コッコロ虐待   作:アイスハーメル

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幸せな日々の終わり

ある日のこと、

 

ユウキが一人でクエストに出かけた。

コッコロは最後まで付いていきたがっていたが、ユウキの一人で大丈夫だという言葉に従い家で待機していた。

だが、その晩ユウキは帰ってこなかった。そして次の日も次の日も...。

 

 

 

~一か月後~

 

コッコロ「主様、主様ーーー!!どうか返事をしてくださいまし、主様ーーーー!!」

 

コッコロはこれで何度目になるか分からないが、ユウキを探しにクエスト地まで来ていた。

しかし、やはりユウキの姿は見当たらない。

 

コッコロ「やっぱりあの時私がついていくべきでした。もし...もし主様の身に何かあったら私は...グスン」

 

コッコロ「主様、お願いですから無事でいてくださいまし...コッコロをひとりにしないでくださいまし...あるじさまぁ..」

 

 

 

~ランドソルへの帰り道~

 

コッコロがランドソルへの道のりをトボトボと歩いている最中、ある男女のペアを見かけた。

 

コッコロ「・・・!!あのお姿は!!」

 

コッコロは一瞬自分の目を疑ったが、敬愛する主の姿を自分が間違えるはずがない。

 

コッコロ「主様ーーーー!!!」

 

ユウキ「・・・?」

 

目の前の男性が振り返る。

やはりその人物は敬愛する主その人だった。

 

コッコロ「主様、あるじさまぁ...。無事だったのでございますね!!良かった、本当に良かったです...。コッコロはとても、とても心配していました...グスン。」

 

ユウキ「・・・・」

 

コッコロ「さぁ帰りましょう主様!!私、主様が無事帰ってきたときのためにたくさんごちそうを用意しておりました。今日は主様の無事を祝してパーティを...主様?」

 

その時、コッコロはようやく異変に気付いた。ユウキはコッコロの姿を見ても何の反応も示していない。それどころか訝しげな目でコッコロを見ていた。

ユウキの隣にいた女がコッコロを気味悪い物を見る目で見ながらユウキに尋ねた。

 

女「なぁに、その女..知り合い?」

 

ユウキ「ううん、全然知らない」

 

コッコロ「!!!」

 

コッコロはユウキが何を言ったのか理解できなかった。

 

コッコロ「な、何をおしゃっているのですか、主様?!私です!!主様の忠実な従者、コッコロでございます!!!」

 

コッコロがそう答えてもユウキの反応は変わらない。むしろその目に宿した不審の光はどんどん強くなっていく。

 

女「ねぇ、なんか知んないけど知り合いじゃないんだったらさっさと行きましょう。」

 

ユウキ「うん。」

 

コッコロ「!!」

 

ユウキはその言葉を聞くなり、ユウキの腕にしがみ付いた。

 

女「ちょっと、あんたねぇ!!」

 

コッコロ「ま、待ってくださいまし!どうしてしまったのですか、主様!!コッコロのことを忘れてしまったのでございますか?!一緒に過ごしたあの輝かしい日々を・・」

 

ユウキ「邪魔。」

 

コッコロ「きゃぁ!!」

 

ユウキがしがみ付くコッコロを振り下ろす。コッコロはその衝撃で地面にしりもちを着いた。

 

コッコロ「あ、あるじさま・・・?」

 

ユウキ「誰だか知んないけど僕に従者なんていないから、二度と主様とか言わないで。後、気持ち悪いから二度と顔見せないで。」

 

コッコロ「!!!」

 

コッコロの心は今やられた事、言われた事の全てを受け入れられなかった。

だが...それが真実であることをコッコロを見つめるユウキの冷たい目が物語っていた。

 

女「さぁ、行きましょう。この子怖いわ」

 

ユウキ「うん」

 

ユウキとその隣の女がコッコロから離れていく。

コッコロは何とか追いかけようとする。

だが、主から言われた冷たい目、言葉、暴力...。それら全てがコッコロから追いかける気力を奪い去っていった。

コッコロの目から涙があふれ出る。

 

コッコロ「ウ、ウソでございますよね主様...。い、いや...嫌でございます、コッコロを置いていかないでくださいまし..。

私に何か悪い所があったのでございましたら直しますから。だから...だから、コッコロを一人にしないでくださいまし!あるじさまぁぁぁーーーー!」

 

 

こうしてユウキとコッコロの幸せな日々は唐突に終わりを告げた。

そしてもう二度とコッコロが笑顔になることはなかった...。

 

 

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