ISー紅蓮ノ太刀ー外伝 〜紅きサムライの仮想物語〜   作:通りすがりの料理人

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第5話です!

今回は対ユージーンです!

……え?更新が遅かった…?

べ、別にグラブルの鬼滅コラボやってて書くのを忘れたとか、モンストで正月に向けてオーブ集めして書くの忘れたとかじゃ無いですよ…?(汗)

そ、それでは第5話です!どうぞ!


第5話 最強の座を奪うYo!オッスお願いしま〜す!

前回のあらすじ!

 

ルグルー回廊を進むレンジ達!

 

しかしサラマンダーの集団が現れた!?

 

逃げ切れないと腹を括り武器を構えるレンジ達!

 

そしてレンジとキリトの猛攻で見事撃破!

 

無事に切り抜け中立都市を目指すのだった……

 

 

 

 

Sideレンジ

 

 サラマンダー達を倒した俺達はようやく中立都市ルグルーまで辿りついた

 

「「おぉ〜」」

 

俺とキリトは辺りを見回す 

 

へぇ〜、スイルベーンとはまた違った町並みだなぁ

 

新しい街に心躍る俺

 

実際は身体も踊っていたけどな

 

「すっごいキレキレなダンスだな」

 

 

 

 

するとリーファが……

 

「…?おかしいな…」

 

「ん?どうかしたか?」

 

「レコンからメッセが来てたんだけど、ログインしてないみたいなの…」

 

フレンド画面から確認したらしいがログインしていないらしい

 

「もう夜だし、寝たんじゃないか?」

 

「うーん……一回ログアウトして確認してくるね?」

 

リーファがそう言った

 

 あ、そういえばさっき束さんに頼んだやつはもう終わったかな?

 

まぁ、大天災だし秒で終わってそうだな

 

「悪いけど俺も一回ログアウトするよ」

 

「レンジもか?」

 

「あぁ、ちょっと確認したい事があってな」

 

「ふ〜ん、分かった」

 

 

そしてログアウトの準備をして…

 

「じゃあユイ。キリトがリーファの身体に何かしないように見張りよろしく!」

 

「了解ですお兄ちゃん!」(`・ω・´)ゞビシッ

 

素晴らしい敬礼をするユイ

 

「…っておい!俺が何をするって言うんだよ!?」

 

「何って……ナニ?」

 

「おい止めろ!」

 

 

そしてログアウトした……

 

 

 


 

Side現実世界

 

 

ログアウトした俺はアミュスフィアを外すと…

 

PLPLPLPLPLPLPL♪

 

………うーん…このタイミングの良さ

 

確実に何かで見られてるな…

 

 

そして電話に出る

 

『ハロハロ〜?レンくん!さっきぶりだね!』

 

「テンション高すぎてワロタ」

 

『お、おぉう…その割に声のトーンが低くない…?』

 

当たり前だよなぁ?監視されてんだもんなぁ?

 

「それで?調べた結果はどうでしたか?」

 

『うんうん!色々分かったよ!スマホとアミュスフィアにデータ送ったから確認してね♪』

 

「ありがとうございます!そんじゃ!」

 

『え?もう終わり??もうちょっとお話をしy《プツッ》…ツーツーツー』

 

そしてデータを確認した俺は目を見開いた

 

急いでアミュスフィアを被りログインするのだった……

 

 

Side現実世界Sideout

 

 


 

 

「あ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"っ!!」

 

「な、何だ!?」

 

 

絶叫しながら飛び起きた俺に驚くキリト

 

すると…

 

 

「行かなきゃ!」

 

「おわっ!?またか!?」

 

今度はリーファが飛び起きた

 

「な、なんだよ二人して飛び起きたりして……ビックリしたな…」

 

すると俺達の方を向き

 

「二人ともゴメン……私急いで行かないといけない用事が出来ちゃった……説明してる時間も無さそうだし……多分、ここにも帰ってこれナイかもしれない…」

 

俺達は顔を見合わせて頷き…

 

 

「なら移動しながら説明してくれ!」

 

「えっ?」

 

「どっちにしろ移動しないとだしな」

 

俺とキリトの提案にリーファは…

 

「……分かった」

 

渋々ながら承諾し走り出した

 

 

「40分後にシルフとケットシーの会談があるの!」

 

「「質問いいか?」」

 

俺とキリトの声が被る

 

あっ、お先にどうぞ!

