きゅっきゅふきふき☆きらぴかりん♪ ハイスクールD×D異聞~外宇宙文明を添えて   作:グレン×グレン

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 さて、この辺りはあまり原作から乖離させれないのが難点ですね。

 ……といった感じで、とりあえず聖書の神の死が語られる段階です。


第一章 其の七 衝撃の真実

 

 イッセーSide

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 な、な、な、なんだぁああああ!?

 

 え、ちょっと待って!?

 

 エクスカリバーは合一化したけど、それでも木場の聖魔剣ならまともに戦えたし、何よりゼノヴィアのデュランダルはあっさり弾き飛ばしてたじゃんか。

 

 それが何で―

 

「ぐ、ぁあああああああ!?」

 

「ふはははは! どうした、疑似的とはいえこれこそが真のエクスカリバーとデュランダルの頂上決戦だぞ!」

 

 ―バルパーが振るうエクスカリバーに、デュランダルを持ったゼノヴィアが圧倒されてるんだよ!?

 

 普通に剣同士がぶつかり合って、ゼノヴィアが吹っ飛ばされてるのが信じられない。

 

 なにが、どうなってうぉわ!?

 

「よそ見は厳禁だぜぇ、坊主! 左腕以外ならこの銀弾なら致命傷だぜぇ!?」

 

 クソッタレ! 千条の野郎、さっきから俺たち全員に撃ちまくってるせいで、ゼノヴィアを助けに行く余裕が全くねえ!

 

 しかも、しかも……っ!

 

「君が万全なら負けてただろうね。でも禁手に使い慣れてなくてばてちゃってる今のガス欠状態じゃぁ、今の僕沈には勝てない!! ―な~んてセリフぱろって意趣返しぃっとぉ!」

 

 ―フリードのやつに、木場が圧倒されてやがる!

 

 クソッタレ、っていうか千条とフリードのやつ、持ってるの合一前のエクスカリバーじゃねえか!?

 

 どうなってんだよ、エクスカリバーは合一したんじゃなかったのか!?

 

「どうした小娘! サーゼクスの妹とバラキエルの娘がそろいもそろって情けないぞ!?」

 

「クッ、コカビエル……っ!」

 

「私を、あのものと一緒にするなぁ!」

 

 リアス部長と朱乃さんも、コカビエルに圧倒されてる。

 

 しかもこれ、完全に遊ばれてるじゃねえか!!

 

 くそ、くそくそくそくそ! こいつら、強い……っ!

 

「んじゃ、やられた屈辱は首をはねて返そうかなぁっとぉおおおおおお!!!」

 

「く、早い……っ!」

 

 ヤバイ、木場がこのままだとやられる!!

 

「木場さん、逃げてください!」

 

「祐斗先輩……っ!」

 

 まずい、アーシアも小猫ちゃんも、木場をカバーしきれ―

 

「せいやっ」

 

「にゅぉっ!? マトリィイイイックス!!」

 

 ―その瞬間、陸上部とかの整地用ローラーが、なんか投げ飛ばされた!

 

 フリードは状態そらしで何とか回避するけど、その隙に木場は何とか距離をとれた。

 

 そのままアーシアのところに下がって回復している間、さらに増援もやって来たぜ!!

 

「あらら! やってくれるわね!!」

 

「……はあっ!」

 

「え、あいつら全滅したのかよ!?」

 

 そして日本刀を奮う華虹さんと、気合とともに蹴りを放つ麻生田さんが、千条を足止めして仕切り治させてくれる。

 

 しかもなんか鉄でできた小さな人型の犬が、バルパーに襲い掛かった。

 

 バルパーはそれをエクスカリバーで弾き飛ばすけど、その隙にゼノヴィアも体勢を整えなおした。

 

「信徒ゼノヴィア! こちらは片付きました!」

 

「西野アメリアか! 助かる!」

 

 よっしゃ! 西野も来てくれたのか!

 

 ん? ってことは!?

 

「……ラァアアアブゥウウウアァアアアアンド、ピィイイイイイイイイッスゥウウウウウウウウッ!!!」

 

 なんかハート形の光が、コカビエルにマジの防御させて部長も朱乃さんもかすめ取られるように誰かが抱えてこっちに向かってきた!

 

 あ、ゼルマンさんだ!

 

 でもそれ絶対ラブ&ピースじゃないよ! むしろ殺意満々だよ!?

