ノクチルと俺   作:(TADA)

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この作品は「あ~、ノクチルの幼馴染オリ主の話書きてぇ」と思った作者の妄想を叩きつけた作品です。

以下注意事項

ジャングルジムの思い出改変・キャラ崩壊・キャラの口調間違い・主人公はイケメン変態・汚染されるノクチルメンバー・『ラスボスやは~』

上記が大丈夫な方はスクロールをどうぞ


バカがアイドルになった日

 「ついに手に入れた……」

俺の目の前には一冊の聖典(エロ本)。数多くの犠牲(お金)と引き換えに手に入れた極上の一品。

俺はこれを見るうえで風呂に入って丹念に身を清め、今もエロ本の前に正座している。

幼馴染の樋口円香に見られたらゴミの目で見られるのは間違いないが、仕方ない。男子高校生という若いリビドーにエロスは必要不可欠なのだ。

 「いざ……!!」

俺の息子も早くみせろといきりたっているので、一度両手で拝んでから俺は聖典に手をつける。

そしてその瞬間にスマホからメッセージが届いた音がなる。

俺は内心で憤慨するが、送信相手が幼馴染の市川雛菜だった場合五分以内に既読をつけないと『俺の黒歴史をネットに拡散する』という鬼ルールが適用されるため、俺は内心で雛菜を強く呪いながらスマホを手に取りメッセージを確認する。

そしてメッセージには簡潔に一言。

 『財布ないわ』

 「またかあのバカ……!!」

メッセージの相手は一番付き合いの長い幼馴染である浅倉透からであった。

このバカ。他人からは『ミステリアスでかっこいい!』などと言われるが、中身を知っている俺からしたら笑止千万。こいつは基本的に何も考えていないし、ノリで生きている部分が多分にある。

そして頻繁にものを忘れる。財布、携帯当たり前、ひどい時には学校のバッグの中が空だった時もある。そしてこいつの何がすごいってそういうバカ行動も透がやると周囲の反応が『すごい! かっこいい!!』ってなることだ。

これには介護役の俺と樋口は苦い顔。

とりあえず返信で俺が『そうか、前科がつくな』と返信すると今度はいるであろうお店の住所が張られたメッセージが送られてきた。

なんていうか、今日はあれだ。ついに待望の聖典を手に入れたのでバカの世話はしたくない。そんなわけでもう一人の介護役にメッセージを飛ばす。

 『バカがまた財布を忘れたらしい』

雛菜の鬼ルールは当然のように樋口にも適用されるため、俺のメッセージも即座に既読がつく。そして返信が来た。

 『じゃあよろしく』

 「ちょ、待てよ」

思わずキムタクになってしまったが仕方ない。押し付けようとしたら先手を打たれたのだ。俺は慌てずゆっくりとメッセージをうつ

 『まぁ、待て。俺は昨日、透の世話をしたばかりだ。今日は樋口の番だろう』

 『私もうお風呂入ったんだけど』

 『俺も入った。そして今日はこれから予定があるんだ』

完璧……!! 面倒見が悪そうに見えて実は面倒見の良い樋口だったら予定が入っている俺に無理に行かせず、自分が行くことにするだろう。

見える……!! 見えるぞ……!! ため息を吐きながら外に出る準備をする樋口の姿が……!!

そして再び俺のスマホにメッセージが来る。

 『塩見、正座しながらエロ本を見るのって用事とは言わない』

 「……え?」

何故バレている!?

驚愕している俺に再び樋口からメッセージ。

 『窓』

そのメッセージに俺が窓を見ると、道路を挟んだ斜め向かいの家の窓から樋口がゴミを見るような目でこちらを見ていた。

俺はとりあえずメッセージを送る。

 『え、エロ本じゃないよ!! 保健体育の参考書だよ!!』

 『どっちでもいいから浅倉のことよろしくミスター万年発情期』

それだけ送ってくると樋口は雨戸を閉めてこちらとの視界をシャットアウト。

 「いや、だが待て……これでいつも俺や樋口が面倒を見てしまうから透はいつまでたっても透なのでは……? つまり今回は無視することで透の成長を促すということだ……!!」

そうと決まれば透は無視である。後で透スキーな雛菜が面倒な気がするが、何か甘いものでも奢れば大丈夫だ。

そんなわけで俺は再び聖典の前で正座する。

そしてすぐにスマホからメッセージが届いた着信がなる。

雛菜ルールが適用されると社会的に俺が死ぬので即座に確認。差出人はやっぱり透。

 『早くきてくれないと小糸が罪悪感で大変なことになってる』

 「小糸がいることを先に言えバカ……!!」

俺は速攻で着替えると財布とスマホを持って部屋を飛び出すのであった。

 

 

 

ファミレスにいたバカ(透)と小動物(小糸)を回収し、小糸を家まで送ってから俺と透は二人であるく。

隣を歩く透はどちらかと言えば女性よりな中世的な顔立ちをしている。10人に聞けば10人が美人だと答える顔立ち。

しかし、中身はとても残念な残念美人なのは俺と樋口の意見である。

 「あ」

 「なんだよ」

どこか上機嫌で歩いていた透が何かを思い出したかのように立ち止まる。

 「ねぇ、亮介。あの公園のジャングルジム覚えてる?」

 「はぁ?」

透が指さした先の公園を俺も見る。

こう言ってはなんだが小さなころから透や樋口、小糸に雛菜を連れまわしていた俺だ。小学生低学年の時に「旅に出よう」って言って千葉にある東京夢の国まで子供だけで行って俺だけ親からぶん殴られたこともある。

