霊夢「(今更出てきて何のつもりかしら?天邪鬼がそんなに潔いとは思えないわ。)」
魔理沙が多数の光弾、グリーンスプレッドを放つ。緑の光弾は空中で跳ねるような軌道を描き、不規則な動きで正邪へと迫った。それにも余裕を崩すことなく、手に持った道具を躊躇い無く使っていく。最終的に弾けるように弾道を描きながら放たれたグリーンスプレッドは、あらゆる方向から正邪を襲う。
正邪「血に飢えた陰陽玉...!」
瞬間的に姿が消えた正邪を、辺りに目を向け索敵する魔理沙。それを彼女の上空より迫り来る正邪の一撃を、アリスの人形がそれを2体がかりで防ぐ。正邪が飛び蹴りの姿勢を崩して離脱しようとするのをさせるかと言うように、アリスが人形たちに正邪を捕まえさせようとした時。既に正邪の姿は無く、そこにいたのは魔理沙であった。
正邪「呪いのデコイ人形....!!」
霊夢「!?アリス!それは天邪鬼じゃないわ!」
魔理沙「おい!アリス、私だ!」
正邪「ふふ。霊力さえ手にはいりゃあ....。」
アリス「っ....!」
魔理沙の拘束を解除したアリス。瞬時にフォーメーションを組みなおして正邪に相対する。おもむろに左手に装着されたままのザビーゼクターに目をやる正邪。その天邪鬼の左腕には、魔理沙の見覚えのあるモノが付けられていた。
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練也「なっっげえ....。」
博麗神社の恐ろしく長い階段を登り終えた練也、そのあとに涼しい顔で階段を登り終えるマミゾウ。数多くの弾幕が着弾し、ところどころ石畳がえぐれ、茶色い地面が剝き出しになっている。荒れた境内を見渡すよりも、2人は対峙している4人に目をやった。もっと言うならその周りでこころやあうん等に一方的に屠られる妖精達の姿も見えた。その中には擬態練也の姿も見える。
マミゾウ「正邪か....。あの者、霊力を蓄えたようじゃの。」
練也「.....異変?!」
正邪は霊夢、魔理沙、アリスの目を見るやまたも不敵な笑みを浮かべた。
霊夢「?何を笑っているの?」
魔理沙「気でも触れたんだろ?今やっとで正気に戻ったってとこじゃねえか?」
アリス「.....。」
くくくくっ、と声を発して笑う正邪を見て本当に気が触れたかと思う魔理沙だが。何かやる気だと、その手首にはめられたものを見た刹那。3人は一斉に弾幕を放った。しかし今度は何か道具を使うそぶりを見せることなく、正邪はそのまま弾幕を受けた。砂埃が舞うその奥がどうなっているか、わからない。
次回、東方外来人物語!