 

「ちょ、ゼルマン・白花!?」

 

「そうよぉ? お待たせしちゃってごめんなさぁい」

 

 リアス部長にそう答えながら、ゼルマンさんはウインををしてから、コカビエルに向き直る。

 

「全くもぉ、コカビエルさんったらぁ、生産禁止になった人工神器を持ち出すなんて、ちょっとやりすぎよぉ?」

 

「ゼルマンか。準幹部をリアス・グレモリーとの折衝役に送るとは、本気でこちらを止めに来たようだな……っ」

 

 こ、コカビエルのやつが苛立つぐらいにはできる人だったんだ。

 

 ってことは、堕天使は本気で戦争をしたくないと思ってる……わけだよな?

 

「ゼルマン、フリードたちの強さの種はわかるかしら?」

 

 部長は仕切り直しになった今のうちに知りたいことを聞くことにしたみたいだ。

 

 それに俺も気になる。バルパーがめちゃくちゃ強かったり、フリードが木場を圧倒したり、っていうか千条たちがなんで合一化したはずのエクスカリバーの分割状態のを持ってるのかも気になる。

 

「……一つだけわかるのは、コカビエルさんは人工神器を持ち出してたみたいねぇ。おもちゃに興味がないって言ってたのに、いけずなんだからぁ」

 

「なかなか興味深かったのでな。封印系神器の応用で核融合炉を内蔵し、その力で所有者を強化する極光の超人装具(ガンマウェポン・リアクター)。なぜ数機だけで開発中止にしたのかがわからんぞ?」

 

 か、核融合炉!? 人工神器!?

 

 リアス部長もアメリアも目を見開いてる。そりゃそうだよ。

 

 神器って、堕天使が作れたのかよ!?

 

「そんなの、壊れた時が大惨事だからに決まってるじゃなぁい。純粋核融合には程遠いんだから、こんなところで壊れたらチェルノブイリもかびっくりの大惨事よぉ」

 

「別にいいではないか。人間など数だけは多いのだから、百万や二百万減る程度で何が困るの言うのだ」

 

 あ、大変なようですね!

 

 っていうかコカビエル! そんな危険なものを持ち出すんじゃねえ!

 

「あとフリードたちが持っているのは、千条経由で手にしたエクスカリバー研究を利用した量産型の試作型だ。莫大なコストで一割程度の再現率が限界だったが、極光の超人装具(それ)と組み合わせることで短時間だが分割状態の再現を可能としている」

 

 ご丁寧に説明してくれてありがとよ、バルパー。

 

 くそ、なんてもん開発してくれてるんだよ。厄介じゃねえか。

 

「……ちなみに。千条が持ってるのも人工神器よ。光の銃弾の二割減の悪魔特攻聖別銀弾を秒間十二発連射できるだけの力を持つ無尽の聖銃(シルヴァ・ベレッタ)っていうの」

 

「おうよ! 威力不足は祝福の聖剣(エクスカリバー・ブレッシング)で底上げしてカバーってわけさ!」

 

 あ、そっちも説明ありがと!

 

 そっか、性能の低さをエクスカリバーでカバーか。

 

 ……余計なこと思いつきやがって!

 

 つっても、とりあえずいったん仕切り直しか。

 

 ならこのまま何とか頑張らないとな。

 

 堕天使の方の増援は、どうも足止め喰らってるみたいだし、こうなったら魔王様たちが派遣した悪魔の増援に期待するしかないってことか。

 

 ああ、ここは頑張るしかないよな、ああ!

 

「頑張りましょう、部長。俺もまだまだ頑張れます!」

 

「そうですね。コカビエルの行動は、プルガトリオ機関として以前に人として認めることはできません」

 

 アメリアもそう言って、周囲に鋼の獣人を集めてくる。

 

 これだけの数がいれば、きっと増援が来るまでしのぐことも―

 

「―フン。ゼルマンたちローズ・セイバーはともかく、使えるべき主を亡くした悪魔と信徒がよく吠える」

 

 ―の野郎、こっちがやる気になったってのに、水を差すんじゃねえよ!

 

「なめんな! こちとらつい数か月前に転生したばかりで、俺の主はリアス部長だけだっつ……の………?」

 

 あれ?

 

 なんか、一気に全員テンションが下がった感じ……なんだけ、ど?

 

 ってひぃいいいいい!?

 

 俺が首をかしげていると、ゼルマンさんからすごい殺気が!?

