はははははっ!!はっはっ....!!!!高笑いを天に向かって張り上げる。天下御免の天邪鬼、鬼人正邪。彼女の周りにには絶えず弾幕が乱れ飛び、地面が爆ぜ、弾け破片が飛び散り、土煙と爆炎を舞う。視界が双方共にふさがってしまった。
魔理沙「っ!霊夢!アリス!コイツは多分....!!」
爆炎の奥から聞こえる高笑いは、不気味に響く。前の異変とは比べ物にならないほどの霊力を開放している正邪に、更に弾幕を浴びせ続けるが。その火力に勝る何かを、正邪は既に発動していた。これでもかと浴びせた、参ったと言わせられなくとも戦意は削れたはず。やがて煙の向こうに見えるであろう、天邪鬼の姿を拝もうとその場で構えながら立ち尽くす。しかしその姿は、もはや天邪鬼のそれではなくなっていた。
正邪「変身....てな。」
〈HEN-SHIN〉
その音声が聞こえたと同時に、黒煙の中にきらめく光が少しばかり見えた。一対の眼差しのモノではなく、六角形上の特異な形をしたもののきらめき。その全体像が明らかになる。砂利を踏みしめる音を響かせ、煙の中から姿を見せた正邪の姿は。
全身に鋼をまとっていた。
練也「?!!...ザビー....!?この世界にも俺と奴の他にライダーがいたのか!」
擬態練也「.....。」
妖精との戦闘を続ける擬態練也は、そのザビーを眼にした。魔理沙の言っていたことは本当だった。この幻想郷に、もう1人ライダーが来ていたのである。
練也「っ!」
空に手をかざしながら、走っていく彼の行く手を数多の妖精たちが阻み弾幕を打ち込んでくる。横方向へと飛び込む要領で一足飛びをしつつ、足裏から衝撃波を発生させてその弾幕から逃れる。手にはカブトゼクターを掴み、それを思いっきり振りかぶり狩衣を引っぺがして宣言した。
練也「変身っ!!」
〈HEN-SHIN〉
魔理沙「そうか...!!あの時私にケンカ吹っ掛けたのはお前だったってわけだ!覚悟しやがれ、鬼人正邪!」
ザビーに変身した正邪を前に、八卦炉の放出口を向けながらオプションを展開し攻撃を開始する魔理沙。星形のきらめく弾幕と展開したオプションからも弾幕が繰り出され、やや遅れてマスタースパークを放とうとする。それをアリスと霊夢が止めた。
霊夢・アリス「魔理沙っ!」
魔理沙「うぇっ!!!?」
その二人の声を聞くや否、魔理沙の眼前に迫るザビーの身体には霊夢が設置していた緊縛の護符が多数、そしてアリスのドールワイヤーが、ザビーの動きを封じた。
次回、東方外来人物語。