TS異世界転移-男がヒロインで大丈夫かよ-   作:変T

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 唐突に攻めの姿勢を思い出した。
 そのせいで話が進まない。


修也とイオーネ

「えっと、いや、これは……」

「……う、うぅ……、うぅ……」

 

 見られた。

 他の人の手で達してしまった自分を見られてしまった。

 俺はすぐに布団をまくって自分の体を隠す。

 

「シュウヤ様!? レディーの部屋に急に入るのは禁則事項ですよ!?」

「す、すまないっ!!」

 

 事情を理解したと同時に、修也が踵を返して部屋から出て行こうとした。

 

「待って!!」

 

 俺があげた大きな声にビクッと反応して、急いで出ていきかけた修也の足が止まる。

 見られた。

 見られた見られた。

 俺は四つん這いの状態から、上半身の裸体を隠すことなく、ベッドに座り直すと、修也は背後を向いたまま固まっていた。

 

「修也、違うからね」

「違う?」

「ちゃんと説明させて」

「あ、ああ」

 

 勘違いされるわけにはいかないんだ。俺がイオーネさんと付き合っていると思われるわけにはいかない。きちんと説明しないと。

 

「ムツメ様……」

「イオーネさん、今日はありがとう。あとは、なんとかするから」

「……」

 

 遠回しに退室を促したところ、普段なら理解してくれるイオーネさんが、俺の横に座ったまま動かない。理解できないはずがないのだけれど……。

 

「あのー、もう大丈夫だから、ね?」

「嫌です」

「え?」

「ムツメ様のお役に立ちます」

「ちょっ、えぇ……」

 

 わけがわからないよ。

 頭が混乱してきた。

 と、とりあえず、修也に説明しないと……。

 

「……修也」

「なんだ?」

「こっちきて」

「ああ……」

 

 背後を向いたまま、ベッドに近づいてそのまま腰掛けた。

 

「えっとだな、これは事情があってな。昼に食べたものが影響してだな……」

「食べたもの? 大丈夫なのか?」

「一応、人体には、問題ないんだけど? えっと、元に戻るのに、2ヶ月かかるらしくて、搾ってもらうと、す、すぐに戻るんだ」

「お、おう」

 

 修也も反応に困っている。いや、これ、俺と修也の両方が混乱しているのか。

 

「それでムツメ様は私に手伝いをご所望されました」

 

 そうなんだけど、なんかイオーネさんの口調に棘がある感じがする。

 

「そうですか」

「……」

「……」

 

 これ、何の時間?

 イオーネさんが修也に何か言いたげだし、どちらかといえば、煙たがっているようにも見える。俺は修也に誤解されたくない。修也は困惑していたけど、説明されて納得している。イオーネさんが修也にキレている。でも、俺の裸を覗き見たことをキレているというわけではなさそうだ。最初に怒鳴っていたが、今のイオーネさんの怒りとは性質が違う。

 どういうことだろうか。

 

「……」

 

 もしかしなくても、俺が修也に搾るのを手伝ってもらおうとしているように見えるとかか? また私が頼られなくて修也に頼られる的な?

 イオーネさんは何かと俺をよく構う。勇者の世話役のような立場にあるイオーネさんが、その勇者組の中で、特に俺を贔屓目に扱う。見た目最年少だからと構っているのか、それとも1人だけ獣人という違う種族だから気を使っているのか。真相はわからないが、イオーネさんはとにかく俺を贔屓目に構っている。

 そんな俺が修也を頼るのが気に食わないのだろうか。

 

「そ、そのだな。修也は……」

 

 少しは、現状を理解できるくらいには、落ち着けたと思う。

 冷静さを取り戻したなら、この状況を俺の都合のいいように持って行こうかと考えたところで、思考に待ったをかけた。

 俺はこれから口走る内容を考えてから、チラリと横にいるイオーネさんを見ると、見たこともない鋭い目をしていた。

 キレてる。

 頼られるのは自分だけだと言いたげであった。

 

