歌姫と仮面の狂想曲   作:白紙の可能性

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 第6話です。初めて、特殊ルビというものを使ってみました。 
 最近、仕事がいろいろあって、更新が遅れました。これからも、更新を頑張っていくんでよろしくお願いします。


第6話 2018/激突 スノーホワイト

 煙の中から出てきた少女の外見的印象は、白一色といえるもので、彼女の髪の色も合わせて、まるで雪の妖精ともいえるものであったが、口調はまさに、ガサツの一言に尽きるものであり、その場にいた二人は一瞬だが呆然とするのであった。

 

 

 ソウマは、我に返り、悲鳴のあった方角へと顔を向ける。そこには、ノイズの出した粘液によって拘束されている響の姿であった。

 

 

「今ッ助ける」

 

 

 響の元に向かおうとするが、鞭の攻撃に阻まれる。

 

 

「アタシを無視すんなよ!!」

 

 

 攻撃を捌きながら、歩を進めようとするも、他のノイズが彼女の攻撃の隙を埋めるように攻撃を加えてくるため、攻めきれずにいた。響は、息も絶え絶えになりながらも、自分を助けようとこちらに向かってくるソウマを見続ける。しかし、意識は少しずつ闇に落ちていくのであった。

 

 

「……ソウ……マ…………」

 

 

 ソウマが攻めあぐねていると、先ほどの赤と青の二人組、天羽奏と風鳴翼が現れる。同時にそれぞれ技を響を拘束しているノイズに対し、繰り出す

 

 

『蒼ノ一閃』『LAST∞METEOR』

 

 

 青の光刃と黄色の竜巻が、響の拘束をしているノイズを的確に破壊する。

 

 

「立花、無事か!」

 

 

「だから、オマエは足手まといだって言ったんだよ」

 

 

 二人は、ノイズに拘束されている響に対し、翼は純粋に心配を、奏は非難するようなそれぞれの反応をする。しかし、奏も心の底でボロボロとなった響に心配していた。その姿を暢気というように白い少女は嘲笑する。

 

 

「おい、アタシ様がいるっていうのに、ノイズばかりだとはね。こっちに反応なしとは冷たいねぇ」

 

 

 白い少女に、二人の視線が集中する。

 

 

「おいおい、それにしても、随分と懐かしいものをつけてんなオマエ」

 

 

 二人は信じられないものを見たような反応する。それもそのはず白い少女が纏っているものは、2年前の事件で行方不明となっていた「ネフシュタンの鎧」であった。

 

 

「おいアンタ、なんでネフシュインの鎧なんか持ってるんだ。事と次第によっちゃ只じゃすまねぇぞ!」

 

 

 奏は、噛みつくように声をかける。白い少女の意識が、奏に集中している隙に、響を拘束しているノイズに攻撃を加えようとするが、白い少女の鞭による牽制により攻撃を阻まれる。

 

 

「2年前の事件に関わっているっていったらどうするよ」

 

 

「あなたを、倒してネフシュタンの鎧を回収して、雪辱を果す」

 

 

 白の少女の挑発に対し、翼がその挑発に乗る。翼と奏はそれぞれ武器を構え、突撃する。白の少女は、その行動に対し、両手の鞭で応戦するが、2対1は不利であるようで、徐々に押されていく。

 

 

「クッ。だったらこれはどうだ!」

 

 

 白い少女は、何か、杖の柄のようなものを二人に向けると、中央部から緑色の光が放たれ、その中から、ノイズが出現する。二人は、驚きのあまり、一度、手が止まる。その隙を鞭からエネルギーの玉のようなものを生成し相手にぶつける

 

 

 『NIRVANA GEDON』

 

 

 二人は、エネルギー弾を躱せず、吹き飛ばされる。先程召喚されたノイズが追撃を行おうと体を変化させ、飛びかかる。その瞬間、奏を赤い異形が、翼を灰銀の異形が、庇うように、飛び掛かるノイズを切り払う。そのまま、残りのノイズの集団に対し、強力な一撃をたたき込む。

 

 

『『フィニッシュタイム!!』』 『ジオウ・スレスレシューティング』『ゲイツ・ギワギワシュート』

 

 

 二人は、武器を変形させ、自身のウォッチをスロットに装填した一撃をもって、ノイズの集団を一撃で塵に還す。

 

 

「大丈夫。怪我はない?」

 

 

「フッ。世話の焼ける」

 

 

 ソウマは振り向いて、翼の顔と向き合って声をかける。赤い異形は、逆に、正面を見据えたまま声をかける。

 

 

 赤い異形は、ソウマに提案する。その声は、不本意であることを滲み出すものであった。

 

