東方 外来人物語   作:佐藤練也

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第129話

魔理沙「おい練也!!」

 

 

先ほどの魔法の森で戦ったヤツのことを練也に問い詰める為、私はアリスの家の前に降り立った。パンッとドアを開ければそこには、コーヒーを啜りシャンハイと寛ぐ練也の姿が。その向かいに座っているアリスが少し驚いた表情を向け、練也やシャンハイ達も一斉に視線を私の方へと向けてくる。

 

 

アリス「どうしたのよ魔理沙。そんなに大声を出して...。」

 

魔理沙「ああ。ちょっと練也にようがあってな。」

 

擬態練也「なんだ...。」

 

魔理沙「お前、さっき魔法の森で私と戦ったか?!」

 

 

そう質問した後、コーヒーを少し啜ってからヤツは、平然とした様子で答えた。

 

 

擬態練也「俺は今日一歩も外に出ていない...。それに。」

 

魔理沙「それに?」

 

擬態練也「次お前と戦ったら、俺が勝つからな...。お前は平然と俺の前には立ってモノを言えない筈だ...。」

 

魔理沙「ぶっ飛ばすぞテメェッ!」

 

擬態練也「やってみろ...。」

 

アリス「もうっ、貴方達は会えばそうなんだから...!ちょっとは落ち着きなさいよ。」

 

シャンハイ「シャンハーイ!」

 

目と目を被せ火花が飛び散った様にでも見えたか、私もアリスの言う通り一旦気を落ち着かせた。まあ、あのなりから見て練也が変身したヤツとは違うようだったし、少し強く問い詰めるようには聞きはしたがそんなに疑いはしなかった。さっきの言葉にはカチンと来たが、まあ私も日頃から似たような言葉を使ってるし。

 

 

魔理沙「...お前と似たようなヤツと、さっき魔法の森で戦ったんだ。」

 

擬態練也「....、どんな風体だった。」

 

魔理沙「....なんかよくわかんねーけど。お前が変身した時みたいにツノは生えていなかったぜ。なんか、全体的に黄色いヤツだったな。あとは全身から一回鉄を飛ばして来たり...か。」

 

擬態練也「...ライダーか。」

 

 

また一口、のんびりとコーヒーを啜る練也。コイツのこういうところを見ると、本当に怪物なのかと思うくらいに穏やかだ。

 

 

アリス「怪我はしていない?大丈夫?」

 

魔理沙「平気さ。ただ、あの"きゃすとおふ"っていうのは危うく喰らうとこだったけど。」

 

 

マッハ2の超高速にて飛来するヒヒイロノカネを辛くも回避する魔理沙の回避能力は、ずば抜けていた。火力も凄まじく幻想郷の中でも強者だと見て間違いないだろう。俺は自分で淹れた甘いコーヒーを飲み干して、ゆっくり立ち上がった。

 

魔理沙「おい、どこ行くんだ。」

 

擬態練也「ちょっとした鍛錬だ。...シャンハイ、いくぞ。」

 

シャンハイ「シャンハーイ!」

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