きゅっきゅふきふき☆きらぴかりん♪ ハイスクールD×D異聞~外宇宙文明を添えて   作:グレン×グレン

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……ふぅ~。

これで当初からタグに入れいてた「第一部主要オリ敵の例え:第一盧生親衛隊「強欲竜団」」を回収できるぜぇ。



……しかしこのタグ、わかる奴にしかわからない度合いがひどすぎるな。

これも人があまり来ない理由になってそうだし、何かしらもっと分かりやすいたとえを考えないと。






「邪悪なアンパンマン」と「悪い松岡修造」を足して二で割ったようなこの組織、わかりやすいたとえはどんなものがいいのやら……。


第一章 其の二十二 狂気の絆で挑む者たち

 Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その時、強襲を仕掛けるものがいた。

 

 停止から解除された三大勢力の護衛達は、動揺しながらも敵に対する迎撃を開始する。

 

 敵に魔王レヴィアタンの血族であるカテレア・レヴィアタンがいることに驚き、更にそのカテレアに教会が新規神滅具とみなしている神器が宿っているという事実に驚愕するが、それでも彼らは優秀だった。

 

 今はすぐにでも敵を迎撃して、首脳陣を守らなければならない。

 

 今までいがみ合っていた三大勢力であることも考慮し、それぞれが分散して敵の迎撃を行う者たちが大多数。

 

 そして迎撃を行おうと、一人の悪魔が魔力をためたその瞬間―

 

 

 

 

 

 

 

 

『マッスル』

 

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、お前らも俺たちも輝こうぜぇええええええ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 その声に対して、悪魔は魔力を遠慮なくそちらに向けてはなった。

 

 この状況下で新たな敵の参入以上に警戒するべきところはない。

 

 ただでさえ、状況が分かり切っていない混乱状態。さらに引っ掻き回されれば、そのままおしきられるかのうせいすらある。

 

 ゆえに遠慮なく最大火力を放つ。

 

 男は上級悪魔であり、眷属とともにこの会談の警備を任されていた。

 

 ゆえに攻撃がはじかれる可能性すら考慮に入れ、警戒と二撃目の体制すらとり―

 

「しゃらくせぇえええええっ!」

 

 ―真正面から突破してきたことに面食らい、しかしそれでも再度の攻撃を放つことはできた。

 

 しかし、その攻撃もまた突破される。

 

 放った攻撃を両手で弾き飛ばしたその男は、そのまま両手を組むとこちらにたたきつけてくる。

 

 それに対し、悪魔は防御の魔力を展開するだけでなく、両手で防御の体制をとりつつ、更に攻撃が振るわれる方向に合わせ、下に落下する体制をとる。

 

 そしてそのすべての防護に真っ向からぶつかった一撃は、悪魔を地面にたたき落とすには十分だった。

 

「ぬぅ……ぉおおお!?」

 

 想定範囲内ではあった。ゆえに、すぐに着地して体制をとることもできた。

 

 だがしかし、それでも危険というほかない戦いだった。

 

 見るからに男は人間だ。それだけは断言できる。

 

 それが、飛行能力を持っている自分を空中戦で地面にたたき落とす。それも、感覚的に魔法を使っていないのにもかかわらずだ。

 

 明らかにおかしい。おかしいがゆえに、その戸惑いに引きずられて反撃の機会を失っている。

 

「貴様……何をした!?」

 

「別に特別なこたぁしてねえよ」

 

 放たれる魔法攻撃をすべて避けるかいなすかしながら、襲撃者たる男は吠える。

 

「ちょっと体の中に埋め込んだ慣性制御試作型人工神器を使って、両腕に埋め込んだ聖別銀粉の力借りて、いなせるようにしただけさ。筋力はサファイアラヤで強化してるし、あとは俺の技術とビビらねえ根性がありゃ簡単だ」

 

 そのあまりの狂気じみた発言を、しかし何の衒いもなく平然と語る。

 

 それゆえに、一瞬とはいえ隙を生じてしまい―

 

「ようは気合と修行と改造手術に変身アイテム。心技体武器って奴だぜ覚えとけ!」

 

 ―明確な一撃をもらってしまう。

 

 骨格からして移植しているのか、その攻撃はあまりに重い。

 

 肋骨が一本砕けたことを自覚し、しかし彼はまだかろうじて冷静だった。

 

「……援護を頼む! こいつは危険だ!」

 

