東方 外来人物語   作:佐藤練也

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東方 外来人物語

この後すぐ!


第172話

練也「どうして、ここに?」

 

ぬえ「おいお〜い、そんな寂しくなるような余所余所しいこと聞くなよ〜?別に友達のいる場所に行ったところで些細なことじゃないか?」

 

 

かれこれ俺がこの幻想郷へ来てから数年...。様々なヤツと関係を築いてきた。それは何にも代え難い。俺の中でかけがえのない大切なものとなり、その中で幸せを噛み締めながら日々をゆっくりと過ごす。彼女の、ぬえの言葉の通り、人間だけじゃなく妖怪や妖精、吸血鬼や魔法使いとも友達になれた今となっては、ほとんどが些細なことだ。

 

 

練也「だれか来るとは思わなかったもんでさ。なんなら、茶でも出すよ。」

 

ぬえ「お〜気が利くねぇ〜。」

 

 

とりあえず母屋の縁側にまで通し、そこで冷茶を淹れながら他愛もない世間話に花を咲かせる俺とぬえ。話は自然と弾幕ごっこの方へとシフトしていくが、ぬえもやはりそういう系が好きということなのだろうか?彼女が携える三叉の槍を見てから視線を逸らし、俺は湯呑みに入れた冷茶を一口啜った。

 

 

ぬえ「そういえば練也は、結構戦ったりしてるんだろ?」

 

練也「まあ、それなりに数はこなしてはいるけど...。別にそういうのが好きってわけじゃないからな。」

 

ぬえ「えらく悔しがってたらしいじゃないか。聞いたぞ、走馬から。」

 

 

どうやら人里でのカッシスワームとの戦いの話を、走馬から聞いたみたいだ。俺の中でも、忘れたくても忘れられない一生のトラウマの記憶...。心理的にも、自分の必殺技がそっくり返されるのは気持ちが良いとはならない。下手をすれば死んでいたしな...。

 

 

練也「...殺し合いでも、弾幕ごっこでも。まだまだ未熟なんだ。」

 

ぬえ「ふ〜ん?そんなことないと思うぞ、私は。」

 

練也「何故だ?」

 

 

ぬえが自身の冷茶を軽く啜ってから、小さく息を吐くように答える。

 

 

 

ぬえ「ことあるごとに、お前は傷つき、倒れはする。しかし何度でもそこに立ち上がる。...何度も、何度も...。」

 

練也「それは俺だけの力ではないさ。」

 

ぬえ「そこで立ち上がるという決断に至ったことが重要なんだろ?」

 

 

それにさ。とぬえは続けた。

 

 

 

ぬえ「あんたにだって見どころがあるから、今日まで生きてこれた。それからさ。」

 

練也「何...。」

 

ぬえ「近く、予定を空けておいてほしい。夜、その槍を持って私とあってくれ。」

 

練也「....。わかった。」

 

 

ボロ布に覆われた瑞穂疾風に目をやって、ぬえの言葉に返答する。コイツを鍛錬では振るってはいるものの....、太刀合いでは妖夢相手に振るったくらい...か。




【紅魔館】

チルノ「というわけで暑い季節にアタイ登場だ!」(えっへん)

ルーミア「わは〜。」

大妖精「お招きいただき、ありがとうございます。」(ぺこりとおじぎ
。)


レミリア「ようこそ、我が紅魔館へ。ご覧の通り一般開放しているから、いつでもウェルカムよ?」(優雅に椅子に掛け、のんびりと。)

パチュリー「(よりにもよって何故この子たちなのかしら...?)」

れんな「でも、チルノちゃんってやっぱり氷の妖精なだけあってほんとに近くにいると涼しく感じるなぁ。」(このメイド服着心地良くて冬は最高だけど夏が...。と内心愚痴を溢すメイド。)

チルノ「まあアタイにかかればどんな暑さも冬みたいになくなっちゃうわ!」(得意げな表情で。)

アリス「やっぱり自然の風よりも何か意図して作られた冷たさというのも、何か捨て難いのよねぇ〜...。」(出されたアイスティーをスッと口に含み。)

レプトーフィス「適応することも重要だとは思うが....。」(黒いタキシードに身を包み、アリスの隣に座る死んだ目な執事。)

アリス「貴方の基準も中々宛にならないでしょ...。でもそれも、否定はしないけど。」

シャンハイ「シャンハーイ♪」(相変わらずの定位置である、レプトーフィスの頭頂部に陣取るシャンハイ。)

美鈴「適応と言えば、練也さん...。レプトーフィスさんは、弾幕ごっこというか弾幕はもう出せるんですか?」

レプトーフィス「まだだ...。スペルカードなるものも、作ったこともない。」(シャンハイに頭髪を構わせながら、相変わらず死んだ魚の目のまま。」

アリス「ドールワイヤーとクロックアップの相性は良いし、このままでも良い気はするけれど...確かに練也はもっと力をつけたいと言っていたし。そのうち教えようかしら?」

レミリア「それなら、私の執事として働いている間にも咲夜や美鈴とパチュリーでれんなと一緒に教え込ませるのも1つの手かしらね?」(面白そうだし、と言葉を添えてからケーキを一口。)

チルノ「レプトーフィスのヤツの力ならアタイも知ってるぞ!カエルに食べられそうになった時に、アタイ見たからね!」(なぜか鼻を鳴らして。)

大妖精「チルノちゃん...そこは偉そうに言うところじゃないと思う...。」

ルーミア「弾幕か〜。私は美味い食事が出来ればそれで良いのだ〜。」(なんともマイペースな常闇の妖怪、ルーミア。)

咲夜「お嬢様が仰せられることであるなら、美鈴と共に準備はいつでも。」

美鈴「もちろんです!」


レミリア「ふふ。楽しみが増えたわね...。」
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