きゅっきゅふきふき☆きらぴかりん♪ ハイスクールD×D異聞~外宇宙文明を添えて   作:グレン×グレン

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 前にも言いましたが、必要最小限の設定だけ作った後、可能な限り話を進めながら設定を追加して書いていくスタンスです。大まかなイメージはできていますが、あえて設定を作りこまない方がモチベーションが維持しやすいと思ったので、そのあたりのテストも兼ねております。

 オリジナル神滅具に関しても、一応空きを入れていたりするなど、意図的に穴を作っておりますので完成度は劣るかもしれませんが、これで長続きする用なら今後もその方向性で行こうかと考え中です。









 そんなわけなので、現段階でヒロインは四人+1といった感じですが、さらに増えたりする可能性は十分あります。

 今回なそんなヒロイン四人の内、浮浪児時代の縁でない二人についてさわりを書く話でもあります。


第一章 其の三 錬一「TPOわきまえないエロ発言は非モテの証だぞ」 匙&兵藤「「お、女を左右に侍らせた奴に言われるとマジでむかつく!!」」

 

 旗本錬一という男は、実は友達が少ない子供時代を送っていた。

 

 まず第一に、子供というのは「違う」に対して敏感だ。

 

 物事を正誤で判断しないし善悪にも頓着が薄い。どちらかというと快不快で判断し、知ることを喜びながらも未知を嫌悪して気味悪がる。

 

 こと日本は、出る杭は打たれるということわざがあるぐらい個性の存在を問題視しやすい風潮が少なからずある。

 

 まあそんなわけで、シングルマザーの子供というのは、近づきづらい存在みたいなもんだ。

 

 それなりに年を重ねたとしても、からかいどころかいじめや排斥のターゲットになりやすいところがあることはわかっている。

 

 そのため同年代で仲のいい友達はあまりいなかった。

 

 しかも俺は結構達観しているというか冷めた視線を持つことも多いし、「物差し」なんて拘りじみた価値観を持っていると、敬遠されやすいのは認める。

 

 ただまあ、そういう変人にも友達付き合いができる手合いも多少はいる。

 

 俺の場合、二人の年上の女子がそうだった。

 

 一人は、お袋と一緒に住んでいたマンション住んでいた女子だ。

 

 なんでも高校生でありながらバイトでいろいろと飛び回っているらしい。そのせいでいつも出席日数を気にしてたな。

 

 会談で足を滑らせて盛大に額から出血してたのを応急処置したお袋との縁で、何度か夕食を一緒に食べたりもしたものだ。

 

 もう一人は、親戚の数少ない一割だけいる、親戚を応援してくれた家の女の子だ。

 

 こちらは中学卒業とともに全寮制の高校に行って疎遠になったが、幼稚園や小学生の頃はお袋が返ってくるまでよく遊んでくれた。

 

 お袋曰く古流武術の道場出身らしい。なので足が速く、俺を背負ったまま陸上部顔負けの速さで走ってくれたのが面白かった。

 

 まあどっちも、合わなくなってから六年ぐらいたってるわけだ。

 

 死んだもんだと思われてるだろうし、俺もプルガトリオ機関に属してからは連絡を取ってなかった。それに片方は居場所を探すのも苦労しそうだしな。

 

 そんな二人の名前には一つの共通点がある。

 

 同じマンションに住んでいたのは、曾祖母の代まで準日本人なのに赤い髪を伸ばした、華虹麗華(かこう れいか)

 

 親戚の武術道場出身は、緑の黒髪とかいうたとえはこう言うのかってぐらいきれいな髪の、麻生田龍華(おうだ りゅうか)

 

『ちょっとこの場所に行ってくれないかしら? 待機させてある私の可愛い部下が、ボクに覚えがあるんですって♪』

 

 ………もう会うこともないと思ったんだが、まさかインパクトに呑まれてきちゃったところで、二人そろって再開する羽目になるとはなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んじゃ、とりあえず俺のおごりで」

 

 まあとりあえず、その辺の自販機で缶コーヒーを買って、麗華姉さんと龍華姉さんに渡す。

 

