俺ガ・アート・トリガー(新番)   作:小説大工の源三

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カバーの裏表紙的な場所


モフモフヘアー竜翔くん

髪はモフモフ心はふわふわしている高校生。
実力はかなりのもので太刀川さんよりも総合力が強い。
料理は絶品、家事もできる完璧少年に見えるが、所々抜けているので注意が必要。
甘いものとガラナが大好きなので生クリームとかガラナを隊室に常備している。
ちなみに弟の話題は地雷なので注意。
実は嵐山さんが一度知らずに踏み抜いたことがある。


一話 ボーダーでの日常

竜翔side

 

 僕達殊原隊は夜間の防衛任務にてほとんどトリオン兵が来ないので退屈していた。

今は建物の屋上に座りUNOをやっている。

 

「ふわぁ~」

 

「どうしたの八幡、大きいあくびして」

 

「さっき出水と米屋に捕まってランク戦させられたんだよおかげさまで昼寝出来なくてな」

 

「また、やってるのかあの戦闘狂達は」

 

『というか何で任務中にUNOやってるの?』

 

 ストレアがポテチを食べながら質問をする。

 

「今日はほとんどトリオン兵が出て来ないからね~」

 

「出てきたとしてもバイパーで仕留めればいいからな」

 

「それよりストレアこそポテチ食いながらオペレートしてるだろ……」

 

『いいじゃん~』

 

「まぁいいが」

 

 その後、出てきたモールモッドも10体しか現れず防衛任務が終わった。

 

 呆気ない……

 

 本部に戻ったら何をしようか迷っているとスマホから着信音が流れる。画面を見ると『加古望殺人炒飯被害者の会』からだった。誰が被害に遭ったのか確認すると太刀川さん、堤さん、駿だった。僕は心の中で合掌をする。

 

「蒼眞」

 

「なんだ?」

 

「出番。太刀川さん、堤さん、駿の三人が被害に遭った」

 

「定期的に来るよなそれ(炒飯)の被害……」

 

 僕と蒼眞は殺人炒飯の被害者が被害に遭った時、炒飯合作炒飯を作る。なんでもそれがないと二度と普通の炒飯ですら気絶してしまうんだとか、一度殺人炒飯を食べさせられかけた時『一緒に食べる(食う)のはかまわない。だけど二度と炒飯は作らない(ん)』と言ったら、連れて行かれることがなくなった。

 

 そんなに死活問題なの……?

 

 隣を見ると八幡が青い顔をしている。

 

「なあ加古さんから『炒飯作ったから食べて♥』って連絡きたんだが……」

 

 どうやらお誘いのようだ。

 

 ちなみにに僕や蒼眞、木綿季達は当たりしか食べたことがない。

 

「今日は陽乃さんにご飯作ってもらってるんだろ?そっち優先にして、セクハラ魔迅に食わしとけ」

 

 確か今日は迅さん本部にいるから逃げられないな。視なければだけど、すぐには逃げられないし捕まるか……

 

「おう、そうする……」

 

 八幡は早速連絡を入れる。

 

 

 

─────────────────────────

 

 殊原隊の隊室には先ほどの被害者の人が机に突っ伏している(八幡に運ぶのを手伝ってもらったが)。さっきから『う"~』などの唸り声が聞こえる死にかけてるのか……まぁ迅さんには作らぬ。木綿季にセクハラかましたのは未来永劫許すことはない。

 炒飯が完成したので太刀川さん達の前に用意する。

 

「出来たのか……」

 

「神が食べる炒飯だ……」

 

「これで明日も生きていける……」

 

 三人は勢い良く書き込む。喉に詰まらないのかな?

 そのままない勢いでものの数分で食べ終えてしまった。

 

「ふぅ……死ぬかと思った……」

 

「今回は何炒飯だったんですか?」

 

「鮭ハチミツわさび炒飯」

 

「想像しただけで吐きそうなんだが……」

 

「というかなんでハチミツとわさびを入れるの……」

 

「実際にオレ達吐きそうになったし……」

 

 もう三人の目が死んでるよ……

 

「とにかくありがとな殊原に寺井、今度何か奢る」

 

「ありがとうございます」

 

 そう言って太刀川さんは隊室からいそいそと出ていく。

 

 またレポートサボったのかあの人……

 

 堤さんも太刀川さんと同時に帰ったので、ここにいるのは僕と蒼魔と駿だけだ。駿にはパンケーキをあげている。

 

「それにしても先輩方の炒飯って何でこんなに美味しいんだろう」

 

