この後すぐ
れんな「妹様!...もう!言うこと聞かないんだから!」
フラン「れんなだって!私の気持ちわかってくれないじゃない、ただ私はみんなと一緒にいたいの!」
くそっ...。最後はぶっ飛ばされるかもしれないって覚悟をキメたとこに...そう言えばフランの姿が見えないと思ったんだよ...!しかし妙だな...普通に横槍を入れる為に攻撃してきたとは思わないタイミングだぜ...。吹き飛ばされたところから私はケツを図書館の赤いカーペットの上に敷いた状態のまま、はぁっ。と小さいため息をこぼした。どのみちあの状況じゃ、打ち返されたギガ・スパークの迎撃は難しかっただろ。この勝負、負けだな。まったく...本を死ぬまで借りるって言うのも、やっぱり罰当たりだったんだろう...。今日は大人しく退散かなと思う私の下へ、足音を響かせ誰かが近寄る。練也に擬態した、レプトーフィスワームだ。
ダークカブト「....。」
魔理沙「なんだよ...?」
ゆっくり起き上がりスカートの裾についた埃をぱんぱんっとはたき落としながら、すこし不機嫌な顔を仮面に覆われたレプトーフィスへと向ける。...くそ...気に入らないが、今回は私の負けかぁ...。表情を曇らせながら帽子の鍔も深めに被って目線を合わせないようにする。
魔理沙「本だろ?わかったよ...明日にはまとめて持ってくから...。」
ダークカブト「何を言っている...。」
魔理沙「はぁあ?お前バカにしてるのか?負けたら本返すって言う約束だろ?」
いくら私でもあんな大見栄切って大々的に大勢の前で言ってしまったら、そりゃその通りにしなきゃ不味いしな...。魔法使いは筋を通してなんぼだ。ん?じゃあ借りパクすんなだって?うるせえ。私はただ借りているだけだ。
ダークカブト「俺は...俺の力だけではお前には敵わなかった...あの状況は不特定な要素が絡んだ故に起こったことだ。」
魔理沙「ああ?テメェ...!」
私は凄んだ声でレプトーフィスへと言い寄りながら、憤慨を露わにした。スペルを返された挙句、自分の実力で勝ったのではないと言う私への当て付けとも感じられた言動はえらく不愉快に感じられる。そしてなにより...この外から来たやつに2回目の弾幕勝負にして負けちまった自分の努力不足を、私は心で嘆いた。
魔理沙「お前...!どう言うことだよ、レプトーフィス!」
ダークカブト「どう言うことも...。こう言うことだろ。」
2人が言い合う中、レミリアと咲夜の下へ駆け寄るフランとれんなの2人。戦闘は終わり、パチュリーは展開した防護壁を解除する。フランの元気な様子とれんなの少し破けたメイド服の装いから、咲夜も彼女が仕事を遂げたことを静かに喜ぶ。
レミリア「フラン。楽しかった?れんなとの弾幕は。」
フラン「うん!やっぱりれんな面白い!」
レミリア「だそうだから。...れんな、これからもよろしく頼むわね?...しかし...そうねぇ。レプトーフィスの言うことにも一理あり、かしら。」
言い争い...というか一方的に魔理沙がレプトーフィスに向かいまくし立てている絵面ではあるけど。魔理沙も先程あのような事を口から出した結果...ともなれば、やはり面目がたたないかしら?ふむ...