 ………しかしこれ、どうしたもんかねぇ。

 

「あ、ありがと」

 

 めっちゃ気まずそうに麗華姉さんがまずコーヒーを受け取り、そんでもって流れでもう一つもとって龍華姉さんに渡す。

 

 そしてそのコーヒーを受け取ってから、龍華姉さんが目をぱちくりした。

 

「……あ、無糖ブラック。私の好み覚えてたんだね」

 

「まあ、な」

 

 龍華姉さんはコーヒーはブラック派だからな。ちなみに麗華姉さんはそういうの気にしないタイプなので、とりあえず一番高いのにした。

 

 そんでもって俺は砂糖多めのプルタブを開けて、一口飲んでから言うべきことを言う。

 

「………とりあえず、龍華姉さんに謝った方がいいな、うん」

 

「え? 錬一、あんた龍華になにしたのよ?」

 

 麗華姉さんに詰め寄られるが、俺は思わずのけぞった。

 

 昔から手が出るのが早いからなぁ、麗華姉さん。

 

 なんていうか、いじめを見つけたらまずドロップキックを叩き込むのが麗華姉さんだ。龍華姉さんはいきなり悶絶させたりはしないが、相手が手を出してきた瞬間に瞬時に鎮圧するタイプ。

 

 どっちも武闘派よりなのに、武術家の龍華姉さんの方が兵は主義寄りに見えるのはどういうことだろうか?

 

 まあとりあえず現実逃避はこの辺にしよう。さっさと話さないとプロレス技ぐらいはかけてくるからな、麗華姉さんは。

 

 だけどそれより、龍華姉さんが苦笑して手を横に振った。

 

「あ、もしかして「今更生きてたことがわかっても、教会暗部に所属とか説明して、異形に深入りさせるのもアレ」って感じで、生きてたこと伝えてなかった? だったら私には謝らなくてもいいから」

 

 そう手を横に振りながら言って、龍華姉さんは気まずそうに視線を横にそらす。

 

「……私、家を勘当されてるからさ」

 

 沈黙が、五秒ぐらい続いた。

 

「あっちゃ~」

 

「なんか更にごめん」

 

 よけいなものをつついて出してしまった。麗華姉さんも眼もとに手を当てて天を仰いでるし。

 

 おいおい。俺が死んだことになっている六年強で一体何があったんだよ!?

 

 思わず全力でツッコミを入れたかったが……そこはぐっとこらえる。

 

 死んだことにしたままの俺が言えた義理がないってのが一つ。もう一つは、二人の表情だ。

 

 一見するとギャグみたいな乗りで名がしたい雰囲気だが、その表情はどこか見覚えがある。

 

 いや、どっちかというと面影だな。

 

 そう、あれは俺が浮浪児時代の時、あれだ。

 

「………まあ、とりあえず俺としてはうれしいぜ?」

 

 だから流す。

 

 きっと男には触れてほしくないことだとわかってる。

 

 うん。あえて踏み込まないところはわきまえる。そういう気づかいのできる男に俺はなりたい。

 

 もちろん、もしそれが理由で何か起こりそうな時は、たとえ嫌われたとしても踏み込むさ。それを見過ごした結果大惨事が起きるぐらいなら、俺が嫌われ役になってでもする価値のあることだし。

 

 その辺の物差しは、きちんと使い分けないとな。

 

 ああ、だから今使うべき物差しは―

 

「……もう会うこともないと思ってた姉貴分二人と、こうしてまた会えたんだからさ」

 

 ―こんな感じなんだろうな。

 

 

 

 

 

 

 

 

Other Side

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方そのころ、各陣営の代表者五人は、今後について話し合っていた。

 

「……コカビエルとともに姿を消した、堕天使9名とはぐれ悪魔祓い含めた人間198名のデータはこれでそろっているのかしら?」

 

「そうよぉ。勿論全員がコカビエルさんについてきてるかはわからないし、タカ派だと断言できるのは六割ぐらいだけどぉ」

 

 リアスの念押しにそう答えるゼルマンは、然し資料に向けてするどい視線を見せる。

 

