WHITE ALBUM2 〜噛み合わない恋の物語〜   作:シキト4910

7 / 8
遅れてしまいました………


理由は春休みの宿題が終わっておらず、猛スピードで終わらせておりました!


もうすぐ実力テストもあるので、もう少しこのぐらいのペースだと思います………



本当にすいません!

では、どうぞ!


遠き日の思い出

「………かずさ、ちゃん……?」

 

 

「まさか………秋斗………?」

 

僕は今、第二音楽室のドア付近にて、昔の知り合いと運命の再会を果たしていた。

……って、なんだこのプロローグは。前半部分はいいとして、運命の再会って、なんだ、運命って。

 

 

まあそんなことは置いておいて、今僕は、そのかずさちゃんに聞きたいことが山ほどある。

 

 

「ってか、かずさちゃん!あれからどうしてたの!?あと、この学校通ってたの!?それと、なんで連絡の一つもくれなかったの!?というか本当に成長したね。僕と同じくらいの身長になっちゃって」

 

「いっぺんにいくつも質問をするなよ………それなら場所を変えて話そうか。

っていうか最後のはなんだ。あんたはあたしの保護者にでもなったのか………?」

 

「分かった、分かった。……じゃあグッディーズでいいかな?」

 

「ん、あそこのなめらかプリンは絶品だ………」

 

「ははは、変わってないね、かずさちゃん。じゃあ8時にグッディーズで待ってるね」

 

 

そう言って、僕は部活に行こうと歩き出そうとすると…………

 

 

 

「いやいや、ちょっと待ってくれ。今の状況を俺にも説明してくれ」

 

「うーーん、話せば長くなるしな………あ、だったら春希も8時にグッディーズに来てよ。そこで説明するから。」

 

「いや、俺はいいけど、冬馬はいいのか?二人、積もる話でもあるんじゃないのか?」

 

「……ああ、あたしは別に構わないけど………」

 

「じゃあ決まりね。ちゃんとみんな来てよ!春希は大丈夫だと思うけど、かずさちゃんは気をつけてね!………じゃあ部活に行ってくるね」

 

 

そうして僕は部活へと走り出す。

ーーーやばい、遅れそう。遅れたらあの先生怖いんだよなあ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋斗が行った後の廊下…………

 

 

「なあ、秋斗はどこに行ったんだ?」

 

「いや、部活だから!お前全然話聞いてなかったんだろ、そうなんだろ」

 

「……………うん」

 

「本当に聞いてなかったのかよ!?」

 

 

 

…………かずさはプリンのことで頭がいっぱいだったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「いや、お前それ何個目だよ?」

 

「このくらい楽勝だ。あたしはまだまだ食えるぞ」

 

 

今、僕たちはグッディーズに来ている。

だけどさっきから話に入ろうとしているけど、かずさちゃんがなめらかプリンを食べまくってなかなか話に入れない。

 

 

「ちょっと!今日は何しに来たのか忘れてない?」

 

「………え?………プリンを食べるため?」

 

「違うよ!ここに来たのは僕たちの関係を説明するためと、かずさちゃんの今の状況を説明してもらうためでしょ!?」

 

 

この子、ここに来た目的を忘れていらっしゃった!

……いや、そんなことより甘い物好きって言ったって限度があるじゃん!?

なんでプリン12個目まで行ってるの!?

 

 

まあ、そんなことは置いておいて、当初の目的を達成しよう。

 

 

「んで、簡単に僕たちの関係を説明するね。………実は僕、昔はプロの歌手だったんだ」

 

「それは………滅茶苦茶驚いたけど……………それで、それが冬馬となんの関係があるんだ?」

 

「そうだな……昔CMであった、黒い衣装を着た綺麗な女性がピアノを弾いてたの、覚えてない?」

 

「いや、覚えているけど………それが何か関係が?」

 

「ほら、あのCM歌もついてたでしょ。………それが僕」

 

 

僕がそう説明したけれど、春希はイマイチ分かってないようで、

 

 

「その歌ってる奴が秋斗だってのは分かったけど…………で、それが冬馬となんの関係があるんだ?あのピアノを弾いてたのは若い女性だったから冬馬じゃないだろ?」

 

 

………え?ちょっと待って、春希って本当に知らないの?

っていうかその話をした瞬間かずさちゃんの顔が暗くなってるし!

……あの後親子でなにかあったのかな………?

 

 

「って春希本当に知らないの………?あのピアノを弾いてたのは紛れもなく冬馬だよ」

 

「いや、だから………ってあれ?冬馬?」

 

「うん。あの人は冬馬曜子さん。………かずさちゃんのお母さんだよ。

それで、僕は共演してて、曜子さんが可愛がっててくれたから、何度も家にお邪魔させてもらってたわけ。それで、かずさちゃんとは昔から知り合いだったんだ。……理解した?」

 

 

お、やっと春希は理解できたようで、首を縦に振っている。

 

 

「と、いうかあたしはなんで秋斗が歌手をやめたのかが分からない。…………本当になんでやめたの?」

 

 

 

…………なんでやめたんだっけ?たしか、あの時は……………

あれ?本当になんでやめたんだ?思い出せない。何か悲しい事があった気がする。

 

ナニカカナシイコトガ…………ナニカヲウシナッタヨウナ…………

 

 

はっ!……今のはなんだったんだ。………分からない。でも、今すぐ泣き出したい気分だ。

でも、切り替えなきゃ!

 

 

「ごめんね。あんまり覚えてないんだ。多分忙しかったからとかじゃないかな?………それよりかずさちゃんの話を聞きたいな」

 

「いまいち納得できないけど………そんで、あたしの話か?面白くもなんともないけど話すよ。あたしにあったことを…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんなことがあったんだ…………」

 

 

そっか、かずさちゃんにそんなことがあったのか。

曜子さんに日本に置いていかれるなんて。

………でも本当に曜子さんがそんなことするかな?

優しい………優しいよな?なんかからかわれた回数の方が多い気がするけど………

 

そんなことより何か事情があったんじゃないかって思えてくる。

 

 

「………とにかくこの話はもう終わりだ。………プリンも食べたしあたしは帰るよ」

 

「………ちょっと待ってくれ!冬馬にお願いがあるんだ!」

 

 

お、やっと春希が動いたか。ずっと待ってたんだよ。

さあ、かずさちゃんに自分の気持ちをぶつけなよ。

 

 

「……なに?出来るだけ簡単に言って」

 

 

「冬馬!俺たちの…………軽音楽同好会の仲間に入ってくれ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

僕たちの冬はここから始まったんだろう。

 

さあ、悲しくも切ない、青春の物語の始まりだ。

 

 

結末は誰にも分からない。

 

 

 




余談なんですけど………

この物語の今のかずさって、原作のどこかの場面の誰かに似てませんか?

分かった人いますかね?(という名のコメ稼ぎ


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