怪獣ファイルその6
モスラ
体長31m
翼長120m
クラスーE
出現個体数:1頭
発見場所:不明(存在が認められたのは2023年・日本)
生息域:インファント島
被害推定死傷者数:0人
①生態
黄金の太陽と形容される光の粒子を纏う、蝶あるいは蛾のような見た目の怪獣。
その存在は生物というよりも精霊や神格といった類のもので、幾つかの古い文明にはモスラを信仰していたと思われる文献や壁画が残されており、古来より人類に寄り添う存在であった事が伺える。
モスラの巫女と呼ばれる18歳までの少女たちとテレパシーで意思疎通を図り、怪獣の出現を伝える。モスラの巫女については後述。
その他一切の生物らしき生態は不明であり、幾度となく人類を救ってきたにも関わらず、未だその全貌を明らかにしていない。モスラの巫女たちはモスラを「彼女」と呼ぶが、当然性別があるのかも分かっていない。
これは所感であるが、モスラを必要以上に知ろうとすることは愚行であると感じる。モスラの存在もモスラが引き起こす全ての現象にも、必ず科学的根拠があるはずだ。
だが、人類には過ぎたる物だとして納得せざるを得ない。人が決して侵してはならない領域があるならば、踏み入れないのが賢い選択となるだろう。
②戦闘能力
現時点まででゴジラ以外の対立した全ての怪獣を一方的に倒し、あのゴジラに対しても有効打を与え痛み分けに終わらせるという凄まじい戦闘力を誇る。
出現時に纏う光の粒子には様々な効果があり、今までに観測されている主な作用は以下の通り。
・破壊された物の修復、怪我の治療。
・熱、冷気、毒、細菌といった人体に悪影響を及ぼすものからの防衛、遮断、及び消滅。
・物理的な防御及び攻撃(粒子の密度と質量からしてこのような物理干渉は通常なら有り得ない)。
・ゴジラの熱線に代表される、怪獣の光線攻撃の吸収。
・粒子で包み込んだもののワープ。
この粒子は回復に時間がかかるのか、消滅した場合次に出現するまで復活することは無い。また、モスラの鱗粉にも全く同じ作用があるため光の粒子の正体は発光する鱗粉であると思われる。この鱗粉の構造はいかなる研究によっても解明されておらず、未だ人類に知る由のない未知の物質である。
主な攻撃手段として触覚から放つ光線があり、これは破壊力を持たず触れた対象を文字通り消滅させる作用がある。どのように巨大な怪獣や強固な守りの怪獣でも瞬時に消し去ってしまう程で、周りへの被害がないのが特徴。理論上はゴジラにも有効かつ、ゴジラの熱線にも打ち勝てると思われる。
さらに光の粒子以上の防御力を持ち光線攻撃を反射する半透明のバリアを無数に張り巡らせる事ができ、こちらは実際にゴジラの熱線を反射し傷を負わせている。 Gフォースではこのモスラのバリアを元にした光学バリアを開発しており、オリジナルには遠く及ばないものの対G兵器の防御性能を飛躍的に向上させた。
攻防において隙がなく、単純な戦闘能力だけを評価するならクラスーXに匹敵すると言っても過言ではないだろう。
マンダ
全長310m
クラスーA
出現個体数:5頭
発見場所:2017年・太平洋
生息域:全世界の海
被害推定死傷者数:10万人
①生態
魚雷も通用しない堅牢な鱗を持つ長大な生物。その見た目は東洋の龍のようであり、旧約聖書の悪魔リヴァイアサンを彷彿とさせる事から国によってはその名前で呼ばれる。
海流をものともせず世界中の海を自在に泳ぐことができ、海路を妨害する事により海を使った貿易に多大な影響を及ぼし、日本でも一時期大変な石油不足に陥った事がある。
基本的には広い海洋に生息するが2020年代に入ってからは陸に近い浅い海にも出没するようになり、船を襲う、津波を起こすなどして被害者を増やした。
戦艦による追随も許さない圧倒的な速度と、通常兵器を受け付けない鱗、海である限りどのような場所であろうと出現する可能性のある神出鬼没さから「海洋の支配者」の名を欲しいがままにしており、戦闘能力と直接的な被害規模こそクラスーB相当だが社会に与えた影響は凄まじく、人類が討伐するだけの戦力を手に入れるまでに18年もの歳月を必要とした討伐難易度の高さからクラスーAとして認定されている。
2023年にモスラによって1頭、2035年にイギリスGフォース艦隊によって1頭、2038年に轟天・羅號を主軸としたマンダ掃討作戦によって残りの3頭を討伐しており、現在は絶滅している。
②戦闘能力
前述した通りの堅牢な鱗と凄まじい遊泳速度の他に特筆すべき能力はないものの、300mを超える体躯から繰り出される突進はそれだけで空母すら沈めるほどの破壊力を持ち、暴れ回れば小規模な津波を発生させる事もある。
