東方 外来人物語   作:佐藤練也

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(ザビーがキャストオフして、打出の小槌(レプリカ)を持ち構える。)


東方外来人物語、このあとすぐ


第128話

魔理沙「マジかよ。やっぱりコイツもこういうヤツかよ...。」

 

 

やっぱり間違いない。コイツも練也のヤツと同じ、...ライダーってヤツなんだ。くっそ。ならアーマーがパージされたんだったら、いくらでも攻撃すりゃあそのうち....。.....あれ?....消えた!?くっそ、いつのまにか消えやがった!そうか、きゃすとおふしやがったから、きっとアレだ!くろっくあっぷを使いやがったんだ、クッソ...!

 

 

魔理沙「どこだ!!出てこい!!」

 

 

地面に降り立ち、辺りに対して叫び声を張るが返答はない。もう逃げたようだ。...このやり方は違う、練也のヤツじゃないとは分かった。外見とかはもちろん違ったし、何か若干遠慮がちというか、攻め手に欠けていた...。それにあの斧だか、刃物系の武器を持っていなかったこと、左手に何かをつけていた事。...くそ。とりあえず今日のところは辞めだ、次会った時に必ずぶっ倒す。

 

 

魔理沙「...ライダー...必ずぶっ倒してやる!」

 

 

ーーーーーー

 

 

正邪ザビー「はえぇ...なんだこの速さは...。」

 

 

クロックアップしてその場から撤退した正邪は、自らだけが動く世界を今回初めて垣間見た。颯爽と掛けていく、舞い散る木の葉、回る水車、川の流れが静止している。なるほど、この鎧が持つ真の力がこれかと彼女は確信した。

 

 

〈CLOCK OVER〉

 

 

そう音声が響き、急に周りの景色が動き始めた。

 

 

正邪ザビー「....へへ。...コイツがあれば...。...クククッ。」

 

 

あとは魔力を回復して...、それから計画遂行だ。まっていやがれ、踏ん反り返り野朗どもが...!

 

 

ーーーーーーー

 

 

迷いの竹林の中を抜けて永遠亭へ。一台のバイクが音を鳴らして到着し、エンジンを切り乗っていた2人が降りて玄関口へと向かう。

 

 

練也「...。いつ見ても綺麗な場所だ。」

 

にとり「さあ、いくよ。挨拶に行くんじゃないのかい?」

 

練也「ああ。」

 

 

竹林の青く天高く伸びたその光景に目を奪われ、一瞬呆気に取られる。昔の人がこういう場に対して神秘的な空間と捉える気持ち、痛いほどによくわかる。だって、綺麗だ。この場所で行き倒れるなら、文句は言わない。まあ、行き倒れる前に妹紅かてゐちゃんに救助してもらえる....かも。...などと考えていると、軒先へ。ごめんくださいと声をかけてヒョコッと顔を出したのは、薬品貯蔵庫から丁度診療所へ薬を運んでいる最中の優曇華だった。

 

 

優曇華「あら?どうも、こんにちわ。」

 

練也「久しぶり、...あの、外来人の佐藤練也だけど...。」

 

優曇華「ああ、たまに修行に来てるしちゃんと覚えているわ。大丈夫だよ?練也、師匠に用があって来たの?」

 

にとり「それは私かな?コイツは妹紅じゃないか?」

 

優曇華「えっ?妹紅さん?妹紅さんなら、さっき姫さまと一緒にあっちに...。」

 

 

ちゅどーんっ!!!!

 

 

竹林の中、永遠亭に近い場所から何か爆ぜた音がした。




【博麗神社】

霊夢「さあて明日の奉納能楽では人里から人間が久々に来るわけだけど...。」

魔理沙「そうだな。数少ない賽銭でも期待したいとこだが...。」

霊夢「人ごとだからって、気が楽ねぇ。(縁側でぼやく巫女。)」

アリス「そうねぇ。なら私の人形劇でもやろうかしら、豪華特典付きで。」

霊夢「なんか想像出来るわね、...アンタのとこの居候の怪物でも見せようってんじゃないでしょうね。」

アリス「あら?良いと思うわよ、里の子供達もくるだろうしヒーローショーに持ってこいじゃない?」

魔理沙「だけどそれなら確かに良いかもな。」

霊夢「ふーーん。観覧料取ろうかしら?何百円くらいか。」

アリス「外来人である彼等をみんなに知ってもらう良い機会ね。」

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