東方 外来人物語   作:佐藤練也

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東方 外来人物語。この後すぐ。


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第167話

紅魔館にて繰り広げられた図書館の書物をかけた魔理沙とレプトーフィスワームの戦い、互いに必殺技の打ち合いにまで勝負は順調に推移していたのだが...。

 

れんな「妹さま〜!もう!いい加減にしてください、レミリアお嬢様からまたお叱りを受けますよ!」

 

 

フラン「退屈は嫌だし、みんな相手にしてくれないんだもん!それにれんなだって今まで私たちに黙ってたけど、色々能力があるって最近わかったから!良い遊び相手になる!」

 

 

れんな「(やっぱり迂闊だった...!)」

 

 

私は今、紅魔館の中でレミリアお嬢様方とは別件で、あることをしなければならないと動き回っている最中。あの妹様、フランドール・スカーレット様のストレス発散を目的として弾幕ごっこ、もとい動く標的となるよう指示を受けていた。尋常じゃない、まともな仕事の指示の出し方とは思えないこの職務を任されたのには訳はあるのだが...。

 

 

 

フラン「咲夜みたいに急に消えるのは驚いたけど。時間とか止めるとかじゃないっぽいし、なんなのかちょっと気になるな〜...。徹底的に調べてあげる!」

 

 

 

そう言う側から"禁忌『フォーオブアカインド』"を発動、4人に分裂して弾幕をやたらめったらに撃ってきたフラン、それに対し間隙を縫い弾幕を備わった軽い身のこなしにて避けるれんな。流石、元殺し屋の彼女。素早い動きでその場から動き、戦う場所を変える為にフランを誘導する。現れた分身のうちの一体のフランが"禁忌『レーヴァテイン』を手にして、その炎に包まれた剣をれんな目掛け振りかざす。すかさず自身も仕込んでいたサバイバルナイフを手にし、それら放たれる飽和的攻撃にトリッキーな動きで対応していく。

 

 

 

フラン「このまま貴女と遊ぶのも良いかもだけど!お姉様たちのとこにでも行くよう、戦ってみようかな?図書館でしょ??魔理沙とお兄様が戦うって、お姉様が言っていたわ!」

 

 

れんな「だから決闘に水を差すようなことはしちゃいけません!お叱りを受けるって言ってるじゃないですか!」

 

 

 

フラン「うるさいなぁ!」

 

 

少し苛立ちを募らせ始めたフラン、口調に変化が起きその心が段々とその狂気を剥き出しにせんと闘争は激しくなっていく。れんなもここで奥の手を使うことにした。フランが攻撃を間隙なく放つ中、れんなは自身の足下にポータルを瞬時に展開。

 

フラン「....!?」

 

そこへ退避してフランの目の前から姿を消したのだ。辺りを見渡しれんなを探すフラン、見つけた瞬間にキュッ、ドカンとしてしまいそうな狂気を孕んでいるだろうその真紅の瞳を巡らせる彼女の視界外から、突然瓦礫と蹴りが飛んでくる。分身一体をこの攻撃で消し、れんなはフランに斬りかかる。

 

 

フラン「さっきのじゃない?!」

 

 

れんな「ふっ!」

 

 

 

先程のポータルから再び出てきたところを狙っていたフランの狙いは、外れた。れんなはポータルを用いた瞬間的な移動が出来るが、その場所には意外と制限はなかったりする。今の使用例が良い例だ。敵と壁一枚を隔てた場所にも展開出来る、それなので敵に奇襲をかける上でかなり強い攻撃手段になる。紅魔館の中みたいに入り組んだ構造物の中なら内部構造を把握した者がこの能力を使えばかなり厄介な力になる。

 

 

 

フラン「弾幕ならまだしも、人間が壁を蹴破るなんて!」

 

 

れんな「咲夜さんからもらったお薬のおかげです!」

 

 




次回、東方 外来人物語
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