 

 

「その2種族を襲うことでサラマンダーに出る利益は?」

 

「まず、同盟の邪魔が出来る事。シルフ側から漏れた情報で領主が討たれたらケットシー側は黙っていないでしょ?」

 

「なるほど」

 

「大体分かった」

 

 

「下手したらその種族間で戦争になるかもしれない……それと領主を討つと領主間に蓄積されてる資源を3割手に入れる事ができて10日間街を占領して税金を自由にかけられる」

 

は?マジで…?

 

なんか思ったよりヤバい状況らしい…

 

税金とか占領とか……コレってファンタジーゲームだよね?

 

 

「だからね…二人とも……これはシルフ族の問題だからこれ以上君たちが付き合ってくれる必要はないよ……多分、会談状に行ったら生きて帰れないから、またスイルベーンから出直しだろうしね……うぅん、もっと言えば…世界樹の上に行きたいならサラマンダーに強力するのが一番最善かも……」

 

 

そう言ってリーファが足を止める

 

「サラマンダーがこの作戦に成功すれば万全な状態で世界樹攻略に迎える…君たちの強さなら傭兵として雇ってもらえるかも……だからここで私を切っても文句は『フンッ!』痛っ!?」

 

俺はリーファにチョップを喰らわせた

 

「何するの!?」

 

「切るだの何だのいうからだ!」

 

するとキリトが話しだす

 

「……所詮、ゲームだからなんでもありだ。殺したかったら殺すし、奪いたければ奪う。そんな事言うヤツラには嫌ってほど出くわした。一面ではそれも事実駄。俺も昔はそう思っていた。この世界で欲望のまま行動すればそれは現実の人格へと戻ってくる……プレイヤーとキャラクターは一体なんだ。……俺、リーファの事好きだよ。もちろんレンジも。友達になりたいと思ってる。たとえどんな事でも自分の利益のタメニそんな人達を切る事は……俺は絶対にしない」

 

「キリト…」

 

「……キリトくん…ありがとう…」

 

「ゴメン、偉そうな事言って…悪い癖なんだ…」

 

俺はキリトと肩を組んで

 

「なぁ〜に言ってんだよカッコ良かったぞ!それに、前にも言ったろ?俺はもうキリトとリーファとは友達のつもりだってな!」

 

「レンジ…」

 

「うん、私も二人を友達って思ってるよ。あと……嬉しかった…」

 

そして俺はリーファに向き直り

 

「これも前に言ったけど、友達が困ってたら助けるのは当たり前だろ?だからさ、俺達を頼ってくれ」

 

「…!うん……!」

 

「それに……上手くいけばシルフとケットシーとサラマンダーの協力が得られるかもしれない!」

 

「「「えっ!?」」」

 

「ど、どういう事!?」

 

「今は時間が無いから後で説明する!とりあえず急ぐぞ!」

 

 

 

「……よし!話しも纏まったし行くか!」

 

「はい!私がナビします!」

 

 そして俺達は全力で走りすれ違うモンスター達を斬りながら進む

 

「出口だ!」

 

「っしゃあ!行くぞ!」

 

「おうっ!」「うん!」「はい!」

 

 

そして俺達は出口から飛び出した……

 

 

「あ、そういえばレンジくんの質問って何?」

 

「ん?あぁ、ケットシーってモフモフしてるのかな?」

 

「「「………え?」」」

 

「ん?」

 

 

なんか微妙な空気になったがそのまま進むのだった…

 

 

そして飛んでいると巨大な樹がそびえ立っていた  

 

そう、それこそが俺達の目指している場所……

 

世界樹だ

 

 

 俺達はその雄大さと神秘さに見惚れかけたが、なんとか我に返り先に進む

 

「領主会談の場所はどこだ?」

 

「北西のあの山の向こうよ!」

 

「時間は?」

 

「あと……20分…!」

 

「よし、飛ばすぞ!」

 

更にスピードをあげて会談場である《蝶の谷》へと突き進む

 

 

 

すると

 

 

「…!皆さんプレイヤー反応です!前方に67人の大集団!おそらくサラマンダーの強襲部隊だと謂われます!」

 

67人!?多いな……

 

「更に先には14人!そこがおそらくケットシーとシルフの会談場です!」

 

