歌姫と仮面の狂想曲   作:白紙の可能性

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はい、第4話です。ようやく初戦闘、どこか、不穏さを感じる内容ですが、これから、いろいろな形で原作キャラが、登場活躍していきます。

 感想評価について制限を撤廃しましたので、ここが、わかりづらい、読みづらい点がありましたらどうぞ



第4話 胎動する悪意/進む時計

 星が照らす。アンタレスが満天の星々を導くように、王の誕生を祝福するように、王の星は影たる時の王を照らす。

 

 

 アナザービルドは、先程までに戦っていた相手に興味がなくし、ジオウを睨み、構える。それに対し、ジオウは自然体を保ち、相手を横目に捉える。しばしの静寂が支配する。

 

 

「……………………………………………………」

 

 

 ジオウは、アナザービルドから視線を逸らす。その隙を逃さず、アナザービルドは、笑みを浮かべながら飛び掛かる。

 

 

「危ない」と響の口から悲鳴がこぼれる。しかし、未来は響とは対照的に、悲鳴を上げず、静かに見守っていた。

 

 

『ジカンギレード』『ジュウ』

 

 

 ジオウの手には、既に銃が握られている。銃は半身に隠れているが故にアナザービルドは、武器の存在に気付くのが遅れる。気づいた時には時すでに遅く、相手の正面に銃を構え、相手に銃撃を嵐の如く叩きつける。攻撃により失速し、地面にアナザービルドは叩きつけられる。

 

 

 アナザービルドは、立ち上がりながら傷を受けた場所を修復しようとする。しかし、傷は回復の兆候を一切見せず、痛みから、膝をつく。

 

 

『ケン』

 

 

 機械音声が地下鉄に響き渡る。先ほどのこともあり、警戒心から立ち上がり視線を上げた。しかし、上げたと同時にジオウの剣に襲われ、後ろに後ずさりながら防御を固めるが、剣戟は止まらず、さらに追い詰める。

 

 

「クゥゥゥゥゥゥゥ」

 

 

 アナザービルドは苦悶の声が零れる。ジオウは防御の隙をついて、踏み込んだ右足を軸にして腹部にピンクのオーラをまとった一撃を叩き込む。この一撃により、完全に防御を破られたアナザービルドは、2度目の膝をつく。

 

 

『フィニッシュタイム』

 

 

 ジオウはライドウォッチのボタンを押し、ベルトを回転させる。

 

 

『タイムブレーク』

 

 

 ジオウは、跳びあがる。「キック」の文字がアナザービルドを包み込む。ジオウが空中で体勢を整えると、文字が、ジオウの足裏に集まり、その勢いのまま放たれる必殺の蹴撃。「タイムブレーク」を受けたアナザービルドは爆散し、ヒューマンノイズに戻ると同時に、炭素に帰る。

 

 

 響は呆然としながら、ジオウを、榊ソウマを眺めた後、項垂れる。そんな響のそばに未来が駆け寄る。

 

 

「響ッ大丈夫?」

 

 

「私は……約束まで破って……彼に……追いつこうとして……結局……守ってもらって……」

 

 

 しかし、響からは、涙交じりの後悔に満ちた小声が返ってくるのみだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 イデアは、アナザービルドから排出されたアナザーウォッチを眺める。しばらくすると、そのウォッチは本来は壊れないはずのものが、塵に帰る

 

 

「所詮は、猿真似の猿真似だね。語るにも値しないが」

 

 

 イデアは邪悪に笑う

 

 

「我が魔王の初陣にはちょうど良かったようだね」

 

 

「では、帰ろうか、七実」

 

 

 二人は、要は済んだといわんばかりに、帰ろうとする。

 

 

「まて、響と未来を先に家、いや寮に帰してくれないか。俺はまだここで残ったノイズを何とかするから」

 

 

「それは無理だね。特に立花君はね」

 

 

 イデアが肩を竦めて首を横に振る。

 

 

「だったら、せめて、ここで俺が戻るまで二人を守っていてくれないか。君は俺の臣下でしょ」

 

 

「ハハッ一度も公言したことはないが、まぁその通りだからね。かまわないさ」

 

 

 ソウマの返しに驚きながらも、二人を守ることを約束する。そんなイデアに七実は文句があるように、目を細める

 

 

「さすがに、独断専行が過ぎるわね。私からすると速く帰りたんだけど」

 

 

「まぁいいじゃないか。ただし戦いには関わらないよ。それでいいならだけどね」

 

 

 ソウマは了承の意を示し、地上のノイズの残党に向かおうとすると

 

 

「待って! 私も行く。いつまでも守られている私じゃないよ。ソウマ」

 

 

 呼び止めたのは、体はボロボロになり、泣きはらした目をした響だ

 

 

「ハァ、仕方ないなぁ。でも気を付けてよ。負ってるダメージが大きいのは事実だからね」

 

 

 二人は、空いた穴から、飛び出して向かう。その二人の後ろ姿を残された未来は見つめている。その影には、邪悪さ以外の何かを持つ悪意が渦巻いていた。イデアは、その悪意にまだ時期尚早であることを目で訴えかける。悪意はそれを察し、再び、影の中に戻るのであった。

 

 

 

 

 

 銀髪の男が目を覚ます。周辺を見渡すと、遠目にノイズがいるのが確認できる。念のため、命令が行使できるか試すため、近づくと、ノイズがこちらに気づき攻撃してくる。その攻撃を、障壁を発生して受け止める。

 

 

「やはり、こちらの命令を聞かんか。なら!」

 

 

 男は、ドライバーを腰に現出させ、ウォッチを起動し、シャドウゲイツへと変身する。

 

 

 武器を構え、周辺のノイズに突撃する。しばらく、戦い続けるとどこからか歌声が聞こえてくる。それに伴い、赤と青の光がノイズを片っ端から倒していく。ゲイツもそれに加勢するように戦い、ノイズを殲滅する。赤と青の光、二人は足を止めて、ゲイツに声をかける。

 

 

「まさか、本当にノイズを倒せるなんて!」

 

 

「まぁその話はあとで聞こうぜ、翼。あんた、悪いけどついてきちゃくれないか。話を聞きたくてな」

 

 

 赤と青の二人は、どうにも対照的と見える印象を受ける。赤いほうは、強い意志を秘めていて、炎のような熱さを感じるが、青のほうは、強い意志を感じるが、穏やかさと落ち着きさを感じさせる。水のような印象を受ける。

 

 

 ゲイツは、二人の言葉を他所に、一匹ノイズがはぐれた場所にいることに気づき、そちらに向かうため、ライドストライカーと呼ばれるウォッチ型のバイク起動させ、そちらに向かう。二人は、こちらに一切反応を示さない異形が突然現れたバイクに乗って移動したのをみて、その様をみて、しばらく呆けた2人は、焦ってバイクを追いかけるのであった。

 

 

ああ




 アナザービルド(ノイズ)
 原作上に存在するビルドとそっくりだが、能力は本体がノイズであり、知性がないので、行使することができない。ただし、異常ともいえる再生能力を持つが、シャドウジオウのような、ライダーの力を行使する存在を前には発動しない。回復は、フォニックゲインを吸収することで行えるため、シンフォギアシステム等の聖遺物関係とは極端に相性が悪いため、立花響が一方的に苦戦してしまった。
 ウォッチが消滅した理由は、イデア曰く「猿真似の猿真似」、贋作物の贋作物であるため、アナザーライダー特有の耐性を保持することができなかった。
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