 そこには、全員がそうだという前提で考える思考が見えていた。

 

「最低でもそれぐらいの警戒はするべきだわぁ。悪魔や教会のあなたたちからすれば、違って彼らに迷惑をかけてもそこまでの問題じゃないでしょ?」

 

「まあ確かに」

 

「どちらにしても裏切り者同然ですからね」

 

 そう言いながらハイゲイトとアメリアはうなづいた。

 

 常識的な観点で見て、堕天使は天使が欲望に負けて堕ちた存在。そしてはぐれ悪魔祓いとは、悪魔払いの本文に背いて、堕天使側に逃げ込んだ背信者だ。

 

 その時点で裏切り者であり断罪対象と言えるので、今回の事件に関与してなかったとしてもあまり関係はない。

 

 悪からしても、敵勢力の行方不明者を敵視するのは当然であり、これまた問題はなかった。

 

 その上で、リアスは歯噛みするほかない状況に追い詰めらているのを自覚する。

 

「すがに私とソーナだけでは対処できないけれど……っ」

 

「あらぁん? 上層部に増援を求めないつもりだったのぉ?」

 

 ゼルマンは意外そうな表情をするが、リアスの女王(クイーン)である朱乃が不快げな表情を浮かべて、軽くにらみを利かせてきた。

 

「少々お家がらみでもめたばかりですので。サーゼクス様の手間をとらせたくないのでしょう。そちらが気にすることではないですわ」

 

 そう言って切り捨てようとするが、なぜかゼルマンは微笑を浮かべる。

 

 そして、柔らかくリアスの手を両手で包み込んだ。

 

「な、何かしら?」

 

 戸惑うリアスに、ゼルマンは苦笑交じりに、然し柔らかい微笑みを見せる。

 

「大丈夫よ。お兄さんは怒ったりも迷惑がったりもしないし、これは迷惑じゃないわぁ」

 

 その言葉に虚を突かれるリアスに、ゼルマンは改めて微笑み返す。

 

「なんたってコカビエルさんは魔王クラスに喧嘩が売れる人だもの。事後報告とか事態が切羽詰まってから言われたほうが心臓に悪いわよ。対策の余裕があるうちに、さっさと言っちゃった方がいいと思うわよん?」

 

 ゼルマンは、神の子をを見張る者の一員である。

 

 その上チームリーダーを務めており、それもこのような事態に派遣されるほどの立場だ。

 

 どう考えても警戒するべきであり、根本的には敵勢力である。

 

 ゆえに警戒するべきなのだが―

 

「そ、そう? なら……一応伝えておこうかしら」

 

 ―リアスは素直に反応してしまう。

 

「……リアス? 堕天使勢力の言葉を真に受けては――」

 

「いえ、言っていることは筋が通っているもの。お兄様には迷惑をかけたばかりだけど、確かのコカビエルを相手どっての三大勢力の事実上の共同戦線よ。勝手に話を進められるよりは、まだ報告を早めにしておいた方が、ましになるわね」

 

 リアス・グレモリーは止めに入る朱乃よりも、先を見て選択肢を正確に把握できた。

 

 本来なら、兄に迷惑をかけたというリアスの方が躊躇するだけの大騒ぎを起こしていた。ゆえにそれを諭すのは副官でもある朱乃の役目になっただろう。

 

 それが逆になった理由は、一言でいえば「ゼルマンの指摘」が原因である。

 

 朱乃はとある理由で堕天使を敬遠しており、それが生理的な反発心を生んでいる。

 

 朱乃もリアスも人間をよりはるかに長命の悪魔だが、然し彼女たちは外見通りの十代後半。情動などは正真正銘学生のそれであり、ゆえにまだまだ未熟な精神を持っている。

 

 ゆえに最初の時はリアスが兄に対する負い目と上級悪魔の矜持から躊躇した。そして今は朱乃が堕天使に対する嫌悪感から、ゼル万の正論に反感を抱いている。

 

 そしてリアスの躊躇がなくなったのも、発言者がゼルマンだからに他ならない。

 