「……間に合わなかったね……二人とも本当に良いの?引き返すなら今のうちだよ?」

 

「何を今更!ここまで来たなら死ぬときは一緒だ!まぁ、死ぬつもりも無いし、二人とも殺させないけどな!」

 

「ああ!会談も無事に終わらせないとな!」

 

そして俺とキリトは先行してダイブした

 

 

 会談場ではサラマンダーの集団とシルフ、ケットシー達が睨み合い、一触即発の空気が広がっていた

 

 

 そして俺とキリトは両者の間に荒っぽく着陸し、背中合わせの状態になる

 

そしてキリトが

 

「双方、剣を引け!」

 

そう言うと周りがざわめきだす

 

「誰だアイツらは?」

 

「スプリガン?」

 

「あのサラマンダーはいったい…」

 

「あんな奴初めて見たぞ…?」

 

 

そして少し遅れてリーファも着陸した

 

「サクヤ!」

 

「リーファ!?何故ここに!?」

 

「簡単な説明は出来ないんだけど……ここあら先の私達の運命はあの二人次第ってことよ」

 

シルフ領の領主サクヤはここに居るはずの無いリーファに驚く

 

そして突然すぎる状況に混乱していた

 

「もう、なにがなにやら…」

 

そしてその隣のケットシー領の領主アリシャ・ルーも困惑して耳をピコピコと動かしていた

 

 

(ね、猫耳だ!)

 

俺はこの状況でもブレないのである!  

 

だが、顔には出さない

 

何故なら空気は読める男(自称)だからだ!

 

 

「指揮官に話がある!」

 

キリトがサラマンダーに向かって叫ぶ

 

 するとサラマンダー達が真ん中を開け始めて、そこから大柄な男性サラマンダーが進み出てきた

 

(いや、モーセかよ)

 

と、思ったが口には出さなかった

周りがかなり真面目な雰囲気だったから…

 

 そのサラマンダーは短髪を逆立て、背中には相当なレアアイテムであろう大剣を背負っている

 

そして威圧的なオーラを放っている…

 

 

まぁ、師匠程じゃ無いな(王者の風格)

 

 

 おそらくカゲムネが言っていたユージーン将軍だろう。今までのプレイヤーとは格が違う

 

 

「スプリガンがこんな所で何をしている?しかもサラマンダーまで連れて。どちらにせよ殺すのには変わりないが、その度胸に免じて話だけは聞いてやろう」

 

「俺はキリト。彼はレンジ。スプリガン・ウンディーネ同盟の大使だ。この場を襲うからには、我々4種族との全面戦争を望むと解釈していいのか?」

 

その言葉を聞き、俺はニヤリと笑った

 

 

 

そんな話聞いてない(困惑)

 

 

SideレンジSideout

 

 

 

 

 

Sideキリト

 

 俺はサラマンダーの指揮官に向かってとんでもないハッタリをかました

 

 しかしレンジは不敵に笑っている。どうやら俺の考えを理解してくれたようだ

 

(え?え?キリトが大使??え?え?)←(困惑)

 

離れた場所にいるリーファは顔面蒼白で冷や汗を流していた

 

 

サラマンダーの指揮官も驚いていたが、直ぐに表情を戻す

 

「スプリガンとウンディーネが同盟だと……?」

 

そして俺を一瞥し…

 

「護衛もいない貴様がそうだと?」

 

「護衛なら彼がいるさ。傭兵のサラマンダーでかなりの腕前だから他には必要ない」

 

するとレンジも合わせてくれたみたいで…

 

「さっきもルグルー回廊であんた等の仲間数十人を倒してきたところだぜ?なぁ、これでも護衛がいないと言えるか?ユージーン将軍?」

(こ、これはキリトのハッタリ…!ならば合わせるしかない…!)