 

 え、ちょっと待って!? なんでゼルマンさんが、初代魔王様が殺されたこと言われた程度で切れるの? 堕天使なんだから、悪魔や信徒の主が死んだ……って………ん?

 

「あれ? そもそも信徒の主って……神様?」

 

 だよな?

 

 それが何で、亡くなってるとか言ってくるんだ?

 

「コカビエルさん、そういうこと、言っちゃう?」

 

 めちゃくちゃ怒ってる表情でゼルマンさんは問いただすけど、コカビエルは平然としていた。

 

 しかも、フリードや千条は割とぎょっとしているけど、バルパーは平然としている。

 

「いうともさ。バルパーはすでに知っているし、そもそも証拠がそこにあるだろう?」

 

 そう言いながら、コカビエルは木場が持っている聖魔剣を指さした。

 

 俺たちがそっちに目を向ける中、今度はバルパーの声が聞こえてくる。

 

「そもそも聖と魔は水と油を超えるレベルで相反する、世界が持つ属性だ。世界のバランスそのものが大きく崩れるようなことが起きなければ、交じり合うなど理論上あり得んよ。それこそ、聖書の神クラスの世界の調和にかかわる存在が死ななければ……な」

 

 え、ちょ、待て待て待てって!

 

 木場が聖魔剣に至った理由が、聖書の神様が死んでるからぁ!?

 

 ま、マジなの!?

 

 俺が戸惑ってると、俺の神器である赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の宝玉が光って、封じられている赤龍帝ドライグの声が聞こえてくる。

 

『言われてみればその通りだな。いくら禁手であろうと、聖と魔の融合した剣を生み出すなど本来あり得る所業ではない。聖の力は聖剣因子の取り込みが原因だとして、相反する矛盾融合を神滅具でもない神器がなすには、それだけの理由が必要になる』

 

「その通りだよドライグ。聖書の神は四大魔王と相打ってすでに死んでいる。ま、これが現代社会で知れ渡れば世界恐慌の一つぐらいは起きるだろう。現状維持や平和などというものを尊ぶ連中からすれば、ばらすにしても千年や二千年規模の慎重な準備がいるだろう」

 

 ドライグの仮説に、コカビエルは思いっきりうなづいた。

 

 え、マジで!?

 

 いや、神様まで死んでるのは驚いたけど―

 

「そこまで慎重にするほどなのかよ!?」

 

「そりゃそうよぉ」

 

 と、ゼルマンさんがはっきり言ってきた。

 

「日本は宗教観が緩いからわかりづらいでしょうけど、聖書の神……すなわち、アブラハムの宗教が唯一神の死はそれだけのことよぉ。石油産出国の多くが信仰しているイスラム教はその辺厳格なのが多いし、キリスト教徒は大半の先進国で信仰されてるもの」

 

「アメリカですらいまだにダーヴィンの進化論を否定し、授業で言葉にも出さない奴らがごろごろいるのだぞ? もしこの事実が知られれば、国家機能がマヒするだけではすまんだろうな」

 

 え、マジなのゼルマンさん!? マジなんですかコカビエル!?

 

 あれ? じゃ、信徒のアーシアは特に………。

 

「主が、すでに死んでいる……? それでは、主の奇跡は……?」

 

 虚ろな目になっているアーシアに、コカビエルの鼻で笑う音が聞こえてくる。

 

「聖書の神は信仰を力に変えて奇跡をなす「システム」を作っている。今はミカエルたちがよくやっているから一応は機能するが……取りこぼしはごろごろあるだろうな」

 

「そん、な……」

 

 うわ、アーシアが気絶したぁ!?

 

 慌てて俺が支える中、ゼノヴィアやアメリアさんも崩れ落ちる。

 

「そん、な。そん……な………」

 

「……確かに、それならミカエル様の不自然な言葉も。でも、そんな………」

 

「アメリア! アメリア、しっかりして!」

 

 アメリアを立花が支えるけど、それでもこれはまずい!

 

 くそ、この野郎………っ

 

「ふっザケんじゃねえぞ、この野郎!!」

 

 ああ、俺はもうなんかむかついてきた。

 

「聖書の神が死んだとか、正直俺はよくわかんねえけどよぉ! 神も魔王も死んだってんなら、なんで戦争なんて続けようってんだ!!」

 

 ホントにそれだよ。

 

 戦争してきた連中が死んでるなら、平和に生きてればそれでいいだろうが!

