チルノ「くう!逃げ足の速いヤツだなあ〜!」
チルノは絡み損ねた相手。レプトーフィスワームを追って紅魔館へ強硬侵入を敢行、しかし今はその中で行方をくらました目標を探しているという現状である。後から相変わらずにチルノに振り回されながらも、心配で仕方がない様子で大妖精が言う。
大妖精「チルノちゃ〜ん!もう出ようよぉ!私達が割って入るような展開じゃないよこれぇ...。」
チルノ「あんなにたのしそうに飛んで行ったんだ!絶対魔理沙は練也と何か遊んでるに違いないんだ、退屈なアタイの勘が言ってる!」
大妖精「退屈凌ぎに人の邪魔しちゃダメだってばあ!というか、明らかに魔理沙さんの顔は結構真面目な顔だったよ!?」
ということは練也は楽しそうだったのかもしれない!などと意味不明な理屈で、飛ぶことを止めないチルノ。やがて大きな扉の前まで辿り付き、それを開け放とうとするがそれも大妖精が止めようとする。
チルノ「ふんぐうぅぅ!!!」
大妖精「ねぇチルノちゃんてばぁ!」
何やら中から大きな音が響いている。おそらく弾幕ごっこをやっているのだろうが、それに巻き込まれたらたまらない。言うことを聞かないチルノにも粘り強く声かけをする大妖精、多分彼女だからこそこの元気な氷精の相手が務まるのだろう。
大妖精「この前のカエルさんの時みたいになっちゃうよ!早く出ようよここから!」
チルノ「いーやーだー!!せめてこの中がどうなっているかだけでもおぉ....!!!」
ガコンッ!!大きな音と共に扉が開け放たれ、そこから顔を見せたのは瀟洒なメイド長、十六夜咲夜だった。扉が開けられた直後から響く音が鮮明に耳に届く。炸裂音、爆発音のオーケストラの会場と見紛うばかりの紅魔館のウワル図書館。彼女はどうやらこの音の近くに先程までいたようだ。チルノや大妖精を意図的に能力を使ってレプトーフィスワームから離していたのも、また彼女。そのチルノや大妖精を追ってきた門番の紅美鈴もまた、その巻き添えを食ったわけである。
咲夜「貴女達、2人ここで何をしているの?...って何よ、貴女達いつもつるんでいる妖精じゃない。」
チルノ「ここにアタイの友達が遊びにきているはずだ!アタイと大ちゃんもまぜてもらおうとね!」
大妖精「(なんか私まで巻き込まれちゃった?!)」
そこへ弾幕の流れ弾が飛んで来た為、一旦時間操作能力を使い弾幕をナイフの投擲にて弾き墜とす咲夜。魔理沙とダークカブトのウワル図書館にて行われている2回目の戦いは、まだ始まったばかりだ。