超次元ゲイムネプテューヌTHE AMINATION ~別次元からやって来た2人の女神~   作:玄武の使者

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第7話 初めてのクエスト

「初めてのクエスト」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――プラネタワー 居住スペース―――

 

 

 

「イストワールさん、効率よくお金を稼ぐ方法はありませんか?」

 

 

【ゲイムギョウ界】の4国が友好条約を結んだあの日より、2日後。

昼食が終わった後、2人っきりになった教祖イストワールに向かってクーデリアはそんな質問をぶつけた。

 

 

「い、いきなりどうしたんですか?」

 

 

「実は・・・・・・」

 

 

クーデリアはお金が必要になった理由を話した。

 

素材の問題は解決していないが、そもそもクーデリアたちは【ゲイムギョウ界】で通用するお金を持っていない。

当然ながら艦を改修するにはどれくらい必要になるか分からないのが、それなりの資金が必要になるのは明白。

なので、クーデリアはこの世界で手っ取り早く資金を集める方法を欲しているのだ。

 

 

「そうでしたか・・・。でしたら、ちょうどいいお仕事がありますよ。」

 

 

「?」

 

 

「ゲイムギョウ界では国中の依頼をクエストとして提供する組織、ギルドが存在します。

 このクエストを無事に達成することができれば、報酬金と報酬品が貰えるシステムになっています。」

 

 

「へぇ~・・・こっちのゲイムギョウ界にはそんな組織があるんですね。」

 

 

【極次元ゲイムギョウ界】にも同じようなシステムは存在したが、クエストは教会が管理していた。

それに、クエストを達成しても貰えるのは僅かな食料だったのでお世辞にも小遣い稼ぎに使えるとは言えない。

一応、大金を貰えるようなクエストも存在したが、難易度・危険度の高さ故に女神ぐらいしか受けれないモノばかり。

 

 

「はい。それに、クエストをこなせばシェアを集めることもできます。

 それなのに・・・・・・ネプテューヌさんと来たら、毎日毎日ぐーたら過ごして」

 

 

「お疲れ様です。」

 

 

クーデリアは教祖イストワールに同情する。

 

教祖イストワールが言ってた通り、クエストを真面目にこなせば少しずつであるが、シェアは上がる。

だが、【プラネテューヌ】は肝心の女神が怠け者なのでシェアが集まらないのだ。

シェアが下がると一番影響を受けるのは女神であるネプテューヌなのだが、本人は大した危機感を抱いていないようだ。

そのせいで教祖イストワールが胃を痛めているのは言うまでもない。

 

 

「っと、話が逸れましたね。実はネプギアさんにあるクエストをお願いするつもりだったんです。

 クーデリアさんもよろしければ、そのクエストに同行してもらえませんか?」

 

 

「うーん・・・そのクエストの内容によりますね。」

 

 

「内容は未調査の遺跡の調査です。調査がメインなので討伐依頼よりは簡単な筈です。」

 

 

「そうですか・・・・・分かりました。そのクエスト、引き受けます。」

 

 

「ありがとうございます。正直に言うと、ネプギアさん1人で行かせるのは少し不安だったんです。」

 

 

教祖イストワールの言葉にクーデリアは首を傾げる。

 

 

「ネプテューヌは?」

 

 

「ネプテューヌさんは別の仕事を頼む予定なんです。素直にやって来るとは思いませんが。」

 

 

「本当に大変ですね、イストワール。」

 

 

「はい。ネプギアさんが真面目で助かりました。」

 

 

「じゃあ、アタシは準備してくるのでプラネタワーの入り口で待ってるように言っておいてください。」

 

 

「分かりました。」

 

 

教祖イストワールからクエストを引き受けたクーデリアは準備のために自分の部屋へと戻って行った。

 

 

 

◆    ◆    ◆    ◆    ◆    ◆

 

 

 

【プラネテューヌ】を発つこと、数時間。

ネプギアとクーデリアはクエストの目的地である遺跡――【ジェネシス遺跡】に到着した。

広大に広がる森の中にひっそりと佇むその遺跡はかなり古くから建っているのか、壁には罅が入っており、その罅からは植物の蔦が顔を覗かせている。

この遺跡が発見されたのはつい最近のことで、なおかつ友好条約の調印式が近づいていたので放置されていたのだ。

 

 

「最近見つかったって聞いたけど、こんな場所じゃあそうそう見つからないね。」

 

 

「そうですね。まさか、こんな森の奥にあるなんて・・・・・」

 

 

「まあ、いいや。早く終わらせて帰ろう。」

 

 

