【この物語は、東方project×仮面ライダーの2次創作作品です】
レプトーフィス「俺の目的はただ1つ。この人形を生き返らすことだ...。」
幽々子「むう。少しは私との会話を交えてくれても良いんじゃない?」
この女。西行寺幽々子の明らかに不服そうな表情なこと、ほっぺを膨らませて俺に主張を向けてくる。この話好きな亡霊は佐藤練也と既に面識がある。それが幸いか、ファーストコンタクトに関してそこまで悪い印象ではない...俺の中ではな。
幽々子「もっと聞きたいわ!なんでそんなに上手く擬態出来るかとか...は別にいいんだけどぉ...。...なんで本来の目的からズレた行いをするのか...とかね?」
レプトーフィス「ほう...。」
この亡霊女...なるほど。探りを入れて暇を潰す気か...、俺を既に擬態している怪物だと知っている辺りそれなりに情報は持っていると見ていいだろう。その暇つぶしにどれ、付き合うとするか...。だが目的は変わらん。この人形の魂を取り戻し、アリスやシャンハイのところへ帰らなくてはな...。...。やはりヤキが回ったようだな、この幻想郷に来てから...。
レプトーフィス「その様子だと...八雲紫からほぼ聞いているようではあるな?」
幽々子「ええ。紫とは昔からの縁よ?持つべきは友人よね?...で?聞かせてくれる?」
レプトーフィス「...魂と交換条件であるなら、まあいいだろう...。」
俺は思いの丈を亡霊女に述べた。当初は佐藤練也の殺害に躍起になっていたと言いつつ、慎重に行動を起こすべきと判断してアリス邸に身を隠しつつ情報収集。だがその時から、徐々に感情に変化が起こり始めたこと。アリスやシャンハイたちと生活を共にして来てからというもの、その一緒に居るアリスへの感じ方、心の温もり、可愛らしい人形達の仕草、そしてこの世界における決闘。"弾幕ごっこ""スペルカード"についての知識への探究。人間以外の種族の存在など...。その中で生活を送る内に、自然と佐藤練也への興味、優先度は薄れていった。そう俺の口から流れる言葉に亡霊女、...西行寺幽々子は、穏やかな調子で聞き入っていた。
レプトーフィス「もはやワームの性などはどうでもいい。...俺はこの世界に対し、理解を深める必要がある。それを邪魔する奴は退かす。簡単なことだ....。」
幽々子「...ふーん...?」
もぎゅ...もぎゅ...。口一杯に串団子をほうばるこの幽々子の身体の構造にも興味を示すところであるが、今はそれどころではない。話をしに来たのではなく俺は人形の魂を取り戻しに来たのだ、すぐ側にふよふよと浮く淡く光を放つ霊魂へと目をやる俺に幽々子が言う。
幽々子「もし...貴方が今の生活を楽しんでいるなら。もし、アリスやシャンハイが何者かに怪我を負わされたりした時...貴方はどう動くのか...ふと気になったのだけど...。」
レプトーフィス「何...?」
明らかに変わる声色。幽々子はそのままの調子で、言葉を続けた。
幽々子「人間でも妖怪...この地球の者でもない貴方は...どう感じ、どう動くのか。気になっただけよ。...そうだわ!」
レプトーフィス「?」
幽々子「練也くん...あっ、違ったわね。レプトーフィス?貴方、今から私と軽く弾幕ごっこしましょう。」