東方 外来人物語   作:佐藤練也

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(リグルとザビーがコマ撮りで写っている。)

東方外来人物語、この後すぐ。


第108話

リグル「...うーん。やっぱりあの人に聞くのが1番早いよね。うん、行って聞いてみよう!」

 

 

朝、魔法の森の近くに佇む香霖堂を目指して、ボク。リグル・ナイトバグは歩き出した。手には昨晩にあの一匹の蜂のような生き物から託された、ブレスレット的なのを持って。はめることも考えてみたけど、そうすることによって何か起こるんじゃないか、そう思えて怖くなっちゃってはめずにいる。少なくともあの蜂も、このブレスレットのようなモノも、自然から生まれたものじゃなければ、自然のモノを使っていると言ったモノでもない。

 

 

リグル「絶対鉄だよね、...これ。」

 

 

 

そう独り言を吐き、ボクは歩き続けた。何か一瞬人里の方に大きな風船が見えた気がするけど、多分気のせいだよ。うん。破裂した時に響く様な大きな音も、きっと気のせいだ。そうに違いない。

 

 

----------------

 

 

練也「.....きこおぉしいいぃめせええぇとおおおぉぉ.....もおおぉぉうすううぅ....。」

 

 

白装束に身を包み滝に身を打たれ、祝詞を読むうちに時間は過ぎていく。いつのまにか朝日が顔を出して、妖怪の山の僻地にも光が差し込んだ。滝壺から出て岸へと這う様にして上がり、濡れた体をタオルで拭い狩衣へと着替える。朝早くからのこの日課は、やはり気や身が引き締まるし良いものだ。誰もいない空間で俺は自分だけの時間を満喫し、そして滝に一礼をして山を降り始めた。

 

 

練也「人里行ったら何か食べようかなぁまたミスチーのところに行って、八つ目鰻重食おうか....それから前から気になってた団子屋とか....。はぁあ、腹減った。」

 

 

昇る太陽を見ながら、俺は言った。

 

 

練也「昇る太陽に敵うやつはいない...。だけど俺は空腹に勝てない、...ぐう...。」

 

 

道中程よく開けた座談会が出来るくらいのスペースがあったので、とりあえずそこの石段に腰を据えた。腹が減った、もうどうしようもない。腹の虫がさっきからぐーぐー鳴ってる...。尋常じゃない空腹感に切ない気持ちを抱いていると、どこからか紅葉が一枚舞い込んできた。ふと見る。2人の美しい女性が、山ほどの食べ物をカゴに入れて運んでいるところだった。山芋、さつまいも、栗、柿、木通、彼女達は....誰だ?原作の知識を持って幻想郷に来たところでもう役には立たない、実際会ってみれば鮮明に思い出すのは意外と難しい。気が動転しているからか、それともど忘れしてるか、はなからニワカと呼ばれるものだったのか...。なんでも良い...行き倒れになる前に、早く食い物...。

 

 

???「ホラご覧なさい?私の言っていた通りじゃない姉さん。」

 

???「んぐぅ。だからって、こんな量一度に食べ切れるわけ、ないでっ、...しょっ....!」

 

 

その女性2人が、俺の前にそのカゴを置いた。ドスンッという明らかにかなりの重たいモノを地面に降ろした時に聞く音に、俺は項垂れていた顔を上げた。

 

 

???「大丈夫、練也くん?いつも修行おつかれ様!」

 

???「いつも無茶ばかり重ねたら、いつかは身体に返って来るわよ?とりあえず今日は食べてから帰りなさい?わかった?」

 

 

練也「....君達は?」

 

 

静葉「私は、秋静葉。」

 

穣子「私は秋穣子よ!」

 




【博麗神社】

にとり「おおおおい!!?何行き倒れかけてるんだよお!お前の為にせっかく準備したものがあるっていうのに!」

阿求「私もそう感じはしましたが、やはりどこか無茶をされてるのかもしれませんね...。」

妹紅「どうせ無茶ばかりする俺かっこいいとか思ってるんじゃないかあ?っていうのは冗談にして、やっぱり視野が狭いっていうかなあ。」

アリス「それが彼の最大の短所かもしれないわね...、どこかの誰かさんはどうかしら?(擬態練也を見て。)」

擬態練也「....(何食わぬ顔をして、ゆっくりアリスの向いた方を向き。)」

霊夢「珍しく何もない時でも賑わってるわねぇ?アンタ達、神社にいるんだから賽銭くらい揚げなさいよ。はい、チョーダイ。(手をだして。)」

魔理沙「お前に来るのは良くて5円玉、悪くて督促状だ。(茶を啜り。)」

霊夢「ちょっと!それどーいう意味よ!」

シャンハイ「シャンハイ♪(擬態練也の頭の上で遊んでいる。)」

擬態練也「次回も。」

アリス「見てちょうだいね♪」
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