東方 外来人物語   作:佐藤練也

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(霊夢と魔理沙が背を向かい合わせている。)

東方外来人物語、この後すぐ


第109話

やあ、みんな。私は河城にとり。幻想郷に新たな発明をもたらす、河童だ。今は玄武の沢からある物資を運んでいる最中、だったんだけど。なんか急な用事が出来ちゃったよ。ほんと何もないところから、いきなり湧き出る世界だよなあ幻想郷って!ほんとイヤになってきちゃうよ...。

 

 

阿求「ありがとうございます!炎の力を操る妹紅さん、そして水の力を操るにとりさんが1つに纏まれば、怖い者なしです!」

 

妹紅「竹林の案内ならいくらでも受け持つが、まさか魔法の森にまで案内に出向くなんてな...。」

 

阿求「すみません。突然なお願いをしてしまって...、にとりさんも、ありがとうございます!」

 

にとり「あっ、あ〜ははっ。まさかこんな長いお散歩に付き添えるとは。あ、あはは...。」

 

 

それとなく返事は返しておく。しかし、魔法の森なんてなあ。魔理沙とかに時々会いに行くくらいしか通ったことないから、なんかまあたまに行く分には悪い気はしない、が。今すぐ背中のリュックからティルトローターを展開して飛んで帰りたい、だってめんどくさいし...。だけど、一度頼まれたことに頷いたのはアタシだし、まあ今更帰るわけには行かないからね。そうすることを外の世界では"ドタキャン"というらしい。それはされたらイヤだからねぇ。

 

 

阿求「あっ、もう見えてきましたね。あそこです!」

 

妹紅「おっ、....やっぱり西洋の屋敷か。」

 

にとり「まあ。あの成りで、日本家屋も考えにくいよなぁ...。」

 

 

 

そう胞子の薄い場所を抜けようとした時、阿求が何か足に引っ掛けて転んでしまった。それは直感で、アタシは罠と直感した。妹紅が阿求を抱き起こし、周りを見渡せばビックリ。アリスの人形達のお出迎えだ。

 

 

にとり「うっ、うひゃあ...。」

 

妹紅「こりゃ...余程馬鹿な妖精じゃなきゃ近寄らないわけだ。さっきから生き物一匹見かけないと思ったら...。」

 

阿求「ふっ、ふえぇ、...ごめんなさい、私は何も怪しいものではぁ。」

 

 

 

小型化したランス、人形サイズの両手剣等武器を3人に向け、普段可愛らしい様子の人形達が戦闘マシーンの片鱗を見せた。阿求が引っかかったのはアリスと擬態練也が仕掛けたドールワイヤー。センサーの働きをしていたそれは、見事な効果を発揮した様だ。

 

 

アリス「蓬莱人に、河童に、...それに貴女は人里の阿求じゃない。一体何の用?」

 

 

屋敷からアリスが飛んできては、人形達に武器を降ろすよう命じ、アタシ達に近寄る。

 

 

にとり「アタシと妹紅は阿求の護衛で来ただけだよ。」

 

阿求「そうです、...私がドジを踏んでしまって、お騒がせしてしまいました。申し訳ありません...。」

 

妹紅「全く、ヒヤヒヤさせやがって...。」

 

 

すると近くの茂みからガサガサッと音が鳴り、そこから1人の男が1人の人形と共に姿を見せた。

 

 

擬態練也「....。」

 

シャンハイ「シャンハーイ。」




【飯縄神社】

練也「うわぁ、びっくりするだろうなああんないきなり囲まれてしまったら。」

紫「そんな気持ちのいいものではないでしょうね、無数の刃物が向けられているんですもの。数が数、多勢に無勢よ。」

練也「なるほど...恐ろしいな、確かに。」

藍「ちぇん、お前も気をつけなきゃだめよ?」

橙「はーい。...練也ー、あの子は?(何かを探している様子で。)」

練也「カブトゼクター?あー、結構気まぐれなところあるけど、呼んだら来ると思うよ。」

橙「ほんとっ?!呼んで!」

藍「コラッ、ちぇん!いきなりダメじゃないか、そんなわがまま!すまない、練也!多分外の世界の文化に関心を持ち過ぎた故だ、真に受けないd」

練也「(既に境内に出ており。)こい!!!カブトゼクタあああああああああああああああああっ!!!!(空に手をかざして。)

橙「わあああああ♪(目を輝かせ。)」

藍「遅かったかあ...。」

紫「元気がいいわねぇ、...ふふ♪(自らが息子を持っていたらするであろう表情を露わにし。)」


(カブトゼクターが上空からやってきて、練也の手に収まり。)


橙「わあぁ、すごぉーい♪!見せて見せてー!(もそっと練也に近寄り。)」


練也「ああ。(カブトゼクターが橙の周りを滞空しながら飛行し。)」


紫「橙も楽しそうで良かったじゃない、藍。」

藍「えぇ...。」

霊夢「次回も絶対見なさいよ。(いつのまにか神社にいて。)

練也「見ろよっ!」
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