きゅっきゅふきふき☆きらぴかりん♪ ハイスクールD×D異聞~外宇宙文明を添えて 作:グレン×グレン
ようやく、ようやく出せるぜ!!
Other Side
その時、白が墜落した。
駒王学園高等部全体を覆う結界を、上級悪魔ソーナ・シトリーが眷属とともに作り上げた結界を、一瞬で吹き飛ばし白が地面に叩きつけられる。
しかし白はすぐに立ち上がり、上空に向かって絶大なオーラの塊をいくつも放つ。
一発一発が、リアスや朱乃の全力に匹敵するだろう高密度の攻撃だ。
一発で上級悪魔でも悶絶するような攻撃を、続けざまに十数発放つその白が、間違いなく強大な存在であることは言うまでもない。
「ちょいさぁっとぉ!」
―ゆえに、それをすべて切り捨てる追撃者が、同じように強大であることはさらに言うまでもない。
そしてその追撃者を追い抜くように、何体もの剣を構えた騎士が一斉に白に襲い掛かる。
すべてが魔剣を持つ騎士は、合計で18体。
白を包囲するように着地した騎士は、同士討ちすら恐れることなく一斉に切りかかる。
「やってくれる!」
白は反撃のこぶしを奮うが、騎士たちは拳にたたきつけるように斬撃を叩き込む。
そして魔剣が吹き飛ぶの同様に、白の鎧も大きく図つけられる。
すべての騎士は粉砕されるが、しかし白もまた全身から何かが焼けるように煙を吹き出しながら、うめき声とともに歯噛みする。
「全部龍殺しとは、やってくれるな」
「ま、天下の白龍皇を相手にするってんだ。これぐらいの芸はいるだろうよ」
白に対してそう返答しながら、追撃者は地面に着地する。
……その光景に、ゼルマン達ローズ・セイバーは二重の意味で唖然となった。
白の存在は白龍皇ヴァーリ。今代の白龍皇にして
それが一対一で苦戦している事実だけでも驚くのだが、別の意味で驚かせるのは、男の恰好だった。
さすがに圧勝とはいかないのか、ところどころ怪我をしているその男は、然しどう考えてもおかしな格好をしていた。
具体的にいうと、全身に取り付けたプロテクターが、剣を固定させていたことだ。
「………何その格好?」
思わず首をかしげて聞いた麗華は悪くない。
悪いのは、それに対して元気よく自慢げに胸を張る男の頭である。
「何言ってんだおめぇ。剣は強いんだぜ? だったら強いもんをいっぱい使えるようにすれば、もっと強くなれんのは当たり前の結論じゃねえか!」
「よし、馬鹿なのね」
「麗華、ちょっとそれストレートすぎだから」
麗華をたしなめる龍華も、内心で同じ結論を出していることは言うまでもない。
そしてそれはそれとして、目の前の男が強敵なのは言うまでもない。
神滅具の担い手ですでに禁手にまで至っているヴァーリを相手にここまで立ち回れる男。其の時点で強くないなどということはあり得ない。
そして、バルパーは彼に対して得心した顔になって声をかけ始める。
「そうか。お前が助っ人か。すでに白龍皇を抑えてくれたようだな、感謝するよ」
そう告げるバルパーに、男は親指を立てるとは尾を見せて笑う。
「気にすんな! あんたみたいな輝いてるやつが、堕天使でもっとも輝こうとしてるコカビエルと一緒に頑張ってんだ!
その言葉に違和感を覚える暇もなく、全員の前で、男は全身に剣を具現化する。
そしてその剣から放たれるオーラを感知して、リアスは絶句する。
「………聖魔剣の、オーラ………っ!?」
ありえない。そう言外に告げていた。
聖魔剣は聖書の神の死を証明するレベルの、本来あり得ないイレギュラーの塊だ。
それを眷属である祐斗が成し遂げたことは誇らしかったが、目の前でいきなりそれを成せるものが現れれば、動揺もするのが人情だろう。
そしてそれをあざ笑うかのように、バルパーはくっくっくと笑う。
「奴が持っているの新種の神器でな。聖魔剣を創造するだけでなく、聖剣や魔剣の騎士団も想像できるのだよ。おそらくだが、極めれば禁手にならずとも聖魔剣の騎士団を想像できるだろう」
「おうともよ! 盟主がつけてくれた
そう告げつつ不敵な笑みを浮かべるザン・トーケンを名乗る男を前にして、ゼルマンはさすがに表情から余裕が消える。
堕天使側が用意した最強戦力と、真っ向から渡り合える男が目の前にいる。
これは完全に想定外であり、最悪の事態になりえる可能性があった。
「これはさすがに、増援まで粘らないとぉ―」
そう、弱音交じりで守勢に回る発想になりかけたその時―
イッセーSide
「うぉおおおおおおおおおおおおおおお! おっぱぁああああああああああああああっいっ!!!!」
俺は、俺は気合が一気に入って来たぜ!!
元気百倍、やる気千倍! 闘志はまさに一万倍!
いよっしゃぁ! これなら、行ける!