 

そしてユージーンはレンジの方を見て…

 

「サラマンダーのお前。レンジと言ったな?」

 

「ああ、そうだ」

 

「貴様の名を初めて聞いたぞ。かなりの腕前なら噂話くらいは聞こえてくる筈だが…?」

 

「俺が元々ソロでモンスター中心の狩りばっかだったからじゃないか?傭兵としての仕事も今回が初めてだしな」

 

 と、レンジが言うとユージーンは、『そうか…』といい顎に手を当てて少し考えてから…

 

「腕が立つなら今からでもコチラに来い。報酬は倍額払ってやろう。更に活躍次第では我が軍に迎え入れてやる。どうだ?」

 

と言い始めた

 

しかしレンジは……

 

「ほうほう…魅力的な条件だ…だが断るっ!」

 

まぁ、全部ハッタリだし倍額とか言われても困るよな

 

「そうか残念だ」

 

そう言うと俺の方に向き直り

 

「スプリガン。貴様の名はキリトと言ったな?その名にも聞き覚えがない。その上、大した装備も持たん貴様を大使とは信じられんな。故にスプリガンよ…」

 

そう言って背にある大剣を抜き放ち俺に向ける

 

「俺の攻撃を30秒間耐えきってみろ。そうすれば貴様を大使と信じてやろう」

 

その言葉に俺は不敵に笑う

 

「随分と気前がいいな?」

 

俺は羽を広げる

 

「おい、キリト」

 

「大丈夫だレンジ。30秒くらい耐えきってみせるさ」

 

「……分かった。信じてるぞ」

 

「ああ!」

 

そしてレンジはリーファ達のもとまで下がって行った

 

そして俺は剣を抜き上昇するのだった……

 

 

SideキリトSideout

 

 

 

 

 

Sideリーファ

 

「マズイな…」

 

ユージーンの武器を見たサクヤがそう呟いた

 

「あの剣は明らかにレア武器だけどいったい何なんだ?」

 

レンジくんがそう問い掛けるとサクヤが説明を始める

 

「あの両手剣は《魔剣グラム》だ。両手剣スキルが950無いと装備できないと言われている」

 

「きゅ、950!??」

 

思わず叫んでしまった

 

「そのスキルが高いとより強い武器が装備できるって事か……なるほどなるほど」

 

「なるほどじゃないよ!?つまりそれだけ強い武器って事なんだよ!?」

 

呑気なレンジくんに思わず叫んでしまう

 

レンジくんは耳を押さえながら

 

「それだけじゃないな!ユージーンはかなりの手練だ!見ただけで分かる程にな!そんな奴が装備するんだ!かなり手強いぞ!」

 

「ほう。見ただけで分かるか。ユージーンはサラマンダー領主《モーティマー》の弟。リアルでも兄弟らしいが、『知』の兄に対して『武』の弟。純粋な戦闘力ならサラマンダー最強と言われている」

 

「そ、それって……」

 

「サラマンダーは今一番の戦力……つまりユージーンは全プレイヤーの中で最強という事になる」

 

私はその言葉を聞き青ざめてしまった……

 

しかしレンジくんが私の方を見て

 

「大丈夫だ!キリトなら必ず耐える!信じろ!」

 

「……!うん!」

 

私はその言葉を聞き不安を吹き飛ばすように力強く頷く

 

そしてレンジくんは不敵に笑い…

 

「それに……ユージーンには本日を持って最強の座を降りてもらおう…」

 

「…え?そ、それってどういう…『始まったぞ!』…!」

 

しかし聞く前に勝負が始まってしまったようだ

 

 

睨み合って動かない両者

 

 それは互いに実力を測っているのだろう。緊迫した空気が両者の間に流れる

 

そして最初に動いたのはユージーン

風を切り、高速で突進していく

弧を描いた剣がキリトくんに襲いかかる

それにキリトくんは頭上に剣を掲げて防ごうとする

 

「あれは…カウンター狙いの受け流しだな」

 

レンジくんがそう呟いた

 

 そして剣と剣が触れる瞬間……ユージーンの剣がキリトくんの剣をすり抜けた

 

「「んなっ!?」」

 

私もレンジくんも思わず声をあげてしまう

 

 驚いたのは直接戦っているキリトくんもで、反応が遅れてしまい胸に攻撃を喰らってしまった

 

その勢いのままキリトくんは地面に叩き落とされてしまう

 

「な、何今の!?」

 

「バグったか!?剣がすり抜けたぞ!?」

 

するとアリシャ・ルーが…

 

「《魔剣グラム》の《エセリアルシフト》っていうエクストラ効果だヨ!剣や盾で受けようとしても非実体化してすり抜けてくるんだヨ!」

 

それを聞いた私は絶句してしまった…

 

「そ、そんな……」

 

「とんでもねぇ武器だ…!」

 

『もうチートや、チーターやろそんなん!』

 

 

「……ん?誰だ今の関西弁?」

 

「さ、さあ?」

 

みんな辺りを見回すけどそれらしき人は見つからない

 

いったいなんだったのかな…?

