東方 外来人物語   作:佐藤練也

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(正邪が左手にザビーゼクターを装着して。)

正邪「....変身....!」

〈HEN-SHIN〉

(ザビーマスクドフォームへと姿を変え。)


東方外来人物語、この後すぐ。


第126話

正邪「...へへへ、早速使ってやろうじゃねえか。」

 

 

香霖堂から離れ、一旦魔法の森へ入り身を潜めた私だったが、何もこれで目的を達成したわけじゃあない、魔力をまだ手に入れてないからな。しかし、蜂ってのはわかるんだがなんだか腕輪みたいなヤツがついてきやがった。とりあえずはめてみる。腕にはしっかりとはまり、少しのあそびもない。ふん、...それからどうすんだ?見るからに溝みたいなモノがあるから、ここになんかはめるみたいだが....。

 

 

正邪「....多分コイツを付けるんだよな....。」

 

 

片手に持つ蜂に、目をやる。まず接合部と思われる箇所を確認し、その形が合うようにそっと添える。しっかりとはまった、だがまだ私の周りや私自身にこれと言った変化はない。またガチャガチャといじってみる。

 

 

正邪「....?....どうやって使うんだよ、これ...っ!」

 

 

少し強く自分の方へ捻った、その時だ。ガチッと何かが作動するような音が聞こえ、更になんらかの機械的な音が聞こえたのち、私の身体の上を徐々に鉄板のようなモノが覆っていく。

 

 

〈HEN-SHIN〉

 

 

正邪「...?!?....はぁっ?...なんだこりゃ。」

 

 

今まで見たことのない、私の身体が目に映った。自分の腕を前に出してみる、やはり鉄に覆われている。強度の方は堅牢なのかはわからないが、中々に強力そうな見た目ではあった。...何かもっと機能はないかと確かめてみる、...とりあえず先程いじった左手首に目をやった。...するとそれと同時に上空からの何者かの気配に、私は大きくなった身を潜めた。

 

 

魔理沙「えっと、キノコキノコ...。...あった。」

 

 

ありゃあ博麗や人形使いとかと一緒にいる魔法使い...霧雨魔理沙とか言ったか?...何やらキノコ取りをしているようだが、ヤツもかなりの実力を持った魔法使いだ。くっそ、安易に近くにあるからって魔法の森に隠れるんじゃなかったぜ...!...いや。まて。これはチャンスかもしれない。この今私を覆っている、この鉄の衣...。コイツの性能が身を以て体験出来る機会、...やってみるか!私は思い切って、その場からゆっくりと歩み出た。

 

 

正邪ザビー「......。」

 

魔理沙「.....っ!?誰だお前、練也か?!」

 

 

この鉄の衣のおかげで私の素顔はバレていない、素顔が見えていないんだろう。お尋ね者にとっちゃあ、こういうアイテムはありがたい。そのまま近寄って、あわよくば喧嘩でもふっかけてみるか...。あの八卦炉とかいう光線を撃ち出すアイテムも、あわよくばいただくぜ...!

 

 

魔理沙「おいっ、勝手に近付いてんじゃねぇ!それ以上近付いてみろ!」

 

 

咄嗟に箒に飛び乗り、臨戦態勢へと入る魔理沙。そこから私は徐々に加速して、走り出す。それに合わせて魔理沙は緑色の弾幕を拡散させて撃ち出してきたが、火花を散らしながら多少身動ぎする程度。再び前へ、そして拳を振り上げて魔理沙へと振り下ろす。颯爽と飛び退き、魔理沙が八卦炉を向ける。

 

 

魔理沙「ワームか、お前...!」

 

正邪ザビー「......。」

 

魔理沙「答えろ!次はもっといてぇぞ!!」

 

正邪ザビー「.......。」

 

 

 

魔理沙が敵意剥き出しにして声を上げるが、やはり声は出さん。声を出した瞬間に私だとバレてしまう、っと魔理沙を見据えつつ目線を左手首の蜂へと映す。....今のまま、戦いが続けば他の奴等に勘付かれる。コイツの打たれ強さは見事なものだ、だが速さが足りない。試しに右手で触れてみようとした時、魔理沙が再び攻撃を仕掛けてきた。




【アリス邸】

擬態練也「....始まったか。」

魔理沙「へっ、アタシにかかればライダーなんかぶっ飛ばしてやるぜ!」

アリス「(紅茶をすすり。)足を掬われないようにしなさいよ?相手が相手なのだから。」

シャンハイ「シャンハーイ。(擬態練也の頭に乗って。)」

アリス「そういえば、慧音から聞いたわ?貴方も大変ね。」

擬態練也「何の話だ....。」

魔理沙「妖精や人形に甘いんだなぁ、コイツ。怪物のくせに。」

擬態練也「余計なお世話だ。ライダーキックで八卦炉ごと釈迦にしてやろうか。」

魔理沙「そっちこそ。右足どころか半身不随にしてやっても良いんだぜ?」

シャンハイ「シャンハーイ!(擬態練也の頭をペシンと叩き。)」

他の人形達「(ジャキッ、片手剣や両手剣を魔理沙に向けて。)」

擬態練也「.....。(砂糖マシマシのミルクコーヒーを飲み。)」

魔理沙「わっ、悪かったよ...。落ち着けってアリス。」

アリス「喧嘩をやるなら他所でやりなさい。...みんなも、平和に過ごしなさい?喧嘩は、めっ。よ?」

魔理沙「次回も見てくれよな!」

擬態練也「...見てくれ。」
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