この後すぐ
ぬえ「無茶苦茶やりやがって...。死んだりしたら水の泡だってわかってんのかこのバカ!」
吹き飛ばされた練也のヤツを追って、私はその落下地点へと足を着かせそこで強めに諭す。諭しながらも永遠亭へと運ぶ為に、UFO数機を出現させて練也をその上に乗せながらヤツの獲物を手に握る。
練也「....うっ、....あっ.....。」
ぬえ「喋るなっ!」
羽でピシッと優しく頭を小突く。見たら腹には重度の火傷....あらあら皮膚がただれて我ながらエグいことになってるなぁ...。...あの状態から避けるのは、飛行能力が備わってないヤツなら不可能..,もしかしたら、練也のヤツはわざとあの状況を作ってスペルを打ち込んできた...のか。自分の被害よりも相手の私と刺し違えることを優先して...。
ぬえ「...お前。まさか竹林の時や白玉楼とかでもおんなじ感じだったのかよ......あっ、喋るなよ?喋ったら槍ぶっさすから。」
練也「(もう無茶苦茶だよ...。)」
意味不明な正体不明の妖怪に運ばれて、神主。佐藤練也は何度目かの永遠亭での治療を受けることとなったのである。ふよふよと可愛い外観のUFOに乗せられる神主と、それに同行する封獣ぬえ。中々シュールな絵面だ。
ぬえ「あっ?今無茶苦茶だよとか思ったろ。」
練也「......。」
ぬえ「なんか言えよ。」
練也「言ったらその槍が飛んでくるだろ....うぅ...。」
ぬえ「うるさいっ。アンタがいらん無茶しなきゃ、今頃お疲れさん!で終わったって言うのに!」
練也「労いくらいしてくれても良いんじゃないか...。」
表情を歪ませながら言う俺に、ぬえははぁと溜息混じりに自らの頬を指差して、俺の攻撃により傷を受けたことを示した。
ぬえ「敢闘は讃えられるかもしれない...だけどアレはほんとに...私も焦った。今のお前を見て喋れるのが不思議なくらいだ。あっ、患部は見るなよ?多分ショックデカいから。」
練也「無茶苦茶なヤツなのか、優しいヤツなのか...ハッキリしないなぬえは...。」
ぬえ「串刺しや蛇の毒牙にやられなかっただけよかっただろ?」
練也「ちがいないや...。」
やがて先に迷いの竹林が見え、ぬえと共に俺はその上空を飛行する...。あー...くそ。空を飛べたり、弾幕だせるようになりたい...今の状況はまさに幾度目かの妹紅を相手にした後の死にかけの状況と、全く同じだ..
俺は火傷による痛みを堪えながらその身をぬえに預け、段々と下降していく感じを覚えた。どうやら永遠亭に着いたらしい。