練也「ご馳走様でした、女将さん。それじゃあお勘定。」
ミスチー「はーい。それじゃあ、こちらねー。」
お代を渡すと丁寧に釣銭を渡し手を握りながら、ミスティアが笑顔をはにかませて俺に言う。笑顔の絶えない、まさに場の雰囲気を和ませてくれる雰囲気の女性とは、こういう存在を言うのだと思った。
ミスチー「その女将さんって言うの、なんか嫌だなぁ。一回会えば大体みんな私のこと、ミスティアだったり、ミスチーとかって愛称で呼んでくれるから。」
練也「ごめん...、あんまりそれ以外の言葉が思い浮かばなくって。」
ミスチー「遠慮なく名前で呼んでよ。これからも遊び来たり飲み食いしにおいで、練也くん♪」
こういう暖かい言葉が自分の心には、凄く良い影響を及ぼす。今嬉しさのあまり涙がこぼれそうになった。俺も精一杯の笑顔をミスチーに向け、手をお互いに振り合ってその場を後にした。
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走馬「んで、その幻想郷縁記っていう書物っていうか巻物に、俺の名前を書いても良いか、今日はそれを面と向かって相談する為に来たってわけか。」
今目の前にいる阿求ちゃんが言うには、俺の名前がこの幻想郷縁記に書き込まれることで、俺は幻想郷の存在として確立する。つまり外の世界にいた時の自分に関する記録がなくなってしまう。完全に忘れ去られてしまう、それはむしろ俺にとって好都合なことだった。
阿求「はい。外から来た方々の中にも多数食い違った意見を持たれる方が多いという判断の下、です。」
菫子「それで。どうするの、貴方は?外来人だし好きな方を選んでも良いのよ?」
そんなの決まっている。全会一致、俺の中の意見は1つだ!俺は2つ返事を阿求と菫子に返し、快く承諾した。
走馬「是非、たのんます!」
阿求「わかりました!快諾いただき、ありがとうございます!これからよろしくお願いしますね、太秦走馬さん!」
菫子「よろしく〜。」
めちゃくちゃ長い巻物、幻想郷縁記に自らの筆を走らせ、走馬と響子。いつの間にか集まった命蓮寺の面々が注目する中、その儀式は一字の誤字脱字もなく、無事に終わった。
阿求「...これで、太秦走馬さん。貴方も正式な、幻想郷の住人です。先の異変の解決に力添えいただいたことも、今、この幻想郷縁記に記されましたので。」
走馬「....!すっげぇ、筆を走らせてないのに1人でに墨汁が形を作って絵になっていく...!」
俺の目の前に開かれた幻想郷縁記には、俺の名前から墨汁が伝うようにして絵を徐々に完成させていく。その絵には、俺の姿と仮面ライダーゾルダの姿が映し出されていた。もう呆気に取られるしかない、すげえ!の一言だ。
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擬態練也「....。」
魔法の森にあるアリス邸、その前に1人屯する影がある。擬態練也の姿が見え、何やら腕を組み考えている様子だ。顔を顰め、ひたすら物思いに耽っている。そこへ上空から、魔理沙が気さくに声をかけながら降りて来た。
魔理沙「おっ?!お前...!」
【白玉楼】
妖夢「ふっ!...やあっ!」(楼観剣を抜刀術にて斬り抜き、からの正中線を縦一文字に斬りつけ。)
幽々子「妖夢ちゃーん、かっこいいわよ〜♪」
霊夢「一回魔理沙に負けてから、かれこれかなり経つわよね。」
妖夢「私はもう!(人形の藁を逆袈裟、袈裟にて二太刀の下斬り捨て。)誰にも負けません!幽々子様の為にも!」
霊夢「凄い執念ね、かなり根に持ってるでしょ、魔理沙に負けたこと。(のんびり茶を啜りながら。)」
幽々子「あら、霊夢?もっと根に持っている子なら、いるわよ?(扇子で顔を仰ぎながらその方向を目線にて示して。)」
練也「だあああああっ!!!(瑞穂疾風を持ち、妖夢の隣で同じように滅多刺しにしてから、横一文字に斬り捨て。)」
霊夢「うわぁ、すごい物騒になったわねぇ。強いって罪...。(のんびりお茶を啜りながら。)」
練也「妖夢っ!また勝負しろっ!!」
妖夢「良いでしょう、受けて立ちます!何遍でもかかって来なさい!」
霊夢「....あはは...。次回も!」
幽々子「お楽しみに♪」(カメラ目線。)