「ふ、ふはははははは! おっぱいが吸える上に、色っぽいお姉さんにエッチなことをされるだなんて! 今なら俺は神すらぶちのめせる!! あ、神様死んでたっけ!」
なんてことだ。いい日にもほどがある。
コカビエルが何だってんだ。そんな奴、
「さあ、覚悟しやがれコカビエル!!」
俺はそしてコカビエルをにらみつけ……ん?
「あんたら、誰?」
「「「「「「「「「「今更!?」」」」」」」」」」
総ツッコミ!?
え、マジで? マジツッコミ?
もしかして俺、ずっと周りが見えてなかった!?
でも仕方ないよね! だって乳首が吸えるんだもん。エッチなお姉さんとのひと時も待ってるんだもん!!
だから、俺頑張ってたのに………。
「なんでそんな、人を馬鹿みたいに言ってくるんだよ!?」
「いや、馬鹿だろ」
うるせえよコカビエル!!
お前は、お前はもう前座なんだ! 俺の中ではおっぱいの前座なんだ!
「というより、女の乳首が吸える程度でそこまで出力が上がるとは、お前はいったい何なんだ?」
俺がなんだって?
そんなもん、これで十分だよ。
「俺は兵藤一誠! エロと熱血で生きる、リアス・グレモリー様の
そんでもって―
「お前らが何だろうと構わねえ。俺が乳首を吸い、そしてエッチなことをしてもらうために、俺はお前らをぶったおす!!」
「おいおい。すごいことになってるな」
「まったく。悪魔というのは正直どうかと思うね」
あれ?
錬一Side
まったく。本当に大変だった。
追いかけて行ったら結局待ち構えられていたんで、俺はあいつらを見失った時点で離脱を決めた。ちょっと冷たい判断で心は痛むが、この状況下では共倒れになるからな。自力で逃げることを願うしかなかった。
そして人目を避けて隠れながら、連絡手段がないことに気が付いて、そのため休息をとりながら、敵がいないことを確信できるまで隠れていたわけだ。
そして敵の気配がなくなったので助けに行こうとしたら、ハイゲイトが大量の悪魔祓いと大立ち回りをしてる現場を発見して、とりあえず援護。
そしてそのまま駒王学園に展開された結界の方に来てみれば―
「……とりあえずどういう状況だ! 珊瑚、アメリアはなんでこの状況下で茫然自失になってんだ!?」
「聖書の神様が死んでるって言われた」
………マジ?
口から出まかせなら切って捨てれる程度の胆力はあるし、何より根拠も示されずに敵から言われたそんな言葉を素直に受け止める奴でもない。
ってことは、納得できるような根拠を示されたうえでそんなことになってるわけだな。
ミカエル様が「主」ではなく「セラフ」って言い回しをしてたわけだ。そりゃ死んでるんだから勝手に言葉を決めつけるわけにはいかないだろう。
ってまて。ハイゲイトの方は大丈夫か!?
「なるほど。だとするならば今の今まで戦争の継続に消極的なのもうなづける」
思った以上に平常運転だったぁ!?
「お前はもうちょっとへこめよ!」
「何を言うか。之でも衝撃は受けているが、然し致命傷を受ける理由はない」
マジで!? どこが!?
俺はおろかコカビエルですら引いているんだが、なぜかハイゲイトは見る感じでは動揺してない。
そしてハイゲイトは、首すらかしげている。
「主の教えは残されているのなら、致命傷には程遠いだろう? 何より宗教において神とは「善と正義の定義者」だ。さすがに極端すぎる暴論ではあるが、はっきり言って教義がここまで伝わってるのなら、極論亡くなられていようと問題はないだろう?」
「それはどうだろう?」
俺は思わず突っ込んだ。
っていうか本当に極論かつ暴論だろ。ちょっと物差しの使い方が間違ってないか?
アメリアとかゼノヴィアとかアーシアとか、全然復帰状態じゃないし。
いや、まあ戦力が無力化されてないのはよくわかった。ならもう、よしにするか。
「………まあとりあえず、俺たちがすることは変わらないわな」
ため息をつきながら、俺はコカビエルをにらみつける。
「俺の大事なチームメイトをへこませてくれやがって。覚悟はできてるんだろうなぁ、オイ?」
「ふん。神器を持っていることは知っているが、しょせん神滅具には届かんような代物だろう? それでどうやって―」
その瞬間、俺は躊躇なく大技を叩き込む。
こっちに来てから上空にスタンバらせておいた、圧縮した一撃を、頭上から一気に叩き込んだ。
それに対してコカビエルは躊躇なく光の槍を作って投擲。直撃とともに一撃がはじけ飛ぶ。
その瞬間、大型の爆弾が爆発したと思えるような、圧倒的な衝撃波と暴風が吹き荒れた。
「うわぁああああ!? え、何だ!?」
兵藤が驚くが、俺は気にしてる余裕がない。
……さすがに、コカビエル相手はきついんでな。
「とりあえずコカビエルは抑える。可能なら潰すが、とりあえず「命大事に」で行くから他を片付けたら援護頼む」
ああ、そろそろ本気で行くしかないだろう。
俺は悪魔祓いようの光の剣を引き抜きながら、割と切れ気味なのではっきりと宣言する。
「コカビエル。そんなに
そして、俺は具現化している神器をこれ見よがしに見せつける。
六つのブーメランのような形状のブレードが接続された、蒼い籠手。
20年ほど前に使い手が死んでから、次の使い手として俺が選ばれてしまった、新種にして強大な神器。
その名も―
「教会が誇る新規
イッセーSide
あ、ああああああああ!?