「みんながそう思うからだと思うけどね」

 

「オレと竜翔は普通に作ってるだけだからな」

 

後は気持ちの問題かな師匠も気持ちがあれば料理はどうとでもなるって言うし。まぁあの人ほとんど料理しないし、したとしても凝ったもの作れないから説得力を欠けるけど。ストレアがいなかったら相当ヤバい部屋になってそう。

 

「竜翔先輩、蒼眞先輩ご馳走様!また来まーす!」

 

「夜も遅いから送るか?」

 

「大丈夫ー!」

 

 そのまま駿は走って帰った。洗い物は終わらせたし、この後どうしようか……

 

「オレはもう帰るがお前はどうする?」

 

「やることないし僕も帰るよ」

 

「わかった、電気消しとけよ」

 

「うん」

 

 

 

─────────────────────────

 

次の日

 ボーダーのソファの上に死にかけのお尻星迅がいた。

そのまま放置しようか誰か呼ぶか悩んだ末に、戦闘狂の太刀川さん(ダンガー)を呼ぶことにした。

 

「おーい、迅が寝てるって本当か?」

 

「そこに気絶するように寝てます」

 

「どうしてこんなとこで?」

 

「さぁ?」

 

「まぁいいか、とりあえずランク戦してくる」

 

「了解です」

 

 迅さんを担いでそのままどっかに行ってしまった。

 すると後ろに気配を感じたので振り向くと、何かが飛びかかって来た。

 

「とーう!」

 

「うわぁ!」

 

「おはよう竜翔」

 

「おはよう木綿季」

 

 彼女は紺野木綿季、A級6位紺野隊の隊長。ポジションは攻撃手(アタッカー)だ。僕の恋人でもある。

 

「今日って確かB級ランク戦の解説あったよね」

 

「そうだね。木綿季も見に来るの?」

 

「うーん。見たいけど今日、は防衛任務があるから無理かな」

 

「そっか、頑張ってね」

 

 僕はそう言いながら頭を撫でる。

 

「フニャ~///うん!」

 

 しばらく木綿季と談笑をし任務の時間になり彼女と最後にキスをして別れる。

 確か今日のランク戦は最近出来た初参加の葉山隊と那須隊と諏訪隊だな……

 

 何でも葉山隊は仲良しグループで出来ているとかなんとか。仲良しなら連携も取れるのだろう。実力はいかほどのものかな。

 そして解説席には既に八幡と歌歩が座っていた。

 

「ヤッホ」

 

「よう、そろそろ観戦者も来るから座っとけ」

 

「そうする」

 

 僕は八幡の隣に座る。

 そしてしばらくするとぞろぞろと観戦者が入って来る。

 

「間もなくB級ランク戦昼の部が始まります。解説席にはA級0位殊原隊の万能手殊原隊長、射撃手比企谷隊員にお越しいただいました」

 

「よろしく~」

 

「よろしく」

 

「さて今回初参加葉山隊が選んだステージは市街地A。基本的に何の変哲のないステージですが、これはどんな理由なのでしょうか」

 

「葉山隊は初めてのランク戦だからね。下手に癖のあるステージよりは特徴も少ないステージでやる方がまともにやりあえるからじゃないかな」

 

「そうだな、後は気候だがこちらも晴れもしくは曇りだろうな。」

 

「なるほど……今回はどの部隊が勝利するのか、今全部隊転送完了!試合開始!」

 

─────────────────────────

 

 B級ランク戦が開始される。

 それぞれの転送位置は、諏訪隊はバラバラに転送されたみたいだ、諏訪さんと日佐人が遠くに転送されたのでクマを抑えに向かい堤さんが諏訪さんの所へ向かう。一方の那須隊は茜ちゃんが高台へ移動する間に玲が葉山隊の戸部の所へクマが玲のサポートへ向かう。そして葉山隊はやはり合流を優先し全員が同じ場所へ向かっている。

 

 これだとアイビスのいい的だな……今回は茜ちゃんだけがスナイパーだから彼女の動きで戦局が変わる。

 

 そして戸部とクマが衝突、交戦する。互いの弧月で切り合っているものの実力の差で戸部が押される。戸部の弧月が切り上げられ無防備になった瞬間クマの弧月が首を切り落とそうとした途端、戸部の胸部からブレードが飛び出しクマの肩を掠める。