「そ、その、修也も、手伝ってくれる?」

「ムツメ様!?」

「いや、その、そのさ。イオーネさんにばかり手伝ってもらうのもあれかなって、いや、手伝ってくれるんだけど。えっと、修也にも手伝ってもらった方が楽になるかなって、……えっとえっと、えー、あ、そうだ。なんかこのまま、これ捨てるのって嫌だっていうか、なんかもったいないっていうか。そのだな……、えっと……、なんて言おうとしたんだっけ?」

 

 いや、理由になってないよ俺。支離滅裂だよ俺、何を口走っているんだ!? 全然冷静さを取り戻せてなかったんだけど!?

 

「ということは、飲めばいいのか?」

「うん、……うん?」

 

 飲む?

 何を?

 ……。

 …………。

 あ、はい、俺の発言ですね。

 なんで俺、捨てたらもったいないとかって思ってしまったんだ?

 ……そうか。修也の精のときもそんなこと言ってたから、母乳も薬になるって勝手に思い込んで、捨てたらもったいないとかって口走ったのかな? 自分のことなのにさっぱりわからない。

 あーもうダメ、ダメだ。全然冷静になれていない。絶頂したのを見られてから脳みそが沸騰したままだ。

 視界の隅に入った鏡に映る俺の顔は真っ赤になっていた。

 

「わかった、俺も手伝おう」

 

 いや、手伝うのかよ?!

 

「ム、ムツメ様! わ、私も飲みますから!」

「え!? ま、まあ、いいけど……」

 

 修也がゆっくりと振り向く。顔がいつも以上に引き締まっている。心頭滅却できてる。俺は全然できていないのに……。顔から火が出そうなくらい熱い。

 修也は真面目に手伝ってくれるというのに、俺が恥ずかしがってどうする。

 恥ずかしくない、恥ずかしくない、これは俺の本来の体とは言えないから恥ずかしくない。いや、それを言い出したら、女の状態すべてが本来のものじゃないから、恥ずかしくないっていう理論になってしまうのだけども。とにかく、今の巨乳化した胸はさらけ出しても恥ずかしくはないんだ。

 自分に言い聞かせていると、イオーネさんが1つため息を入れる。

 

「はあ……、ムツメ様、私を見てください」

「えっ……」

 

 両頬を手で包み込まれてイオーネさんに合わせられる。その間に体をさらけ出す。

 

「ムツメ様は私を見てください。シュウヤ様、……どうぞ」

 

 いや、その、心の準備が……。

 

「ん!!」

 

 右胸に修也が吸い付く。

 

「赤子と思えば、恥ずかしくないですよ」

「それは俺が恥ずかしいのだが」

「シュウヤ様は黙ってください」

 

 修也に対する当たりが強いなあ。

 それより……、出てるのか、これ?

 

「それでは私も失礼して」

「あ、うん……。んん!? 修也、もうちょっとゆっくり……。イ、イオーネさん、ど、どうぞ」

 

 持ち上げた左胸にイオーネさんが吸い付いてくる。

 

「んあっ!」

 

 ど、どうしよう。なんでこんな変なことに……。

 なんで俺は修也とイオーネさんを相手に授乳プレイする側になっているんだ……。支離滅裂な発言をしてしまったからだけど、あれは頭が沸騰してて……。

 でも……、なんか、これ、好き、かも……。

 俺は2人の頭を撫でる。

 髪質が違うなあ。イオーネさんは絹のような柔らかさがあって、修也はちょっと硬い。触るだけならイオーネさんの方が気持ちいいな。

 

「ん、ん、ん、んんっっ!?」

 

 うわっ、出た。

 下唇を噛み締めて、矯声が漏れ出ないように我慢する。ただ、胸を吸われているだけで、嬌声をあげてしまっては、変態になってしまう。世のお母さんたちは赤ちゃんにおっぱいをあげるときに、あんあん叫ぶことなんてありえない。

