このあとすぐ
....ウワル図書館の静寂が、一同の周りを包む。平和な一幕と思われる場面から一変、対峙する2人の間にて生じる"絶対に負けないぞ"という気持ちがぶつかる。目に宿す闘志...目に見えない要素が、この雰囲気を作り出した主な原因である。更にそれを手伝ったのは、表情が読めないダークカブトの顔であった。睨む魔理沙と対照的に、冷徹な雰囲気を醸し出す黄色い複眼を持つ仮面の戦士。感情が読み取れないのは厄介だ、一回負かした相手とはいえまだ未知な部分も多く不気味なこと。その本来幻想郷に存在しない複眼の煌めきに呑まれそうになるが、業を煮やした魔理沙はダークカブトへ言い放った。
ダークカブト「.....。」
魔理沙「....っ。....おい!黙ってないで始めようぜ、練也!前回は私の勝ちだったが、今度も勝たせてもらう!私はまだまだ強くならなきゃならないんだ!」
ダークカブト「前回の勝利の余韻に浸っていたお前らしくもない...、何を動揺している...。」
魔理沙「うるせぇっ!」
品のない言葉を放つより先に手先から先制して星型の弾幕を連射して、攻撃をダークカブトへと浴びせる魔理沙。軽快な破裂音が彼の身体に弾着する度に響き、それにより横へと跳び込むように回避を始めるダークカブト。手にカブトクナイを持ち、魔理沙が放つ星型の弾幕を刃の下に切り払いながら接近していく。
魔理沙「ちぃ!ほらっ!」
弾幕を一旦止め、床面に向けて箒の頭から弾幕を発しながら上方へと回避と攻撃を兼ねた機動をとる魔理沙、それを顔で追うダークカブト。新たに迫る数多の星の弾幕。再びクナイの刃にて弾幕を切り伏せつつ、パチュリーにダークカブトが一つ尋ねる。
ダークカブト「棚や物は...傷をつけても大丈夫か?」
パチュリー「良いわけないでしょう。と言いたいところだけど...良いわ。貴方が勝つなら許してあげる。」
それを聞くや、魔理沙とは別の方向へと腕を翳したかと思えば指先よりか細い何かが放たれ、それが柱へと絡みつく。それを確認したのち、ダークカブトはその柱へと引っ張られるように、急激な動作により移動を開始したのだ。まるで宿地、クロックアップを使わずに瞬間的な機動を魔理沙に見せつけた。
魔理沙「...アイツのアレは....。間違いない、アリスからドールワイヤーをもらったのか...!」
構うもなく、ダークカブトへ弾幕を浴びせにかかる魔理沙。箒の上に飛び乗り立った状態から、両手からレーザーを放ちながら、ダークカブトへと弾幕を浴びせ始めた。
次回、東方 外来人物語