東方外来人物語、この後すぐ。
ワームの異変、幻想郷縁記に自らの名前が刻まれたこと、自分に擬態したワームとの決闘、天邪鬼の異変。それがなくとも白玉楼や迷いの竹林での修行、.....この世界には信じられないものがいっぱいある。もともと外の世界で暮らしていた人間である佐藤練也は、もう常人の理解を超えた位置にまで来たと自ずと自覚をしていた。それはそうだ、普通の人間は体から衝撃波を出したりなどはしない、そして仮面ライダーになど変身しない。その存在自体が実際存在することを、完全に否定している。外の世界はそうだから、つまらない。ここにきて目に見えないもの達との縁を持った彼は、絶対に外の世界に帰りたがることはない。そんな幻想郷にベタ惚れ中の佐藤練也だが、今日までたくさんの苦渋をすすってきた。短い期間とはいえその中で過密な修行を、親しい者たちより受けている。決して楽しいことばかりではない、だがそれは自身の為と歯を食いしばり今日まで耐えてきたのである。
幽々子「妖夢~。」
白玉楼の霊魂達が跋扈する庭園。枯山水を眺めながら一本の櫛団子を手に持った西行寺幽々子は、いつものように柔らかい口調で従者を呼ぶ。
妖夢「幽々子様、如何しましたか?」
幽々子「あの魂をごらんなさい?」
ふと妖夢がそのほうを見れば、幽々子が示したものは一つの霊魂だということがわかる。幽々子の手招きに応えた霊魂は、姿形を変え、やがて人の形となる。幽々子の霊を見る目は確かといえる、何か思うところがあってこの御仁を傍に招いたのだろう。
妖夢にもなんとなくだが、この御仁の面影に心当たりがあるような、そんな気がした。しかしその魂の形、人にしてはかなり小さいサイズの物だと思う妖夢なのであった。
妖夢「幽々子様....。」
幽々子「ふふふ。....気になって呼んでみただけよ。ごめんなさいね。」
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人里。博麗神社から一時撤退した鬼人正邪。一旦変身を解除してザビーゼクターを自由にしてやる。どこだどこだと人里で騒ぎ始める自警団の目を搔い潜り、今日も変わらず潜伏しあたりの様子を敢えて伺う。絶対的な力を手にした彼女でも、いきなり力を振るうことはない。
左手にはめたライダーブレスを見やりながら薄ら笑いを浮かべる彼女の表情からは余裕さが見てとれる。
正邪「へっ。大悪党の力、見せてやるぜ。どんなにあがこうとな!」
そのまま茂みの奥へ消える正邪。この異変はまだまだ続きそうである、そして霊夢や魔理沙、練也達はそれにどう対応していくのか..,。