 でも、俺は違った。

 

「んぁ……、はーっ……、はーっ……、ひゃああ! んはーっ……、はーっ……、んんっっ、んんっ、はーっ……、はーっ……、はーっ、ひゃっ! はーっ、はーっ」

 

 修也にごくごくと喉を鳴らしておっぱいを飲まれているという事実と、胸の先端から伝わる電気信号が、俺の呼吸を乱す。

 修也の吸い方が変わった。

 

「舌で転がすなぁ……」

「出が良くなるんだ」

 

 すると、イオーネさんも真似して舌でねちっこく刺激をしてくるようになってしまった。

 下半身がべたつく。

 ショーツがびしょびしょになっている。体の置き場が難しいからか、2人とも俺の股の間に手をついている。俺が足を閉じようとすると、その手に触れてしまって股を閉じられない。

 

「ね、ねえ……」

 

 5分くらい経っただろうか。かなりごくごくと飲まれていて、ほんの少しだが、少しずつ胸が小さくなるのを実感したところだ。

 だが、もう俺は限界だった。息が苦しい……。

 

「ちょ、ちょっと休憩させ!? うぅっっ————!?」

 

 修也が甘噛みをしてきた。

 

「はあーーっ、はあーーっ、ひゃああああっっっ!!」

 

 すると、イオーネさんも負けじと歯を立てる。

 

「もうやだ!! もうやめてよぉ!!」

 

 ようやく2人が胸から口を離した。

 びくん、びくんと震える体を御そうとしても、息すらまともに吸えない。

 

「ちょっと、休憩、だからぁ……、はぁっ、はぁっ、はぁっ……」

「す、すまない。ムツメの配慮を忘れていた」

「ご、ごめんなさい」

 

 俺は閉じようとしていた股に2人の腕が当たる。

 

「これは……」

 

 イオーネさんの指がパンツの上から股間部分を撫でる。

 

「ひゅうんっっ!!」

 

 濡れているショーツから上のパンツにまでシミが伝わってしまう。股の感触に、意識が向いていたから、もう1つ起きていた事象に気づかなかった。

 その事象を見ていた、イオーネさんと修也が顔を見合わせて、互いに軽く頷く。

 また2人にスイッチが入ってしまった。

 

「背もたれないとキツイだろ」

「……え? ……なに?」

 

 イオーネさんが俺のパンツに手をかけると同時に、修也が俺の背後に回り込んだ。

 

「なに? なんなの?」

 

 修也が俺の背中から抱きつき、身長差から修也の胸部分に後頭部が当たる。修也は俺と右足同士を絡め、イオーネさんが左足の太ももを抑える。そして、パンツを脱がされ、ショーツの中にイオーネさんの指が侵入してくる。

 

「ちょ、ちょっと!? それは違う! 違うから!」

「こうした方が出るだろ」

「え? えぇっ!? どういうこと!?」

 

 修也が覆いかぶさるように俺の右胸に吸い付いてくる。大きくなったから背後にいる修也に届いてしまう。

 耳の近くで吸われる音が聞こえる。

 

「しゅ、しゅうやぁ……?」

「大丈夫です、ムツメ様。刺激するのは表面だけですので。それにたぶん、すぐに終わります」

「へっ?」

「……ただ、その、すぐに私のお腹がいっぱいになってしまうかもしれませんね」

 

 イオーネさんに左胸をまた吸い付かれる。

 

「待って待って、無理無理無理、無理だからぁ!! いやあああっっっ————————!!!」

 

 俺は3点の淫部への攻めで、すぐに絶頂した。




 本当は今話で終わらせるはずだったのに。
 R15ってどうしてもR指定描写をカットせざるを得なくて、それが寂しくて、描写を少しだけ解禁してみました。

 次回も3日後。
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