 トリオン供給器官が貫かれ戸部がベイルアウトする。これにより諏訪隊にポイントが1入る。そのまま日佐人とクマの戦闘が始まる。

 すると空から射撃トリガーが二人の間、というより日佐人に降り注ぐ。

 玲のバイパーだ。日佐人は距離を取ろうとするもクマの旋空で左腕を切り落とされる。そのままもう一度旋空を放ち日佐人の体を縦に両断する。日佐人もベイルアウト、那須隊に1ポイント入る。

 葉山隊は残りのメンバーと合流し、玲と交戦しているがバイパーの嵐に攻めあぐねている。

 すると合流した諏訪さんと堤さんが後ろからショットガンで後ろでシールドを貼りながら射撃トリガーを撃っていた由比ヶ浜と三浦を射撃。ベイルアウトこそしなかったものの大きく機動力を削がれる。

 そして同様しシールドとアステロイドが消えた瞬間、玲のフルアタックバイパーで葉山がベイルアウト。その間に女子二人もシールドを張ったものの諏訪さんの射撃でベイルアウト。

 これにより葉山隊は敗北する。

 諏訪隊が3ポイント、那須隊が2ポイントとなる。堤さんと諏訪さんの一斉射撃をクマの両防御と玲のシールドで防いつつバイパーやで地道に反撃する。

 諏訪さんが攻撃しようとした途端、遠く離れた場所から閃光が走る。その閃光は諏訪さんの右手、堤さんの左足を破壊する。

 茜の狙撃だ。速射からしてライトニングだろう。

 そして体制が崩れた所を那須のフルアタックバイパーが襲いかかる。そして煙の中から閃光が一つ空高く上がる。そして真っ直ぐにもう一つの閃光が放たれ、それはクマのトリオン供給器官が破壊されたようだ。

 諏訪さんがイタチの最後っ屁で道連れにしたようだ。

 そして再び煙の中から閃光が出てくる。堤さんがベイルアウトしたようだ。

 これにより諏訪隊も全滅し6ー3ー0で那須隊の勝利でランク戦が終わる。

 

─────────────────────────

 

「試合終了!スコアは6ー3ー0で那須隊の勝利です!これにより那須隊は7位に上昇諏訪隊は11位にダウンし葉山隊は変動なしとなりました」

 

 それぞれの隊の順位が表示される。

 

「試合終了しましたので総評をお願いします」

 

「了解。今回は日浦隊員の最後の狙撃が決め手になりましたね。試合中一度も狙撃せず、タイミングを図ったことが那須隊の勝利に大きく影響しました」

 

「だな。諏訪さんも狙撃に警戒して最後上の方にシールドを貼って防ごうとしようとしたけど読みが外れてしまいやられたな。笹森が戸部を奇襲してついで熊谷を攻撃しようとしたのは驚いたな。あれは俺もヒヤッとする」

 

「確かにね~ナイスアイデアだ」

 

「それと葉山隊なんだが、初戦で那須とやり合えたのはすごいなバイパー対策はしっかりされていて良かったが諏訪隊の襲撃に対応出来ていなかったのは反省点だな」

 

「それに合流を優先したのはバイパー対策なんだろうね。後はなんだろうあまり他の隊のポジションにケチつけるつもりはないけど、射撃手の二人、合ってないんじゃないかな?なんというか攻撃手の方が合ってる気がする」

 

「竜翔もか、特に三浦は攻撃手に向いてる気がするな」

 

「なるほど……今回は慣れないポジションだった為にそう言った結果になったと言う事でしょうか」

 

「そうだね。まぁだからと言ってその経験が死ぬ訳ではないから、彼女達にはこれからも頑張ってもらいたいね」

 

「ああ、そのまま万能手になれれば戦力アップにもなるしな」

 

「お二人共解説ありがとうございます。それではランク戦昼の部を終了します」

 

 

 

 

 

 




紺野木綿季

ポジション 攻撃手

誕生日 5月23日 うさぎ座

トリガー
メイン
弧月 旋空 シールド 特殊旋空

サブ
シールド バックワーム スパイダー グラスホッパー

SE
心眼
トリオンの動きが肉眼で見える。カメレオンも見えるが酷使するとしばらく目が見えなくなる。


トリオン 9
攻撃 10
防御・援護 7
機動 11
技術 8
指揮 7
射程 5
特殊戦術 6
合計 56

第一次大規模侵攻で竜翔に助けられた少女
ボーダーが表に出て隊員が募集されるとすぐに応募や両親を説得することに成功。そして入隊して竜翔に弟子入りをお願いし、弟子入りする。
基本戦術は攻めるタイプ。未完成だが彼女自身のオリジナルトリガーを作る。竜翔とは恋仲であり、かなり甘えることが多い。
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