 

 

 そして今の状況を思い出してキリトくんのHPバーを確認しようとする

 

 しかし、すぐに土煙から飛び出したキリトくんがユージーンに向かって突撃し、剣を叩き込む

 

が、グラムで防がれてしまった

 

刃と刃がぶつかり火花を散らす

 

鍔迫り合いをしながらユージーンがキリトくんに話しかける

 

「ほう、よく生きていたな!」

 

「何なんださっきの攻撃は!?」

 

距離を取って再び剣を叩き込み、更に連続して斬りこむ

 

 しかしその攻撃は全てグラムにより防がれてしまい、ユージーンに届かない

 

 やはりかなりの手練のようだ。武器の性能に慢心しておらず、むしろ武器の性能を完全に引き出しているのが分かる。激しい剣戟のスキを突きグラムで斬り込んでいる

 

 それを防ごうとするがやはり武器をすり抜けてしまうが、それを素早く身体を引いて上手く躱した

 

そしてキリトくんが一度距離をおいたタイミングでレンジくんが……

 

「30秒たったな。キリトの勝ちだ」

 

「や、やった!」

 

「まさか……本当に耐えきるとは…」

 

「凄いヨ!」

 

しかし

 

 

ユージーンは再びキリトくんに攻撃を開始した

 

「…っ!おい!もう30秒経ったはずだぞ!?」

 

「悪いな……やはり斬りたくなった!首を取るまでに変更だ!」

 

不敵に笑いながらそう言って斬りかかる

 

「こんの野郎…!」

 

キリトくんも再び剣を構える

 

 

しかし

 

 

 

「ちょっと待った!!」

 

「「!??」」

 

 二人の間にいつの間にかレンジくんが入り二人を静止させたのだった……

 

 

 

SideリーファSideout

 

 

 

 

Sideレンジ

 

 

俺はキリトとユージーンの間に入り二人を止めた

 

 ユージーンが再び攻撃しようとした時には既に移動を始めていたから間に合った

 

「貴様!邪魔をするな!」

 

ユージーンがそう叫ぶ

 

「30秒の約束だろう?これ以上は傭兵として見過ごせないからなぁ」

 

「ふん、ならば貴様が代わりに相手になるか?」

 

 

「もちのろんだな。ここからは俺が相手だ!」

 

「「「「「!??」」」」」

 

 

俺の言葉に皆が驚く

 

「お、おいレンジ!?」

 

「キリトは下がってな」

 

そして俺はカタナを抜いて構える

 

 

「貴様……なんのつもりだ?」

 

「アンタを倒して最強の座を奪うつもりだが?」

 

「「「「「はぁっ!??」」」」」

 

 

再び周りが驚いて声をあげた

 

「俺と本気で戦うつもりか?そんな低級装備で」

 

「装備は俺の技術で補うさ。それに……あんまり油断してると足元掬われるぞ?」

 

「……ほう。言うじゃないか」

 

 

「最強のサラマンダーなんだろ?ならその座を……守ってみせろっ!」

 

そして俺とユージーンの剣が交差する

 

しかしグラムの能力で俺のカタナをすり抜けた

 

「危ないっ!」

 

リーファが叫ぶが……

 

 

カキンッ

 

 

「!?」

 

「意識外からだとすり抜けられないんだろ?」

 

 俺は左手に待ったナイフで防ぎ、同時にカタナでユージーンを斬りつける。一閃を喰らいよろめいた時に更にダメ押しで左手に待ったナイフを投擲する

 

 頭を狙ったヘッドショットだったが、ギリギリのところで躱された。しかし右頬に傷をつけられた

 

「くっ!?まだまだっ!…っ!?」

 

 

反撃しようとするユージーン

 

しかしそれすら許さない

 

左手に再び別のナイフを持ち投擲する

ユージーンはそれを躱し、反撃しようとするが……

 

「なっ!?何処に消えた!?」

 

ナイフに気を取られたスキを突き、視界から外れる

そして太陽を背にして急降下からの一閃

 

 

しかし躱された

 

 

「チッ!躱されたか」

 

そして距離を離したユージーンは…

 

(何なんだいったい!?一瞬も気が抜けない!こんな対人戦は初めてだっ…!)