 

 なのにコカビエルは、心底イライラした感じになってきやがった。

 

「むしろ逆だ。おかげで半端なままうだうだやっているのがいい加減我慢できないんだよ! だというのにトップを失って腑抜けた天使や悪魔はともかく、俺たち堕天使のアザゼルまでもが、二度目の戦争はないだと? ふざけやがって!」

 

 顔を真っ赤にしてマジ切れになってるコカビエルは、本気でブチギレてる。

 

「神器などというおもちゃの研究ばかりして、役に立ちそうな人工神器は封印する奴らの相手などしてられるか! 俺は一人でも戦争を起こしてやる。そしてそれに便乗する輩は、神の子を見張る者(グリゴリ)にも教会にもいる! 悪魔であろうと、旧魔王の末裔共は乗っかるだろうよ!!」

 

「正気の沙汰じゃないわねぇ。ホント、ここまでとは思ってなかったわよ」

 

 ゼルマンさんもマジで困り顔だし、怒ってもいるようだ。

 

 ああ、そこは俺も同意見だぜ。

 

 だから―

 

「………そんなことのために、俺のハーレム街道を邪魔するってのか、てめえ!!」

 

 ―俺の夢を、邪魔しようってのか!?

 

 俺が本気でブチギレながら指を突き付けると、コカビエルはちょっとだけ目をぱちくりした。

 

 なんだよ? 何か悪いか!?

 

 男の子なんだよ! もてたくて何が悪い!!

 

 っていうかショックを受けてない人たちが全員あきれてる感じなんだけど? どうして!?

 

「い、意外とマイペース……なんだね?」

 

 どういう意味ですか麻生田さん!

 

 俺は、俺の人生は! そのために一生懸命努力してるんですよ!?

 

 それが邪魔されるってんなら、怒る程度して当然でしょぉ!?

 

 なんかショックを受けていると、コカビエルは面白そうな表情を浮かべてきた。

 

 くそ! お前バカにしてるだろ―

 

「女が欲しいなら俺とともに来るか? 行く先々で見繕ってやってもいいぞ?」

 

 ―――――え゛

 

 な、

 

 な、

 

 な、

 

「………マジで?」

 

「イッセーぇっ!」

 

 ひぃいいいいい!?

 

 部長が、部長が怒ってらっしゃるぅ!?

 

 や、やばい! これはマジでやばい!

 

「ここで切って捨てずに一瞬でも乗っかりかけるって、どんだけハーレム作りたいのよ」

 

 すいません華虹さん! 男の子なんです!

 

「イッセー。お願いだから今は空気を読んで。コカビエルも本気にするとは思ってないはずよ?」

 

 まじですか部長!?

 

 くそ、よくもだましたな。おかげでリアス部長に怒られたじゃねえか。

 

 っていうかものすごいあきれた表情をしてるんじゃないよコカビエル共。なんで誘っておいて乗っかりそうになったらあきれるんだよ。

 

 と、とりあえずもうちょっと真面目に謝らないとなぁ。

 

「す、すいません。どうしてもハーレムって言葉に弱くて」

 

 俺がそういうと、部長はため息をつきながら―

 

「……そんなにいうなら、コカビエルを倒せたら私を好きにしていいわよ」

 

 ―――なんだと!?

 

 俺は、指向が止まった。

 

 一秒だったのかもしれない。でも、まるで一年のように感じた。

 

 それだけの衝撃を受け、俺はちょっと確かめたいことがあった。

 

 ……なんか全員信じられないものを見ているような顔をしてるけど、知ったことか!

 

「……なら、ち、乳首を、す……吸っても?」

 

「………それでコカビエルを倒せるのなら、安いものだわ」

 

 そ、そんなことが、マジで?

 

「………ならいっそのこと童貞でも食べてあげよっか? それでこの状況がひっくり返せるなら、はっきり言って願ったりかなったりだし……最近疼いてるし」

 

 今なんて言いましたが、華虹様!?

 

 最近疼く? 疼くって下半身が? 性的な意味で?

 

 女性が性的な意味で下半身を疼かせるだなんて、そんな奇跡がこの世に存在したのか!?

 

 う、う、う………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時、なんか結界が割れたけど、俺は全く気付かなかった。

 




 コカビエル側はこれぐらい強化されているといった感じですね。ことバルパーが支援されたことで、奴の技術力が数段上になっているのがポイントです。
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