東方 外来人物語   作:佐藤練也

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東方外来人物語、この後すぐ


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第160話

擬態練也「...アリス。これで間違いないな?」

 

 

アリス「ええ。ありがとう♪魔理沙は、...多分追ってくるかしら。」

 

 

共に歩いてきたレミリアはゆっくりと椅子に腰を下ろして、微笑みを浮かべた。余裕があり、何があっても動じない。そんな人外の種族である吸血鬼を自負している上で、魔理沙に対し侮りがたしという気持ちも持っていた。それこそ、紅霧異変の際に相対した相手なだけある。霊夢だけの力だけではない、彼女は魔理沙の力によってもあの異変は終息したと思っていたからだ。

 

 

レミリア「フランとも戦って生きている程の実力を持つ魔法使いよ。...ここからが見所かしら?...来るわよ?レプトーフィス?」

 

 

佇む黄色の複眼を持つ戦士、ダークカブトライダーフォーム。その姿を認めた霧雨魔理沙は、図書館の入り口を突き破るようにしてその姿を現し、彼に面と向かい言いながら箒の頭を振り向けた。

 

 

 

魔理沙「見つけたぜ、練也!...さあ、私はあの魔導書をまだ読みたい!というわけで返してもらうぜ!」

 

 

アリス「元の所有者の前でよくまあそんな物言いが出来るわねぇ...。」

 

 

パチュリー「魔理沙?そこにいるアリスだけではないわ。貴女の借りパク癖...もとい手癖の悪さにはほとほと困り果てているわ、...この図書館から持ち出した数多の書物も、この日をきっかけに返してもらうわよ?」

 

 

魔理沙「アリスといい、パチュリーといい...人聞き悪いったら無いぜ。私はただ借りてるだけだって....。」

 

 

パチュリー「それは何年越しの話よ...。」

 

 

 

なるほど、話が通じない相手か。擬態練也は黄色い複眼の奥から魔理沙を見つめる、その魔法の力たるや確かに尋常ではない。彗星『ブレイジングスター』をライダーキックとの相殺で打ち消したが、その威力の絶大さを感じた彼は、この霧雨魔理沙に次は負けまいぞという気を心中に渦巻かせていた。

 

 

 

レミリア「そこで提案よ。魔理沙。」

 

魔理沙「あっ?なんだよ、レミリア。まさかお前が出しゃばるなんて言うんじゃないだろうな?」

 

 

レミリア「いいえ、違うわ。貴女の目当ては、そこにいるレプトーフィスワームでしょう?」

 

 

擬態練也「......。」

 

 

魔理沙「ああ。そうだぜ、私は練也を追ってここまで来たんだからな!」

 

 

レミリア「そこで、提案よ。貴女がレプトーフィスワームと戦って、勝ったらこのウワル図書館の書物の半分...いえ、全部を貴女にあげる。ただし、負けた時。」

 

 

レミリアの提示した条件に魔理沙は食いつき、パチュリーや小悪魔も異存はなしという様子だ。擬態練也は、ただ黙して静かなる戦意を魔理沙へと向けている。

 

 

魔理沙「ああ、いいぜ。それで私が負けたら?」

 

 

レミリア「金輪際、図書館への盗みは一切を禁止するわ。それと、...盗ったモノは即日返却。これで悪く無いわね?」

 

 

 




次回、東方外来人物語


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