 

 

そしてユージーンは詠唱し、炎を放ってくる

全て躱しながらユージーンに近づいて斬りつけようとカタナを構えるが、目の前で爆発が起こり爆煙で視界が塞がれる

 

「目くらましかっ…!」

 

そして俺の顔目掛けてグラムが迫る

 

カタナを構えるがすり抜けて顔に迫る

 

(獲った!)

 

「レンジっ!」

 

「レンジくん!?」

 

「お兄ちゃん!」

 

 

 

そしてグラムが近づいた瞬間……

 

 

ゴキリッ

 

 

俺は首の骨を外してそれを躱した

 

「……はっ?」

 

「……はっ?」

 

『はああぁぁぁぁっ!??』

 

 

その光景に皆が絶叫する

 

ユージーンも動きが止まり反応が遅れてしまう

そして、ユージーンの胸にナイフが刺さる

 

「ぐはっ!?い、いつの間に…!?」

 

俺は首を戻しコキコキならす

 

いや〜VRゲームでもやれば骨外せるもんだなぁ

 

そしてユージーンの胸に刺さるナイフは首の骨を外した時に左手に持ってたのを落として蹴り上げたものだ

 

 

そして俺はユージーンに向かって……

 

「何だもう終わりか?最強(笑)のサラマンダーさん?」(・∀・)ニヤニヤ

 

「………」ブチッ

 

そこからはユージーンの猛攻が始まった

 

グラムで斬りかかり、魔法で攻撃してくる

切り払いからの魔法、そして横薙の一閃

更に魔法で追撃をかける

 

「くっ…流石に捌ききれないな!」

 

俺は剣戟を躱し、受け流す

その姿はまるで舞を踊るかのようだ

 

しかし全ては避け切れない

魔法は高威力のは必ず避けて、低威力のは可能なら避ける

 

何気にALOでの初ダメージなんだよなぁ

 

流石は最強プレイヤーだな。さっきは煽りで最強(笑)とか言ったけど、ちと厳しい

 

 

「考え事とは余裕だなっ!」

 

「うぉっ!?危なっ!」

 

ナイフを二本投擲

そして一度距離を取り、作戦を考える

 

(ナイフは底をついたし、奥の手を使うか……そうだな、せっかくだし、アレ(・・)をやってみるかな)

 

俺はリーファの方をチラッと見る

 

そして魔法を詠唱し爆煙を起こした

 

「チッ!目くらましか!」

 

ユージーンは攻撃を警戒し、辺りを見回す

 

しかし俺は下に急降下し、リーファのもとに降りた

 

「リーファ!」

 

「!?レ、レンジくん!?」

 

「な、何してんだレンジ!?」

 

リーファやキリト、そして周りも驚いている

 

「リーファのカタナを貸してくれ!頼む!」

 

「えっ!?」

 

驚くリーファ

 

しかし時間が無い

 

「リーファっ!頼む!」

 

「わ、分かった!はい!」

 

俺はそれを受け取る

 

「サンキューな!それじゃ!」

 

 

そして俺は再びユージーンのもとにむかう

その前にメニュー画面を開き、装備を出した

 

それを口に咥え爆煙の中に突っ込む

 

 

その頃のユージーンは攻撃に備えていたが、一向に向かって来ないレンジに痺れを切らしていた

 

(チッ!何が目的なんだ!……ん?)

 

 

ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン

 

 

そして周りに何かを回す音が聞こえる

 

(これは……なんだか分からないが危険だ…!)

 

グラムを構え、爆煙を薙払い霧散させた

 

そして煙から出てきたのは……

 

 

右手には先程まで使っていたカタナ、左手にはリーファのカタナ、そして口に新しく取り出したカタナを咥えるレンジだった

 

そして左右のカタナを回転させながらこちらに突っ込んできた

 


 

 

それを見ていたキリトやリーファやユイ。そしてサクヤとアリシャ・ルーとその側近やサラマンダー達は目を見開いた

 

そしてユイが……

 

「あ、あれは!三刀流ですよ!ロロノア・ゾロですよパパ!」

 

「しかもあの技は!間違いない!三刀流奥義だ!」

 

その言葉に周りも反応する

 

「ま、まさか……」

 

「おいおい嘘だろ?」

 

「み、見れるのか?あの技が…!」

 

 

 

そして皆がレンジに注目する

 


 

 

俺はこの技を覚える為の日々を思い出していた…

 

束さん作のVRゲームでゾロと戦いボコボコにされながら教わり

現実で師匠に試してボコボコの返り討ちにあい

剣道部の先輩達に実験台になってもらい

喧嘩売ってきた不良達も実験台にし

やっぱり師匠にボコボコにされながら覚えた技だ

 

 

この一撃に今までの全てを乗せる…!

