きゅっきゅふきふき☆きらぴかりん♪ ハイスクールD×D異聞~外宇宙文明を添えて 作:グレン×グレン
思った以上にスムーズに進んだよ。
特に魔王二人とミカエル様の会議がスムーズだ。アザゼル即得は時折引っ掻き回して反応を楽しんでるが、それも後ろで時々麗華姉さんがハリセンを叩き込んでる。
ちなみにそのハリセン、(シェムハザ代行)とか書かれてるんだけど、そんなレベルでこれ想定されてるのかい。
もっとまじめな人も送り込んでほしかったなぁ。
まあ、それはともかく。
「んじゃ、手っ取り早くまずは和平を決めようぜ。つーかアップルパイがいいにおいで腹減ってきたし、一番面倒なものを終わらせれば食えるだろ」
……俺のアップルパイはどれだけ人気なんだ。
思わず俺は頬がひきつるが、ミカエル様はそれに苦笑した。
「まあ、あなたはそういう人ですしいいでしょう。スフレリーヌはなかなか美味でしたので、アップルパイもはずれはないと思いますよ」
ミカエル様、なんで俺のスフレリーヌまで比較に出すんですか!? あとトップ陣、なんで作ってほしそうな視線を向ける。
仲良すぎだな、おい!
俺が内心で引いていると、今度は珊瑚が一歩前に出る。
「……プリンもケーキもパフェもおいしい。あと出来立てみたらし団子は絶品」
「珊瑚、今作れないお菓子まで言わないで上げてください。無茶ぶりで錬一が困ってますよ」
困ってるのはそこじゃないぞアメリア。珊瑚も、お前もうちょっとこの会議について気にしてくれ。
……ああもう、なんか全員興味深げな感じになってるし。
「……作ればいいんでしょう、作れば。ちょっとスーパー行ってきます」
「いやいや。そういったのはまた後日のお楽しみに取っておくよ。……忘年会とかに頼もうかな?」
ちょっとそこの魔王ルシファーさん。
年末にこのメンツで集まるのかよ。あとそれってつまり、俺にお汁粉でも作れと?
「おいおい年末はどの菓子にするかが選びにくいだろ。クリスマスにブッシュ・ド・ノエルとかにしといてやれ」
そうじゃないだろうがそこのアザゼル総督。
っていうか凝ったもの要求するなよ。この人数分作るのは手間がかかりまくるぞ。
っていうか、和平どうなった和平。
「話進めてください。12月になったらシュトーレンでも作って送りますから」
もうここは約束しておこう。
っていうか、せめてアップルパイを食ってから頼むかどうか判断してくれ。
俺がため息をつくと、サーゼクス・ルシファーさんが微笑を浮かべた。
「実際のところ、和平によって戦争を終わらせたいというのが共通見解なのは同じようだ。
「神器研究のが主体だよ。第一、戦争をする気がないことと誰かが戦争してくることに備えることは別だろうが」
そう適当な口調で返すアザゼル総督だが、その勢いでジト目をミカエル様と魔王二人に返した。
「……それ言うなら、新規神滅具候補込みで三つも神滅具を保有してる教会や、妹が赤龍帝を迎えて、更に
「……え、マジで!?」
なんでイッセーが驚く。
ああ、そういやこいつは新米だったな。なら情報が入ってなくてもおかしくないか。
「そうなのよん。おかげで一時期現
と、セラフォルー・レヴィアタンがため息をつき、そしてサーゼクス・ルシファーも苦笑する。
「しかし彼にその気はないようでよかったよ。むしろ神滅具保有者を三人も子飼いとしてスカウトしていたからこそ、大王派の貴族たちも迂闊な手出しができなかったともいえる」
「そりゃそうだな。でなけりゃこっそり幽閉する程度のことはやらかすだろうぜ、奴ら」
そうアザゼル総督もぼやくなか、同時になんか目をキラキラさせてた。
「しっかし、これで行方不明になった
「俺、三大勢力トップ付きの菓子職人決定かよ」
思わずそうぼやいたけど、これ、俺別に悪くないよな?
というより、神滅具候補の神器持ちを、菓子作りの腕で判別するのは物差しの使い方としてどうなんだ?
