この後すぐ
魔理沙を本棚に叩きつけ、悠然と佇むダークカブトの複眼は不気味に煌めいていた。だが、戦いは楽しんではいる様子ではあるものの殺気は孕んでいる様子はない。ドールワイヤーを指先に収納してから、ゆっくり硬質な足音を響かせ数歩魔理沙へと近寄る。
魔理沙「...っ!、...(ちぃ!流石アリスが作った硬繊維のワイヤーだぜ...なかなか...細くて見えずらい上に、捕まったら引きちぎれもしねぇ...私がこんな場所であんなヤツ相手にへまやるとはな...。)...っ!」
ダークカブト「....。」
ヤツが手に件の飛び道具...斧にも小太刀みたいな武器にも変形する武器を私へ向けてくる。静かに銃口を上げる奴の挙動は余裕がある、野郎....テメーの好きにはさせるかよ...外来人のお前に...!
魔理沙「ちっ!」
手をかざして箒を呼び寄せ、更に目眩しの弾幕をダークカブト目掛け矢鱈めたら放つ魔理沙、星型の弾幕が着弾、小さな炸裂を起こした後に、一際大きな爆発がダークカブトの周辺に起こる。青白い爆炎がウワル図書館の中で起こり、それはアリス、シャンハイ、レミリア、咲夜、パチュリー、美鈴、小悪魔、そしてチルノや大妖精の見てる前で起こったのだ。爆発の規模も大きく、本棚が何棟か消し炭になってしまうほどの規模。パチュリーの張った結界のおかげでギャラリーは事なきを得た。しかしダークカブトはどうだろう、何も対処せずして先程の爆発は凌げそうにもない。焼け落ちた本の燃え滓が、パチュリーや咲夜の近くへとハラハラと舞う。
アリス「っ!?!」
シャンハイ「シャンハーイ!!?」
小悪魔「はわわわわ....。」
レミリア「.....ふふふ。」
咲夜「お嬢様?どうなさったのですか?」
レミリア「見なさい。咲夜。」
爆炎の中から悠然と歩みを進めるダークカブトの姿が、煙を巻きながら現れた。びっくりするよりも、ホッと胸を撫でおろす仕草のアリスに何げににっこりと微笑みを向けたレミリア。アリスがその方へと顔を向けると何ともないようにダークカブトへ顔を向ける。先程とは容姿が違う....、マスクドフォームという防護力に秀でたフォームである。
魔理沙「...!!?なっ、戻んのかよそれ!!?」
ダークカブト「お前こそ...いつのまに本棚にボムを仕掛けた。」
そう言いながら再びキャストオフをして魔理沙へ向き直るダークカブト。正直先程の不意な爆発には、危ないと感じていたダークカブト。プットオンのタイミングを誤ることなく出来たのは不幸中の幸い、ダークカブト自身もまるでダメージがなかったわけではない。
次回
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