危機察知能力も高くあまりの速さから核兵器による攻撃も当たらず、照射し続けなければ効果の薄いメーサーも全く通用しない。
マンダ掃討作戦「オペーレーション・ディープブルー」では冷凍メーサーによる逃走経路を封じての囲い込みから轟天号・羅號の全火力による総攻撃によって討伐に成功した。
・モスラの巫女
モスラとテレパシーによって意思疎通できる少女達。
しかし、ほとんどの場合はモスラからの一方的な語りかけになり、こちらからの意思を伝えることができない事が多い。
モスラからの受信もどれだけ鮮明に伝わるかは個人差があり、夢の中の出来事としか認識できず意味を理解できない、怪獣が来ることをなんとなく理解できる、意識を保ったまま鮮明に受け取ることができるなど、振れ幅が非常に広い。
受信強度は14歳あたりをピークに徐々に衰え、18歳になる頃には完全に巫女としての能力を失う。
日本国内だけでも現在までに100人以上のモスラの巫女を発見しているものの、本人の自覚の有無やごく一部の例を除いてモスラの巫女を捜索する手段がなく、実際には数倍から数十倍の人数がいたものと推察される。
以下に、日本国内にてG対策センターが発見・保護したモスラの巫女の一例を記す。
S氏
ゴジラ神奈川県襲撃の際に保護された当時13歳の少女。
夢の中で怪獣出現の詳細な日時と場所、及び怪獣災害の様子をある程度予知できたとされる。
しかしモスラの存在は認知しておらず、夢の中で光の球体を見ることが多く、漠然とそれが味方であるとして認識していた。
G対策センターへの勧誘を受けず、その後は通常の生活を送る。
H氏
クルーズ客船マンダ襲撃事件の際に保護された当時14歳の姉妹。
最初は姉だけがモスラのテレパシーを受信していたが、怪獣災害発生の際に姉妹ともにモスラの巫女としての自覚を得て、モスラを召喚したとされる。
本来、姉妹で受信すべきテレパシーを姉の方が二重に受け取っていたようで、受信の度に白昼夢のような症状が出ていた。
姉妹で正しく受信出来るようになってからは、いずれも意識を保ったままはっきりとモスラの意志を理解できるようになった。
モスラの巫女である事を自ら自覚するパターンは極めて稀であるが、G対策センターへの勧誘を断り通常の生活を送る。
N氏
発見当時9歳の少女。
中国地方オルガ襲撃を予見したという噂が広まり、聞きつけたG対策センター大阪支部に保護された。
国内で記録されている中でも最も優れた能力を持ち、モスラの意志を非常に鮮明に理解し、通常は数日以内の出来事を予知するのみだが場合によっては1年先までの未来を予知したとされる。
さらに、モスラへの意志伝達が可能という国内では他に類を見ないテレパシー送信能力の他、催眠術のような能力も持っていた。
G対策センターに対しても協力的で、18歳になるまでいくつもの怪獣災害への対策に貢献した。
設定その6
登場キャラクター
久川颯
特に原作との大きな性格の違いはありませんが、本編でも描かれたように凪の不可思議な行動や言動を不気味に思う事があり、表には出さないものの内心不信感を募らせています。
今回の件を経て二人の間のすれ違いは完全に解消されており、原作さながらの仲の良さと絆を獲得しています。
都会への憧れも強くこの世界でもアイドルになりたいと思っており、エピソード終了後は凪を引っ張って関東のアイドル事務所に所属しています。
久川凪
モスラの巫女としての適性が颯より高かった為に、颯と凪に分散されるはずだったモスラからの交信を誤って二重に受信していた事からたまに意識が無くなるものの、本人にその自覚はなくモスラの巫女として姉妹が覚醒するまでは未成熟なままでした。
それ以外に大きな変化はなく、颯と違い妹に対する感情違いもほぼありません。
エピソード終了後は颯連れられる形でアイドルデビューしています。
兵藤レナ
性格面での大きな違いはありませんが、東京出身でアンギラスとゴジラによる東京破壊を間近に体験しており怪獣に対する恐怖心は強いものの、それを堪えて凪に命を預けるほどの度量の持ち主でもあります。
ディーラーとして働いているのも日本国内に限ったもので、海外のカジノは経験したことがありません。 ちなみにカジノの本場ラスベガスはメガロの被害により壊滅しかけたものの何とか復興しています。
その後はアイドルデビューした久川姉妹を影ながら応援しており、連絡も取り合っています。いつかカジノに遊びに来てくれる日を待ち遠しくしているようです。