 ゼルマン自身も自覚的に武器にしているが、彼はいわゆるオネェ系と言われる人種だ。

 

 性同一性障害でも女装癖でもなくオネェ系。これには理由がそれだけで説明できてしまうインパクトがある。ことリアスの場合、女装に関しては非常に耐性があるため、ある意味ではさらに衝撃が大きいだろう。

 

 そのインパクトがわかりやすいのが功を奏する。それゆえにほかの裏を考える余裕が少なからずなくなり、オネェ系というインパクトで無意識レベルで完結してしまい、警戒が緩くなる。更に発言そのものは正論であるうえ、そのインパクトのせいでほかの感覚がマヒし、躊躇などが削れるのだ。

 

 堕天使側という癇に障る存在でなければ、朱乃求めることは全くなかっただろう。

 

「まあ、神の子を見張る者の最高幹部であるコカビエルが動くのなら、悪魔側もそれなりの人員を用意するのは仕方ないか」

 

「こちらは構いません。文句を言ってくる教会側の人員はこちらで説教します」

 

 ハイゲイトもアメリアも、特に反論はしない。

 

 正論であり、対コカビエルにおいては有利に立ち回れる状況でもある。

 

 アメリアは可能な限り平和的に解決したいと思っているし、セラフの意向もあるので悪魔と事を構えるつもりがない。ハイゲイトも、悪魔側が仕掛けてこないのならば積極的に悪魔を今回排除するつもりはなく、上層部の意向に従う所存だった。

 

 ゆえに問題なく事は進み、そしてコカビエルを迎え撃つ体制が整いはじめていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 錬一Side

 

 

 

 

 

 

 

 さて、とりあえず昔話に花を咲かせながら、その辺の道端ってもの何なんで、他のメンバーとの合流を決めた。

 

 とりあえず、俺たちやリーダー格以外は、最低限の足並みをそろえるための親睦を兼ねて、近くのバイキング店に行っている。こっちが合流したときのために、最初からその辺も店側に伝えているらしい。

 

 しっかしバイキングかぁ。

 

「獣肉や魚肉のメニューばっかりだと困るんだけどな」

 

「あれ? 錬一ってアレルギーでも発症したの?」

 

 麗華姉さんがそう首をかしげるけど、そういうわけじゃない。

 

「一応キリスト教系の組織にいるんでな。別に最近は構成員も普通に肉食べたりすることもあるけど、今の俺は「信仰を持つ悪魔や堕天使」すら参加している組織に「連れが入るから」って理由で言ってるから、その分教義関係には厳しくする方向にしてるんだよ。ほら、食べ物系列なら比較的判断しやすいからな」

 

 ま、珊瑚はそういうの気にせず何でも食べてるけどな。

 

 あいつはあの性格でその辺得をしているというか、俺が気にしすぎなだけともいうべきか。

 

 スマートフォンで地図を確認している龍華姉さんも、ちょっと苦笑い浮かべてるしな。

 

「大変じゃない? それに戦闘職なら、動物性たんぱく質はとっとかないと体が持たない所があるよ?」

 

 ああ、そこは安心してほしい。

 

 俺は常に携帯しているポーチから、袋を一つ取り出して中を見せる。

 

 それを覗き込んだ二人は、なんかあきれた表情を浮かべながら俺に視線を戻す。

 

「……チーズばっかりよく入れてるわね、あんた」

 

 麗華姉さんがさっと見てそうツッコミ、そしれ龍華姉さんはじっくり見てさらにいろいろなものに気づく。

 

「この卵の燻製って自家製? それと、自家製サラミっぽいのが入ってるけど」

 

 これは俺の動物性たんぱく質用の袋だ。

 

 錬金術師の協力のもと、保存性を向上させている特別製。さらにチーズも燻製もサラミも、きちんとした製法なら本来常温保存がきくものだしな。

 

 それに、この合いびき肉サラミはただの合いびき肉サラミじゃない。

 

「安心してくれ。このあいびきサラミは自切したトカゲの尻尾を使った特別製だ」

 

 自切なら、まだグレーゾーンだろう。ぎりぎりセーフでどうにかできるはずだ。

 

 これが俺の苦肉の策の動物性たんぱく質だ。正真正銘肉ならば、鍛えた時にも有効だしな。

 

「ま、まあ……自衛隊とかでもレンジャー訓練ならカエルとか蛇とか食べるそうだし?」

 

「中国なら普通に食べそうね。なら、戦闘職なら食べてても問題内のか……しら?」

 

 まあそうだしあきれられてもいいけどさ、もうちょっとこう、オブラート包んでくれないか?