 

 

「三刀流奥義……!」

 

刀を風車のように回転させユージーンに突っ込む

 

 

「三千世界ッ!!」

 

 

そしてすれ違いざまにユージーンを斬りつける

 

「ぐはっ!?……っ!まだだ!」

 

HPの大半を削り取る

それでもユージーンはまだ倒れない

俺に特大の火球を飛ばしてくる

 

俺は火球に飲まれてしまう

 

ユージーンは自分の勝ちを確信した……

 

 

しかし……

 

 

「三刀流……!」

 

「なにっ!?」

 

 

俺は燃え盛る火球の中で刀を構え、再びユージーンに突っ込む

 

「焼!」

 

燃える身体に燃えるカタナ

その姿はまさしく紅い彗星のごとし

 

「鬼斬りっ!!」

 

「ぐあああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 

そしてその業火の刃がユージーンを狩り尽くした

 

 

そして俺はカタナの炎を振り払い、天高く掲げる

 

「俺が……俺がサラマンダー最強の男っ!レンジだっ!覚えとけっ!!」

 

俺はそう叫んだ

 

 

SideレンジSideout

 

 

 

 

 

プレイヤー達は言葉が出なかった

 

シルフもケットシーもサラマンダーも……

 

キリトとリーファとユイですら

 

 

無理も無い。二人のサラマンダーの戦いはそれ程までに衝撃の連発だったのだから

 

方や最強プレイヤー

方や無名プレイヤー

 

誰もがユージーンが勝つだろうと予想した

 

しかし実際は巧みな剣技と高度な駆け引きだったのだ。ユージーンは全てを切り裂くような豪剣を、レンジは流れるような洗礼された剣舞を…

 

何より誰もが予想打にしない避け方、終いにはまさかまさかの三刀流だ

 

 

流れる沈黙……しかしサクヤの一言で静寂は打ち破られた

 

「見事、見事!」

 

「すごーい!ナイスファイトだヨ!」

 

アリシャもそれに続く

 

そして周りのシルフやケットシー達。そして敵の筈のサラマンダー達まで拍手喝采を送る

 

「凄かった!」「鳥肌が止まらないよ!」「まさか三千世界が見れるなんて!」「焼鬼斬りも凄かったよ!」「新たなサラマンダー最強プレイヤーの誕生だ!」

 

と口々に歓声を上げていた

 

レンジの戦いにその場の誰しもが心震えたのだ

 

「やっぱり凄い奴だよレンジは…」

 

「本当にね……フフッ」

 

「お兄ちゃんは最高です!」(紅渡)

 

 

 

 

レンジはこちらに振り返り、無邪気な笑顔でサムズアップする

 

それにキリト達もサムズアップで返すのだった……

 

 

 




☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

レンジ「つ☆い☆に!サラマンダー最強の座を奪い取りました〜!」

キリト「三刀流には本当にビックリしたよなぁ」

リーファ「うんうん。本当はレンジくんてロロノア・ゾロなんじゃ無いの?」

ユイ「獅子歌歌や三千世界、焼鬼斬り……ほぼ完璧に再現されてました!」

レンジ「ふっ…地獄の修業の成果はVRゲームでも確実に発揮されている…!」


ユイ「それではSAOコソコソ噂話です!」

レンジ「焼鬼斬りでユージーンを倒した後、カタナの炎は振り払ったけど身体の炎は消えて無かったからHPがギリギリだったぞ!サムズアップしてる時には、ほぼほぼHPが無かったから危ない危ない!」

キリト「ならカタナ掲げて叫ぶ前に消したらよかったんじゃないか?」

レンジ「イヤイヤ、燃えてる方がカッコイイだろぉん?」

ユイ「最高にカッコイイです!」

リーファ(よく分からない感性ね…)


レンジ「それでは!」

キリト「次回も!」

リーファ・ユイ「「お楽しみに!」」
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