姉妹喧嘩   作:shushusf

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嵐を呼ぶ小町

みなさんやっはろーです。

どうもどうも。今回は世界の妹、比企谷小町がお送りしますね……

 

 

あーいや、今回はですね……なんというか……どうしたらいいかっていうのか……めんどくさすぎて小町的にポイント低すぎるっていうのか……

 

 

とりあえず、今の小町の気持ちは目の前の惨状を見てもらえれば分かると思います。

 

 

 

 

「……ぃや……比企谷君に引かれた……絶対引かれた……ごめんなさい……愛が重すぎて本当にごめんなさい……」

 

「ああぁぁぁ……比企谷君に嫌われた……こんな変態お姉さん絶対引かれるよ嫌われた嫌われた比企谷クン……」

 

 

 

 

とまあ、とある姉妹がこんなことになっているからです。

 

いろは先輩がこの姉妹に潰されてから少し時間はたち、土曜日になりました。その時だけは元気だった二人も、迅速に目的を達成した後はまた我に帰ったみたいで、お互いの黒歴史に再び悩み続けました。

 

……またさらに悪いことにですね……あまりのいろは先輩に対する襲撃を見ていたお兄ちゃんが、結構本気でこの姉妹のことを怖がっちゃってですね……またそれにショックを受けたお二人は思考のドツボにハマっているというわけなんです。

 

 

このお二人の扱いに困り果てた雪ノ下家は、どうにかしてこの姉妹を復活させられないかと頭を絞りました。

ですが、結衣先輩には連絡がつかず。いろは先輩はあの一件以来使い物にならない。お兄ちゃんは言うに及ばず……というわけで、小町がこのお二人のお世話係に任命されてしまった訳です……ハァァ

 

 

まあ、その間小町は雪ノ下家への出入りは自由。かなりの額のバイト代まで出してはくれたのですが、、、、、本当のこと言いますね?

 

 

 

 

 

 

「小町さん……私はどうしたらいいのかしら……重いと思われてない? 嫌われ、軽蔑されたりしたら私どうしたらっ!!!!!!!! 」

 

「こまちちゃぁん……こんなド変態でも比企谷君は私とまた話してくれるかなぁ……うぅぅ……っグス」

 

 

 

 

 

 

 

ああもう

 

これめんどくさい。

 

 

 

 

 

* * *

 

 

 

「落ち着きました? 二人とも」

 

 

なんかあの後シンクロ泣きしたこのダメ姉妹は、涙を引っ込めるまでそれなりに時間がかかった。もうマジめんどくさい。

 

 

 

「うん」

 

「うん」

 

 

 

「いやうんって」

 

 

 

ちょっと可愛いって思っちゃったよ小町。二人してこの姉妹はポンコツというかアホというか。

 

 

 

「ハァァ……まあいいですけど、これからお二人はどうするんですか? まあ、今兄はお二人のこと正直めっちゃくちゃ怖がっています」

 

 

 

本当にこの姉妹のしたいろは先輩へのお仕置きはヤバかった。小町でさえいろは先輩に同情したし、思わずお見舞いまで行って写真の情報料であるケーキ1ホールですら断ったレベル。しかも逆に小町がいろは先輩にケーキ買っていった。

まさかの小町の気遣いに本気の涙をポロポロ流していたいろは先輩の姿は未だ脳裏に焼き付いているし、なんならちょっと可愛いって思ってしまった。一度もお米って言われなかったし、あんなにしおらしげないろは先輩は初めて見た。

 

 

 

 

「……やっぱり誠心誠意、謝るしかないわね」

 

「そうだね。雪乃ちゃん、一緒になんて言うか考えよう? 」

 

「ええ、二人一緒に謝りましょうか」

 

 

 

 

相当弱っている雪ノ下姉妹。

じゃないとこの人たちはこんなこと言わないだろうし。

 

でも、ちょっと小町は感動した。

 

お兄ちゃん……お兄ちゃんが知らないうちに、あなたはとある美人姉妹の仲直りの重要なピースになっているようですよ。ああ、こんな日が来るだなんて小町感慨深いなあ……

あのお兄ちゃんがこんなに凄い…………凄い…………まあ、とにかく色々凄いこんな姉妹に影響を与えられるだなんて、人生何が起きるか分からないものですよ。

 

 

ええっと……うんっ! よかったね!! お兄ちゃん!!

 

 

 

 

 

 

「小町がお兄ちゃんを呼び出しますから、ちゃんと二人とも、お兄ちゃんに怖がらせちゃってごめんなさいを言えますか? 」

 

 

 

 

小町の出来る限り優しげに言った声に、二人は目を潤ませて小町を見た。その目は、小さな少女二人が幼げにおねだりするようでとても真っ直ぐだ。

そんな二人は膝を地面についたまま、両の手を小町の手に絡めてくる。その姿のまま、二人はシンクロして言った。

 

 

 

 

「お願いします……」

 

 

 

 

 

可愛い。めっちゃ面倒だけど、めっちゃ可愛い。

 

 

 

 

 

 

……だけど、同時に小町は心が痛いのだ。

こんなに、こんなに真っ直ぐな意思を見せてくれる二人に、いくらイタイ人とド変態と言えども、これから二人を襲う試練を考えたら小町の心は痛む。

 

 

……けれど、小町も逆らえないのだ。”あの方”には……

 

 

 

 

 

「雪乃さん、陽乃さん。では、小町は連絡をするために席を外します……そこで良いと言うまで、おとなしく待っていてください」

 

 

 

 

 

嬉しそうに二人は小町にコクリと頷く。

それを見てから、小町は雪ノ下家から出た。雪ノ下家を出てからすぐに小町は”あの方”に電話をかける。”あの方”はきっとすぐに電話に出るだろう。

 

 

 

 

そう。その電話の相手こそ、雪乃さんと陽乃さんにこれから試練を与える存在

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もしもし……計画は順調に第二フェイズに突入しました。……結衣さん」

 

 

 

 

 

 

「うふふ、小町ちゃん、ご苦労様」

 

 

 

 

 

電話を切った後、小町は遠くの空を思わず見上げてしまった。

 

 

 

……嵐が、来る。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

スキルまとめ

 

雪ノ下雪乃

 

・乙女ポエム

 

 

雪ノ下陽乃

 

・ド変態

・ぷよぷよ

 

 

由比ヶ浜結衣

 

・⁇

 

一色いろは

 

・⁇

 

比企谷小町

 

・⁇

 

川崎沙希

 

・⁇

 

比企谷八幡

 

・⁇

 

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