 悔しいが、一対一では苦戦必須だ。あまりに危険すぎる。

 

 ゆえに増援を求め、眷属たちも速やかに援護に入ろうとし―

 

「やらせねえぜ!」

 

「なめんじゃねえよ、悪魔さんよぉ!」

 

 そこに、新たなる戦力が割って入る。

 

 一気に状況は乱戦になり、多くの者たちが押し切られそうになる。

 

 気づいた時には敵が多数出現し、眷属全員が一気に押される。

 

 そしてそれに危険を感じながらも、しかしそれが彼に有利に働いた。

 

 眷属をこのまま負け戦で失ってなる者かという意地が、一瞬だが相手の攻撃を上回る。

 

 そしてその瞬間、一瞬だが拘束を成功させる。

 

「動くな! 投降するならそれでよし、だが動くようならばこの男を―」

 

 殺す。

 

 そう言おうとしたその瞬間、拘束したはずの男から、絶大な殺意を感じる。

 

「はっ! 同士の足を引っ張るような、自分を曇らせる真似はしねぇ」

 

 その言葉に、一瞬で危険と判断して殺すことを選択し―

 

「もう遅い! 俺の人生最後の花火、喰らいやがれ!」

 

 ―その瞬間、盛大な爆発が発生した。

 

「が、ぁあああああああ!?」

 

 絶叫を上げるも、それでも迎撃の体制を整える。

 

 案の定、爆発の混乱に紛れて二人ほど敵が接近する。

 

 しかし、その動きやオーラから判別して、その力は盛大に爆発したあの男ほどではない。

 

 ゆえに魔力を両手にまとい、全力の攻撃を叩き込み―

 

「……同士(あいつ)を、なめるなよ?」

 

 ―振るわれる攻撃は、受け止められる。

 

 男たちの手に握られた、鈍色の物体が、その一撃を見事に受け止めていた。

 

 さらに二人はもう片方の手にあった同じ物体で、明確な一撃を叩き込む。

 

 砕け散る肋骨が肺に刺さり、思わず血を吐く。

 

 さらに主の深手に気を取られたことで、眷属たちは一気に蹂躙され、吹き飛ばされる。

 

 そして、激痛にゆがむ視界が、攻撃を受け止め深手を叩き込んだ物体の正体を見つけてくる。

 

「………骨、だと?」

 

 それは、金属でできた骨。人口コツとでもいうべきそれは、しかし必要以上に正しく骨となっていた。

 

 それを誇らしげに握りしめ、男たちは不敵な笑みを浮かべる。

 

 まるで、出来のいい兄弟がとった百点満点のテスト用紙を見せびらかすかのような、その姿は―

 

「兄弟が残した骨格の人工骨。いざという時のために、鈍器にできるように設計されてるのさ」

 

「俺たちの……いや、兄弟と紡いだ絆の勝利だ!」

 

 ―狂人のそれでしかありえない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 振るわれる剣尾。

 

 杭となり放たれる地殻。

 

 そしてかつてのように放たれる魔力砲撃。

 

 それら全てを何とかしのぎながら、アザゼルは戦況を警戒する。

 

 状況はこちらが明確に不利だ。そして、理由はあまりにも単純である。

 

 完全に虚を突かれた状態で、あまりに得体のしれない狂気の戦士たちによる攻撃。これで動揺しない方が難しいだろう。

 

 それほどまでの強敵。そして狂気的なその行動は、あまりにも難敵というほかない。

 

 なにせ、必要と判断すれば躊躇なく自爆を刊行する時点で戦慄するというのに、その残骸を武器にして攻撃を刊行してくるのだ。

 

 これが、同胞たちを道具としてしか見ないような手合いならまだ分かる。そういう手合いなら、味方を盾にすることも躊躇しないだろうからだ。

 

 しかし彼らは違う。心の底から仲間たちとの絆を武器に連携を取り、それゆえに必要とあらば盾になることもいとわず、全員がそれを誇りに思うがゆえに躊躇しない。さらには人体改造を平然と行っているばかりは、そもそも自爆した後や盾にされる際に役立つような気配りまでしている。

 

 まごうことなく狂人であり、行かれているとしか言いようがない。

 

 ゆえに、この戦いは非常に苦戦必須と言えるだろう。

 

「どうしましたかアザゼル! 先ほどまでの大口はどうしたのですか?」

 

「うっせぇよカテレア! この、こっちが人工神器ガス欠したからっていい気になりやがって!」

 

