東方 外来人物語   作:佐藤練也

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(風見幽香が月明かりに照らされ、太陽の畑にて佇み。)


東方外来人物語、この後すぐ


第118話

ずしゃああああっ!!!凄い音を立てて太陽の畑の土を擦り、そこから外へと押しやられる。身に纏ったこの鎧のおかげで、致命傷は免れ(幽香さんがわざと手加減してくれたのもあるかもしれないけど...。)どんな形であれ太陽の畑を脱出することが出来た。もう当分はあそこには近付かないようにしよう...うん。

 

 

リグル「ひどい目にあった...。」

 

 

既に気付けば夜...いつのまにかなんて時間が経っていたのだろう...、この鎧がなかったら今頃向日葵の肥やしにでもなっていたに違いない。というか、これどうやって解除するんだろう...。煤だらけになった装甲に目を巡らせ、左手首に装着された蜂に目が行く。

 

 

リグル「確か...、ここにくっついて...。」

 

 

右手で蜂をいじってみると僅かに動く。そのようにガチャガチャいじっていると、僅かに手前に動いてから蜂はブレスレットから外れた。それと共に全身の装甲が徐々に解除され、ボクの身に付けている洋服が露わに。ひとまず元の姿に戻れたらしく、安堵のため息をこぼした。

 

 

リグル「ボクには使いこなせない...合っていないよ。」

 

 

いきなりの、展開についていけない。自分がいきなり姿を変えるなんて、ボクは想像ができなかった。動き難かった上に飛ぶスピードもちょっと心許なかった。もっと他に、それこそ風見幽香さんのような妖怪に使われるべきの代物なんだ、きっと...。今日は疲れた...もうここで寝ちゃおう...おやすみ...。

 

 

意識が落ちる前、ボクの耳には初めて聞いたあの蜂の羽音が響く。気付けば左手首のブレスレットも、無くなっていた。この縁も今日で終わりだ。

 

 

 

--------

 

 

にとり「ぴんぽーん...っと。」

 

 

次の日の昼。佐藤練也が午前中のお清めに行って不在という情報を耳にしたアタシは、昼に人里へと出向き練也の下へ訪ねる。なんか店の入店音かなんかか、最近の外界ではこれが流行りなのか?わからないけど、まあ練也が来るまで待つことにする。多分昨日の段階でアタシが持ってきたコンテナを開けてることだし、中身を見た感想を聞きたいしね。

 

 

練也「はーい...。」

 

 

 

最近聞いた声が中から聞こえ、中から人相の悪い天然パーマの和服に身を包んだ外来人、佐藤練也の姿が見えた。

 

 

練也「やあ、にとり。こんにちは。」

 

にとり「やあ、練也。昨日ここで何か見たかい?」

 

練也「あれやっぱり、にとりか!アレはびっくりしたよ、なんせ禊から帰ってきてから境内の真ん中にコンテナがドーンッて置いてあるんだから。」

 

にとり「ふふふ、幻想郷ではそんな先進的な文化は存在しないと思ったら大間違いさ、なんたってアタシがいるんだからね!」

 

 




【永遠亭】

練也「しかし驚いた、まさかあんな形でカブトエクステンダーを見ることが出来るなんて。」

輝夜「良かったじゃない、これで変身してバイクに乗って走れば幻想郷中で注目の的になって一躍有名人ね。」

妹紅「外の世界の乗り物か。まあ、私達は飛べるから移動には不自由しないし関係無いが...。」

輝夜「わかってないわね、妹紅。これはロマンなのよ。」

妹紅「またわけわからんこと言い出した、ふっ...。」

練也「実際ライダーはバイクに乗る姿はかっこいいとは言われている、....だが。」

妹紅、輝夜「だが?」

練也「公道でもない場所を、果たしてそんな飛ばしていいんだろうか。」

輝夜「何を言っているのかしらね、今更じゃない。」

妹紅「修行とはいえ、衝撃波で竹林をしっちゃかめっちゃかにするくらいだ、それくらいの心配なんて無用さ。」

永琳「あら、練也くんじゃない。お身体の調子はどう?(診療室から出てきて。)」

練也「永琳さん。はい、あれからもう良くなりました。」

永琳「そう?貴方もすぐに熱くなるから、気をつけなさいな?」

輝夜「そうねぇ、下手したら正気を失って永遠亭に忍び込んで禁薬をぬs」

永琳「あらやだ。忙しく鳴く燕の雛がいるようねー笑(輝夜の口を押さえて。顔が笑っていない。)」

練也「どっ。どした?」

妹紅「じっ、次回も見てくれよな!」

てゐ「みてねー!」

優曇華「見ないとルナティックレッドアイズかますわよ!」
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