アークナイツRPG 実績【生命の向こう側】取得RTA 作:凍洞
面会記録Ⅰ
:面会記録1.ドクター
『あら、はじめまして?あなたは誰かしら』
「はじめまして、私はドクターと呼ばれている。このロドスで戦闘に関する指揮を取らせてもらってる…まあ、責任者のようなものだよ」
『ドクター、ドクターね。はじめましてドクター。私たちはオーバー』
「私たち?ここには君一人しかいないように見えるが」
『一人しかいない?いいえ、皆ここにいるわ』
「…そうか。ここは退屈じゃないか?暇を潰すような物もないだろう。必要ならケルシーに言えば、いくらかは融通が利く筈だ」
『退屈?そんなことないわ。ここには『誰かさん』がいるもの』
「あー、その『誰かさん』というのは?」
『私たちがそう呼んでるだけなのだけれどね。『誰かさん』は向こう側に帰りたがってたの。
ああ、今は大丈夫よ。私たちが向こう側に繋がってるから』
「…その、向こう側と言うのは?」
『あら、見たい?ちょっと待ってね、今外すわ』
《ケルシーの判断により面会は中断。
オーバーは自身の右目から生えた源石を引き抜こうとしていた》
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
:面会記録2.スカジ
『あら、また新しい人?はじめまして』
「はじめまして。私はスカジ。少し聞きたいことがあって来たわ」
『はじめましてスカジ。私たちはオーバーっていうの。よろしくね』
「……」
『…?どうかした?聞きたいことがあったんじゃないの?』
「…果てしなく広がる波、満点の星、巨大な触角。あなた達、見覚えや聞き覚えはある?」
『??ごめんなさい、よくわからないわ。食べ物か何かかしら』
「いえ、わからないならいいの。ありがとう、知りたいことは知れたわ」
『???ええっと…どういたしまして?』
《面会終了》
「少なくとも、彼女は私の知る厄災とは違う存在よ。…あんなものが人の手で作り出されたなんて、考えたくないのだけれどね」
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
:面会記録3.サリア
『あら、なんだか最近新しい人がよく来るわね。はじめまして…あれ、はじめまして?
私たちなんだか、貴女を知っているような気がするわ』
「…はじめましてオーバー。私の名前はサリア。元ライン生命研究員だ」
『…ライン生命?でも、あそこでサリアは見たこと無いわ』
「ああ、私は別の研究所にいたからな。だが、私は君が生まれた経緯を知っている。いや、君が生み出された時に私もいた。…すまない、あの時に自分の立場をかなぐり捨ててまで計画を止めていれば、こんなことにはならなかったというのに…」
『えっと…じゃあもしかして、私たちが今いるのはサリアのお陰?』
「…ああ、そうとも言える。いくらでも責めてくれて構わない。私はとんでもない極悪人―――『ありがとう!』…ぇ」
『サリアのお陰で私たち生まれることが出来たわ!もしかして、こういうのをお母さんって呼ぶのかしら!?』
『ありがとう、お母さん!』
《サリアが退室、面会中断》
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
:面会記録4.ケルシー
『ああ、貴女ははじめましてじゃないわ。こんにちはケルシー』
「こんにちはオーバー。覚えていたか。すまないな、こんなところに閉じ込めてしまって」
『大丈夫よ、だって私たちを守る為なんでしょう?ケルシーは優しい人よ』
「…ありがとう。具合はどうだ?何か欲しい物はあるか?」
『う~ん。ドクターの時にも言ったのだけれど、本当に退屈ではないの。ああでも、前の所にいた時にサイレンスがたまに持って来てくれた…ごめんなさい、名前がわからなくて。茶色くて、四角くて、甘くて…』
「…チョコレートか?」
『チョコレート!チョコレートっていうのね!そう、あれをまた食べてみたいわ』
「わかった、今度来た時にいくつか持ってこよう。今日はここまでだ」
『ああケルシー、一つ聞きたいことがあるのだけれど』
「…なんだ?」
『
[―――!!!]
「わっ」
「止まれMon3tr!!急に出てくるな!!すまないオーバー…?オーバー?」
「ごめんなさいケルシー。ビックリしてついこっちに出てきちゃった…」
《面会終了。オーバーは申し訳無さそうな顔をして自分から集中治療室に戻った。
どの様にしてオーバーが抜け出したのかは不明。監視体制の強化を検討》
基本的に後日談はこういう形になります。