 「あ~、あそこはあれか? 夜いちゃついていたカップルに向かって爆竹を投げた公園か?」

 「それは隣町の公園」

 「じゃあ、あれか。草むらでいざことに及ぼうとしていたカップルの近くで『あれれぇ!! お兄さんとお姉さんがお外で裸になってる!!』って叫んで逃げていたカップルを爆笑した公園か?」

 「加担していた私が言えたことじゃないけど、亮介って最悪だよね」

 「自覚している」

そして透は美しく微笑んだ。

 「ここはあれだよ。亮介がジャングルジムのお兄さんと流派東方不敗ごっこをしたジャングルジムだよ」

 「あ~、最後までやり切ったと思ったらお兄さんがジャングルジムから落ちて腕折ったところか」

最後の拳をぶつけ合うところまでやったと思ったらお兄さんが態勢崩してジャングルジムから落ちたんだよなぁ、懐かしい。

 「で? どうした急に」

 「うん、今日そのお兄さんに会ってアイドルにスカウトされた」

 「ちょっと待て」

 「で、私もやるって言った」

 「本当にちょっと待て」

俺は不思議そうに首を傾げている透を無視しつつ話を整理する。

 「あ~、まず、お前は俺と東方不敗ごっこをしたお兄さんと再会した」

 「うん、亮介のことは覚えていて私のことはすっかり忘れていたけど」

 「それでそのお兄さんにアイドルにスカウトされた」

 「うん、283プロダクションだって」

 「うん? 283プロ?」

 「知ってる? 亮介の従姉のお姉さんは346プロダクションだった気がするけど」

 「俺はあの人をアイドルだと思ったことはない」

他人を煽ることに全力をかける人格最悪な従姉がアイドルとかこの国は終わっている。

 「いや、友人のモデルが最近283プロにアイドルでスカウトされてた気がする」

 「誰?」

 「いやいやいや、目つき怖い怖い。お前そんな目できたの?」

まるで浮気を追求する嫉妬深い妻のようだ。

 「そういう役割は樋口だろ」

 「それもそうだね」

俺の言葉に納得したのか、すぐにいつもの表情に戻る。

 「白瀬さんだよ。白瀬咲耶さん」

 「……ああ、あの亮介好みど真ん中の胸の大きくて黒髪ポニーテールの人」

 「おかしい、幼馴染に俺の性癖が見抜かれている」

何故わかる? え? ゲームやアニメの好きなキャラを見ればわかるって?

こやつめ、ははは。

 「で、お前はスカウトを受けた、と」

 「うん、それで『亮介の従姉さんも楽しそうにやっているし私もやってみようかな』って感じで」

 「目標にする相手が間違っている」

あの人を目標にするな。人間として終わる。

あ、ある意味で人間失格な透には問題ないか。

 「何か失礼なこと考えてない?」

 「むしろ俺達が失礼なことを考えていないことがあったか問題」

 「それもそうだね」

俺の言葉に納得した頷きを見せる透。自分達のことながら油断するとすぐに共食いを始めるのが俺達幼馴染の関係だ(小糸は除く

 「それに芸能界に入ればモデルをやっている亮介に近づける気がしてね」

 「……そのセリフを素面で言えるお前がすごいよ」

 「黙っていればイケメン、口を開けば三枚目、行動含めたらただの変態って言われる亮介ほどじゃないよ」

 「おかしいよな。俺はただ自分に正直に生きているだけなのに」

 「それがダメなんだと思うよ」

透に突っ込まれるほどダメなのか……

 「でもなぁ」

 「? どうかした?」

再び歩き出しながら俺達は会話を続ける。

 「樋口と雛菜が知ったらあの二人も押しかけアイドルになりそうだなぁ」

 「雛菜はともかく樋口はやらないんじゃない?」

 「それもそうか。アイドル的媚びた笑いなんかできる奴じゃないしな」

 「とりあえず今のセリフ録音したから樋口に送っておくね」

 「おい、バカ、やめろ」

 「あ、もう送った」

 「死んだ」

 

翌日、俺は不機嫌な樋口に蹴りを入れられたのであった。

 

 

さらに驚くことに透だけでなく、樋口、小糸、雛菜も283プロでアイドルになるのであった。

あの四人をアイドルにするという勇者であるプロデューサーに黙祷を捧げた俺であった。




塩見亮介
モデルをやってる主人公(男)。黙っていればイケメン、口を開けば三枚目、行動含めたらただの変態と大評判

浅倉透
(たぶん)メインヒロイン。Pとのジャングルジムのお話は主に亮介くんのせいで改変。アイドルになったのもモデルを始めた亮介くんを追いかけるため

樋口円香
透のお世話役。きっとPに惚れる

福丸小糸
ぴゃ! 守りたい小動物。幼馴染達は小糸を泣かせた奴を自動的に敵認定する。

市川雛菜
やは~。幼馴染ヒエラルキートップ。他の幼馴染の黒歴史を握っているラスボス。場合によってはそれをネットの海に流す。



そんな感じでアイドルマスターシャイニーカラーズ編です。

ヒロインは咲耶と透と夏葉で迷ったんですが、作者は幼馴染属性に弱いので透に決定。でもきっと咲耶も出てきます。

そしてさらっと存在感を出している亮介くんの従姉さん。いったい塩見何子ちゃんなんだ……

ちなみに更新は不定期です。ネタはあるので気が向いたら書くと思います。
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