 

「あ、あそこじゃない?」

 

 なんか突っ込まない方向に入ったのか、麗華姉さんが視線を逸らすとバイキング店を発見する。

 

 地図とか目元か確認するとそんな感じなんだが……。

 

「なんか騒がしいな」

 

「確かに。でも、騒がしいのは一部分だけでほとんど気にしてないみたいだね」

 

 俺と龍華姉さんが首をかしげる謎の雰囲気。

 

 なんか大声が響いているんだけど、店内どころか外にも盛れてるのに俺たち以外は気にしてないっぽいんだが。

 

「……あ~。これ悪魔式の精神干渉結界張られてるわね。何やってるのかしら」

 

 と、麗華姉さんが種に気づいて、ため息をついた。

 

 ああなるほど。そういえばそうだ。

 

 悪魔が非常時とかに使う結界だな、これ。簡易的だけど言われてみればすぐにわかる。

 

「っていうか麗華姉さん、真っ先に気づいたの意外だな」

 

「どういう意味かしら~?」

 

 アイアンクローになりそうだったが、即座に交わす。

 

 甘いな。俺はこれでもそれなりにできるのだよ。

 

 っていうか素早い動きだな麗華姉さん。対コカビエル部隊なだけあって、動きが早いな。

 

 ちょっと思うところがあるのか悔しそうに右手を見つめながら、麗華姉さんは視線をそらした。

 

「……実は家、昔から小さな退魔の家系でね。だからまあ、これでも結構ベテランなのよ」

 

 なるほど。

 

 ま、こういうのは一般人の社会には流さないのが基本だからな。俺やお袋が知らされなかったのも当然か。

 

 俺が素直に納得しながら店の中に入るとだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「頑張ろうぜ、親友!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんか、涙を流しながら匙とか言ったのとイッセーとか言ったのが、腕を組んでいる。

 

 そんでもって、悪魔たちとゼノヴィアにイリナが、なんというかあきれてる。

 

 そして珊瑚。

 

「……んまんま。じゃ、お代わりを―」

 

「お前はもうちょっと反応してやれよ」

 

 思わずツッコミを入れた俺は悪くない。

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかしバルパー。よく独力でその情報にたどり着いたものだ。褒めてやるぞ」

 

「必要ないさコカビエル。何せ証拠となる物証を見たことがあるのでな。その在りない事象に理由となる仮定を求めれば、答えはおのずと導き出せたというだけだ」

 

「お前のスポンサーとかいう奴か?」

 

「ああ。奴らの組織に誘われた時は迷ったが、実態がわからなかったので実績のある神の子を見張る者(そちら)を選んだのだ。まあ、あの腑抜けの集まりっぷりを見れば、その選択は間違いだったようだが」

 

「気持ちはわかるな。さて、それでそいつらが協力するというのか?」

 

「ああ。お前のことを「最高の堕天使」と絶賛していてな。もし失敗するようならこっちに来いとか言っていたぞ?」

 

「ふん。期待しないで待っておくか。それで、あとどれぐらいで準備ができる?」

 

「あと二日もかからんよ。あとは合一化処置に行う場所に合わせた調整だけだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどな。さて、サーゼクスとセラフォルーの怒り狂った顔を見るのが楽しみだ」

 




 オネェのインパクトを自覚的に武器にしてくるのがゼルマンというオネェ。オネェ系という説明浮揚のインパクトゆえに、裏を考える余裕を相手から奪うので会話のペースを握りやすいです。
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