「コカビエルが!? 俺のおっぱいが!?」
「………気でも狂ったのかい?」
うるせえよハイゲイト! 俺にとっては一大事なんだ!
部長の乳首が! 華虹さんとのエッチなイベントが!
このままではなくなってしまう!!
「クッソ許せねえ! こうなったらまとめてぶっ飛ばして―」
「いやこっち忘れてね?」
その瞬間に、千条のやつが抜き撃ちでこっちにぶっ放してきやがった。
とっさに伏せて交わすけど、危なかった!
「こ、この野郎! 俺の部長の乳首を吸えるか吸えないかの一大事、邪魔するんじゃねえよ!?」
「いや、今せっかく戦争ができてんだからそっち気にしようぜ? 女とエロいことしたいなら、神滅具持ちなら強引にいくらでも抱けるだろ?」
何言ってんだこの野郎。
俺は強姦がしたいんじゃない。エッチなイベントを楽しみたいんだ!
覗きとはわけが違うんだぞ。何考えてんだこの野郎!
「……覗きも十分卑劣です」
え、マジですか小猫様!?
心読まれたうえに衝撃の真実にびっくりだよ!
ってそんなことを言ってる場合じゃない。
部長の乳首は残念だけど、何はともあれ敵をどうにかしねえとな。
ああ、なんてったって―
「おんや~? これはもう、リベンジマッチするしかない感じかな~ん?」
「まあいいだろう。エクスカリバーがどこまで使えるか試させてもらうぞ」
千条の野郎と並び立つ感じで、フリードとバルパーが横並びに来てやがる。
こりゃ、本気で行くしかないってわけか。
「よっしゃ! ならドライグ、代償には何を払えば―」
「いや、その必要はない」
……なんだよ、ハイゲイト。
「お前が全部何とかするってか?」
「まさか。エクスカリバーを相手に、そこまでおごり高ぶる気はないさ」
そう言いながら、ハイゲイトは右手を地面につける。
「だから、不本意ながら悪魔の支援をさせてもらう」
その瞬間、駒王学園の地面がなんかこう……居心地悪い感じになった。
いや、何をして―
『相棒。いい知らせがあるぞ』
なんだよドライグ?
俺が首をかしげてると、ドライグはなぜか面白そうな感じだった。
『この土地が急に俺の力を増幅させている。これなら代償がなくても十分そこらは禁手を再現できるぞ』
マジでか!
え、でも
左腕を捧げてやっと10カウントだったったんだぜ? 普通に考えて、そんなにあっさりできるなんておかしくないか?
俺が首をかしげていると、ハイゲイトは少し嫌そうな顔をしながら立ち上がった。
「我が
そう言いながら、ハイゲイトはいつの間にか取り出してた鉄製の剣を構える。
そして一瞬光ったと思ったら、今度はエクスカリバーにも負けないような聖なるオーラが放たれたあ!?
あ、これが物体の聖別ってやつか。すごいなオイ。
「千条にはしてやられたからね。こちらは彼を担当させてもらおう。そちらはどうする?」
「……だったら、ダチをボコった仕返しをするとするさ」
俺はフリードをにらむと、神器に包まれた腕を突き付ける。
「覚悟しやがれ、フリード!」
「ほほ~ん? アーシアちゃんレイプ未遂のリベンジが足りないと見た! ……俺もできなかったこと込みでムカついてんだぜ、あぁん!?」
だったらなおさら殴りがいがあるみたいだな、おい。
「……んじゃ、堕天使側は責任をもって、技術顧問ちゃんをどうにかしようかしら」
そう言いながら、ゼルマンさんはバルパーに向き直る。
そんでもって、白い鎧の方にちらりを視線を向けるとウインクをした。
「じゃ、ヴァーリくんはそこの子をお願いね。たぶんだけど、コカビエルさん並みに強そうだから気を付けてね」
「……こちらの気持ちを考えてくれて助かるね。ああ、やられっぱなしは趣味じゃないし、コカビエル以上に楽しめそうだ」
そう言いながら、ヴァーリとかいう白い鎧は、なんか剣だらけの奴に向き合った。
………なら、やるとするか!!
と、言うわけで主人公である錬一の神滅具の名前をついに明かせました。
色や形状の描写で察した人も多いとは思いますが、この神器は本編主人公の錬一に与えるオリ神滅具はどうするか考え、原作主人公であるイッセーの赤龍帝の籠手に対する一種の対存在として外観を設計しています。
ちなみに黒曜岩の剣尾とガチバトルしてたのがこれで、剣尾の方は白龍皇の光翼に対する一種の対存在として設計してます。まあそうなれば想定できると思うので行っちゃいますが、錬一のライバルポジション用です。