 

「ジオウ、前言撤回だ。奴がノイズを自由自在に発生させられるとしたら、民間人への被害は馬鹿にならないからな」

 

 

「ありがとう協力してくれて」

 

 

 ソウマが了承と感謝の意思を示した事に、赤い異形は、嫌悪の感情を滲ませる。

 

 

「勘違いするな。俺は、おまえが王を目指す以上、おまえは俺の仇だ!」

 

 

「うん、わかってるよ。俺としても、被害が広がるのを見逃せないからね」

 

 

 二人は、武器を近接状態に変え、構える。すると、ソウマが赤い異形に話しかける。

 

 

「ところで、君の名前は。名前も知らなかったら連携も協力もないしね」

 

 

「フンッ…………アスカだ……」

 

 

「よろしく、アスカ。じゃあいこうか」

 

 

 二人は白い少女に攻撃を仕掛ける。飛んでくる鞭をギリギリで躱しながら、アスカは手斧をブーメランのように投げつける。白い少女は、手に持った聖遺物でノイズを召喚し縦とするが、手斧は、勢いを失うことなく、ノイズを破壊する。

 

 

 その隙に、少女は後ろに跳んで、攻撃を躱す。その隙に、ソウマが武器を銃に切り変え、追撃する。そのまま、ソウマとアスカは勢いに任せて殴り、少女を後ろに吹き飛ばす。

 

 

 衝撃で舞った砂煙が晴れると負ったダメージから、苦悶の表情の少女がいた。しかし、傷口が纏っているものに浸食されるように、ダメージを回復していく。その姿に、一層警戒心を強めるが、少女はダメージの感覚が抜けきっていないのか、息を整える隙をつくるため、ノイズを召喚する。

 

 

 ノイズが、視界を覆うほどに展開され、少女と二人を分ける壁となる。二人は武器を構え、切り込もうとしたその瞬間。二人の歌姫が空を舞う。

 

 

『千ノ落涙』『STARDUST∞FOTON』 

 

 

 ノイズたちに、数多の刀と槍が空中より降り注ぐ。その攻撃は、ノイズを一掃する。二人の横に立つように翼と奏が、横に降り立つ。

 

 

「なに、自分たちが主役みたいに振る舞ってんだよ。私たちがいることも忘れんじゃねぇ!」

 

 

「どなたか存じ上げませんが、先程は助けて頂き、ありがとうございます。ですが、私たちは弱き人たちを守る防人。守られているだけじゃありません」

 

 

 二人の歌姫と二人の異形が並び立つ。白い少女は不利を確信したのか、聖遺物で、召喚できるだけのノイズを召喚し、四人を包囲し、満身創痍で倒れている響の元に近づこうとする。

 

 

「おまえら、人気者の相手が目的でも、そこの特撮もどきの二人組の相手でもなく、この融合症例のこいつの確保なんだよ。だから、こいつを連れて、退散とさせて貰うぜ」

 

 

「ふざけるな! 響を連れていかせるか!」

 

 

 ソウマは、隙間から、見える少女に対し、最大出力の銃撃を放つ。その意図を理解したアスカは、攻撃を周辺のノイズに行い、射線を開く。

 

 

 迫りくる桃色の光弾に対し、少女はとっさに迎撃を行う。とっさの迎撃のためバランスを崩してしまう。しかし、今までの経験からか、はたまた天性の才か奇跡的に攻撃を正面から迎撃することできた。

 

 

『フィニッシュタイム!!』 『ジオウ・スレスレシューティング』 『NIRVANA GEDON』

 

 

 二つの光弾が衝突し、視界が白く染まった。




 
 オリキャラの名前の法則
 オリキャラの名前の法則は人間といえるキャラは、各キャラの名前の言葉遊びと神と通じ合う。もしくは繋がるなにかという2点で行っていたりします。
 アスカ君の名前の漢字表記は飛烏と表記して、鳥ではなく烏となっています。理由としては、イメージ基のヴィシュヌは炎を象徴し不死鳥のようなものを飼っています。そこから、神鳥であり、太陽神の使いという面と導く神であるヤタガラスからとっているためです。また、ゲイツの由来でありそうな、門という意味から、常世と現世を分ける鳥居も含んでいます。
 ソウマ君は、ソーマという神の飲み物と魔に相対するという意味、言葉遊びで、間にあうと魔に逢うというネーミングであったりします。また、榊は、神道の儀式で使用される植物であり、常葉樹林の別名である常盤樹から、常盤ソウゴの影というネーミングを込めてます。
 イデアのような、人外は名は体を表すを地でいく名前となっているため、言葉遊びがほとんどないものになっています。
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