 そして振るわれるカテレアの攻撃を裁くのも手間がかかる。

 

 今のカテレアは難敵というほかない。下手をすれば、この場にいるもので最強といってもいいかもしれない。

 

 何せ魔王血統に由来する最上級悪魔クラスの力を、オーフィスに与えられた力を利用したブーストで魔王クラスに底上げしている。とどめにどんな手品か神滅具候補の黒曜岩の剣尾(グランドロード・イーヴィル)を身に着けていると来ている。

 

 剣尾による攻撃はもちろんのこと、能力により操作された地面が、龍となり襲い掛かってくる。果ては当人の能力もさらに底上げされており、龍王の鎧を失った現状では防戦一方だ。

 

 特に地面を利用した龍が危険だ。

 

 レヴィアタンの地に由来する特性は、掉尾の海蛇龍。極めれば人間界の海を支配し、水を引きよせて都市を丸ごと水没させることもでき、更には龍の姿に変じることもできる。

 

 その特性が大地と融合したことで、今のカテレアは大地の龍と化している。使い慣れればさらなる強化が果たされることは間違いない。

 

 ゆえに、そう急に妥当しなければならず―

 

「さあ、今度こそ死になさい!!」

 

 ―それを許すほど、相手も甘くない。

 

 最初の時は強大化した力に振り回されているところもあったが、すでに今のカテレアは隙がなくなってきている。

 

 このままでは間違いなくこちらが押し切られるだろう。これは間違いなく危険であり―

 

「……そういうわけには、いかないのよん!」

 

 ―それを引きはがすのは、やはり新たなる参入者である。

 

 莫大な冷気が氷とともに襲い掛かり、カテレアはそれの迎撃に一瞬気を取られる。

 

 むろんアザゼルに対する警戒は決していなかったが、全く別の方向から襲い掛かる光力の矢の嵐に、軽いとはいえ負傷が走る。

 

「くっ! セラフォルーだけに飽き足らず、貴方まで来ますか、ミカエル!!」

 

 吠えるカテレアに真っ向から向き合うように、セラフォルー・レヴィアタンと天使長ミカエルが、アザゼルに並び立つように空に浮かぶ。

 

「ごめんなさいね、アザゼル。やっぱりカテレアちゃんの相手は私がするべきだと思ったのよん。それにね?」

 

「ええ。これはもはや、見過ごせる事態ではありません」

 

 その言葉とともに、二人はアザゼルをカバーする。

 

「……ま、さすがに今回は助かったぜ。ちっとばかしやばかったからな」

 

 そう返しながら、アザゼルも一呼吸入れると戦闘態勢を取り直す。

 

 この状況はまさに危険であり、これも当然の対応でもある。

 

 そして何より―

 

「結界をグレイフィアに全部任せにするたぁ、かなりまずい展開なのかねぇ?」

 

「一応、外の怪人はだいぶ削れたのよ?」

 

「なのでこちらにも空きができたということです。最も、これだけの敵を前にすれば危険でしかないのですがね」

 

 どうやら、外側に関しては比較的鎮静化が進んでいるらしい。

 

 ならば、この内側さえしのげばそれで勝利がつかめるはず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 そう考えたアザゼルは、しかし後々その判断を真剣に反省する。

 

 敵の強大さも、異常さも、この段階では全く持って甘く見積もっていたと、心の底から反省することになる。

 

 

 




……どっちかというと、この乗りは「邪な機甲巨人化創星録」の方が近い気がしてきた。いや、彼らに対する特急の侮蔑になりそうだから、やっぱタグにするのは失礼か。








 まあこんな感じで、必要だと判断すればさわやかに自爆して敵に打撃を与え、それに対する敬意を燃料としたスムーズな追撃をほとんどの連中が絆の炎を燃やして刊行する気狂い集団です。もちろんこんなのが100パーセントでないのはトライ・ファングを見ればわかりますが、どちらにせよ「自らを輝かせるために手段を択ばない精神性」は、程度の多寡こそあれ共通して持っている危険集団。

 くわえて人体改造を自ら率先して臨む連中も多いため、改造人間「アラヤル」も大半のメンバーが変身可能。バルパーの研究成果もごっそり獲得しているため、今後の戦闘では聖剣使いが高い頻度で出てくる予定です。むしろバルパーが回収されてるので、量産型エクスカリバー使いが跳梁跋扈する悪夢のような集団が出来上がることでしょう。
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