまっている元浜を置き去りにしてしまっているような気がして、元浜は兵藤兄弟に対して距離を感じていた。
一方、その頃、フェニックス戦後にタケハヤに『勝利祝い』と称して回らない寿司に連れて行ってもらい、『賞金』として悪魔側から迷惑料として巻き上げた金で食べた後に帰宅した百鬼夜行の本拠地において正士郎は質問攻めを食らっていた。
キスショットと何処で出会ったのかとか、影の中に住まわせて平気かと言ったことを。
一番、正士郎を心配している一誠とアーシアは終始、正士郎の両手を握って、
「大丈夫なんだよな!?しーくん、なにかあったら俺を頼ってくれていいから!」
「そうですよ、セイシロウ!お姉ちゃんに悩みを相談してもいいんですからね!?むしろ、相談して下さい!」
と、がっつかれていた。
すっかりお似合いな二人に苦笑いしながらも、アーシアと一誠による質問攻めが終わった後、小猫は正士郎の服の裾を引っ張った。
戦闘後、タケハヤによって「そのとき ふしぎな こと が おこった!」というスキルで百鬼夜行の各人の傷やボロボロになった服は直されたものの、そういえばアーシアと一誠とともに小猫は煽りの輪の中に入っていなかった。
「……しーくん、お話したいことあるけど、大丈夫?」
「うん、別に僕は構わないよ、塔城さん」
戦闘で見せた荒々しい一面は消えうせ、いつも通りのアンニュイな表情で正士郎は白音の言葉に応える。
白音自身、そんな正士郎に安心してしまうものの、戦闘時の正士郎は誰も知らない他人のように思え、白音自身にとって家族同然の少年が離れて行ってしまうような気がして心が痛めつけられるような気がした。
「……アーシア先輩とイッセー先輩の邪魔したくありませんから、屋根まで行きましょう」
「夜空でも見ながらお話しよう、ってやつかな?」
正士郎の例えに暫く呆然としつつも、やがて、その例えがしっくり来て二人は日本語に四苦八苦しているアーシアの日本語の教師として教鞭を振るう一誠を見つつ、扉をそっと開けて社員寮として使われている建物の屋根へと向かった。
白音のヒロイン力が1…10…100…1000…、馬鹿な!?どんどん上昇して行くだと!?
肺炎こじらせた病み上がりなので、クオリティがアレかもしれませんが、いつも通りの見切り発車です。
当初は一誠のヒロインをアンケートやらで決めた結果、アーシア、白音、イリナという予定でしたけど、イリナとアーシアのダブルヒロインになるかもしれません。
キスショットの強さがチート過ぎて、すぐに戦闘が終わってしまうので全くでない回を作らねば。
フリードを百鬼夜行側に入れて妖刀を振り回させたいのに、その回すらなくなる……。
結論:キスショット強すぎワロエナイ。