そう言って、クーデリアは愛用の武器をコールする。

刃渡り70㎝ほどの実体剣とレーザーブレイドを融合させたその双剣の銘は〈神剣サリエル〉。

【プラネタリア】の狂科学者集団がクーデリアのためだけに仕立て上げた一対しか存在しない名刀である。

 

 

「準備は良い?」

 

 

「はい!!」

 

 

ネプギアもビームソードを構えて、準備万端のようだ。

万が一の場合には女神化という切り札があるクーデリアが先頭になって【ジェネシス遺跡】に突入する。

 

 

「これは・・・・・・・」

 

 

遺跡に突入したクーデリアは驚きを隠せなかった。

外から見た外観はボロボロの頼りない遺跡だったが、内部は鋼鉄の壁に囲まれており、古い遺跡には見えない。

しかも、白い照明が未だに生きており、はっきりと周囲を見渡すことができる。

 

 

「不思議ですね。外から見ると、ボロボロだったのに・・・・・」

 

 

「うん。しかも、何処から電力が供給されてる。」

 

 

「でも、何のために?」

 

 

「そこまでは分からないよ。調査してみないことには、ね。」

 

 

そう言って、クーデリアとネプギアはどんどん奥へ進んでいく。

真っ直ぐ伸びるがどこまでも続いて行くが、その先は鉛色の障壁によって閉ざされていた。

まるで障壁に奥へと行くことを禁じるかのように・・・・・・

 

 

「ネプギア。この障壁、何とかできる?」

 

 

「ちょっと難しいです。私のビームソードもそこまで威力が高くないですし・・・・・・・」

 

 

「そっか・・・・・・」

 

 

「どうします? 無理して壊しても何かあるとは限りませんけど」

 

 

「そうだけどね、やっぱり気になるじゃん。」

 

 

クーデリアは子供っぽく呟きながら、〈神剣サリエル〉に構える。

 

 

「パスワード:■ ■ ■ ■。コード:エクステンション。」

 

 

音声入力でとあるコードを入力すると、一対の双剣の刀身が変形する。

すると、片側だけに展開されていたレーザーブレイドが両側に展開されるようになる。

それだけでは納まらず、レーザーの出力が極限まで高められる。

 

 

「せりゃあぁぁ!!」

 

 

変形した〈神剣サリエル〉で道を塞ぐ障壁を切り裂くクーデリア。

堅く、分厚そうな鉛色の障壁には大きな穴が開いて、奥に進めるようになる。

 

 

「あんな壁が一瞬で・・・・・・」

 

 

「アタシの国の技術力は伊達じゃないよ。でも、あんまり使いたくないんだよね。」

 

 

「どうしてですか?」

 

 

「高出力モードを使うと、メンテナンスしないと使えなくなるの。」

 

 

障壁を切り裂いた〈神剣サリエル〉を見ると、所々に青白い火花が飛び散っている。

高出力モードは金属も切り裂くほどの切断力を誇るが、長時間使用できない上に一度使うとメンテナンスが不可欠になる欠点がある。

【プラネタリア】の狂科学者集団もその問題を解消することはできなかったのだ。

 

 

「えぇ!! じゃあ、モンスターに襲われたどうするんですか!?」

 

 

「それくらい大丈夫。戦う手段は剣だけじゃないよ!!」

 

 

壊れた〈神剣サリエル〉をクローズすると、クーデリアは久しく使っていなかった武装を展開する。

背中に青白い光の翼が展開され、頭上には翼と同じように光り輝く天使のような輪が顕現する。

 

 

魔法武装〈ダヴィデの星(Star Of David)

それはクーデリアの実家、リヒトシュナイデン家が長い年月を掛けて編み出した独自の魔法だ。

背中に展開される光の翼と頭上の輪は魔力で構成されており、常に周囲の魔力の源――魔力素を吸収するよう機能を持つ。

吸収した魔力素を攻撃や防御に転用して戦うのがこの魔法武装の真髄である。

 

 

「さあ、行くよ。」

 

 

「は、はい!!」

 

 

2人は【ジェネシス遺跡】のさらに奥を目指して進み出した。

 

 

 

 




いつも思うけど、ネプテューヌで武器を呼び出すのはどういう原理なのだろうか?



―――おまけ―――


アメジストハート

身長…168㎝

武器…双剣


極次元ゲイムギョウ界の女神の1人でプラネタリアを守護していた女神。
クーデリアが女神化した姿であり、現地では“紫水晶の女神”や“幻影の女神”と呼ばれていた。4女神の中で一番経験が浅い。
背中に純白の3対6枚の翼が生えており、髪はヴァイオレットのサイドポニー。
プロセッサアーマーは背中が大きく開いた白と紫の衣服。


イメージモデルは「そらのおとしもの」のアストレア(VerⅢ)
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