「……旗本錬一君。もしよければ、グレモリー本家の転生悪魔にならないかね? 君なら一年間真剣に鍛えれば専属パティシェになれると思うよ?」
「むむむ……っ! ソーナちゃんに比べれば私を感動させれないけど、これはこれで……っ」
「おい旗本。実は
「ミカエル様助けて。この人たち、俺を測る物差しが菓子職人で固定化されてるんですけど」
マジでどうしてこうなった。
「落ち着いてください、錬一。皆さんも、あまりそういう悪ふざけをしないでください」
「いや、俺は真面目に言ったぞ?」
おい。なんで一番ふざけて言ってそうな堕天使総督が本気なんだ。
「はっはっは。おいしかったのは本当さ。戦闘能力だけでなくこれだけの菓子作りの腕があれば、甘味好きな上級悪魔なら躊躇なくスカウトすると思うよ?」
そこのルシファーさんも、割と本気で言ってやがったな?
「菓子作りで出世! そんな上級悪魔街道もあるのか……っ」
そしてそこの赤龍帝。お前はそれでいいのか。
「と、とりあえず錬一をいじるのもいい加減にしてくれませんか?
アメリアの助け舟が目に染みる。
「……総督、もっと本気でスカウトしてません? その、毎日錬一がこれだけのお菓子作ってくれるなんて……マジで最高なんだけど」
「……ねえ、錬一。乳製品主体で作れる? ……トレーニング後にこれ食べれるとしたら、すごくうれしいんだけど?」
姉さんたちもなんで本腰入れてるんだおい。
「だめ。錬一と錬一のお菓子はとっちゃダメ」
珊瑚。俺と俺の作ったお菓子を同列で語るのやめてくれないか?
なんでどいつもこいつも俺を測る物差しが菓子作りなんだよ。ほかに何かよこせ。
泣きそうになったその時、フードをかぶって今まで黙っていた人が、フォークを置くとため息をついた。
「……やれやれ。そろいもそろってその勇士を菓子作りの腕だけで判断しかねない発言をするとは、情けない」
なんか妙に尊大な口調で、女の子の声が聞こえる。
……というより、俺に対する強い視線を感じるんだけど、どういうことだ?
「ならば
あれ?
もしかしてこの人、天界とか教会のお偉いさん?
俺たちがきょとんとしていると、その視線を受けてかその女性は首を横に振る。
「そして、神滅具候補だけでもない。……妾は神滅具候補の力も菓子作りの腕も認めているが、それ以上にあり方に惚れた」
………はい?
俺が目を丸くしているときに、彼女は立ち上がりながらフードをとる。
―そこにいたのは、薄紫の長髪を、首のあたりで二つのみつあみにした少女。
そしてなぜかふっと髪をかき上げてから、彼女は俺を目の前にしてはっきりと告げる。
「旗本錬一よ! この妾、パトリシア・ルーレイロ・レヴィアタンの男にならぬか? プルガトリオ機関エクストラ部隊の者として、同じプルガトリオ機関の出で強き胆力を持つ汝に惚れてしもうたのだ!」
「「「「はぁあああっ!?」」」」
あのすいません、そこの方々。
具体的にはアメリア、珊瑚、麗華姉さん、龍華姉さん。
なんであんたらが一番声でかいんだよ。
レヴィアタンだぞ? ミカエル様が連れてきたの、レヴィアタンとか名乗ってるんだぞ?
もっと悪魔側に驚かせろよ。
俺? 俺はもう疲れたよ。
亡命野郎はヘルキャット編当たりで登場させる予定です。
既存型オリジナル神滅具のうち三つを保有している男であり、まあ詳細は伏せますが流れである程度は推測できる範囲内かと。
そんなわけで、盛大に出てきた新キャラである、パトリシア・ルーレイロ・レヴィアタン。自分がよくD×Dで使う手法である「オリジナル魔王末裔」です。このネタ出した作品って、結構な確率で「一番書きたかったところ」まではかけるんですよねぇ。
パトリシアは基本的に準レギュラーの立ち位置になりますが、準レギュラーなので結構な頻度で出てくる予定です。
さて、今回の魔改造原作キャラは、いったい誰だ!
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王道おっぱいな我らが主人公、兵藤一誠
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最強なのに更に盛る、ヴァーリ
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原作メインだった意地を見せろ、ギャスパー
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オリ神滅具分上乗せか、アザゼル総督
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一発キャラでも意地を見せろ、カテレア