【この物語は、東方project×仮面ライダーの2次創作作品です】
霊夢「ていうか、天狗の新聞で見たり宴会の席で実際貴方の姿は見てたりしたけど...こうして話すのは初めてね。」
博麗神社の休憩スペースを兼用している茶の間へと通され、茶の湯を霊夢からいただく俺。どうやら面識はほぼ白玉楼の宴会で持たれているらしく、他の面々もそんな感じらしい。特に萃香やレミリアに絡まれていた辺りから視線は注がれていたんだとか...。
練也「そうだな...。早速今回伺った経緯なんだが...、俺に弾幕の稽古をつけてほしい。」
霊夢「えぇ〜...。中々面倒な話ね。」
練也「そこをなんとか!」
じゃあいくつか質問。私の質問に答えてもらうわ、と霊夢が言ってきたのでそれに快く答えることにする。
霊夢「じゃあ、質問その1。貴方はアリスと一緒に住んでるの?」
練也「違う。...俺は人里の神社で1人暮らし。多分それは...。」
霊夢「貴方に擬態した怪物.....よね。たしか魔理沙がレプトーフィスとか言っていたヤツ...。」
練也「ああ...。だけどなんでそんなこと聞くんだ?」
霊夢「前にアリスと一緒にウチに来たことがあったのよ...貴方と雰囲気は全然違うけど、顔が全く同じだった。それでその時、弾幕にえらく関心を持っているようだったから...。」
練也「アイツが...。」
俺はここに来て意外な状況が起きていることに気付く。ワームであるはずのアイツが擬態した対象の俺を放って、弾幕ごっこに熱中しているというのだ。最優先事項は擬態した人間の抹殺の筈、この世界でアイツは色々な者や事に今まで接してきたに違いない。今思えば、玄武の沢で戦った時からその兆候はあったのかも知れない。ワームの心が揺れ動く動機となりえるものが、この世界では多かったのだろう。
霊夢「じゃあ、貴方は本物...というか、正真正銘のヤツってわけね。なら、名乗らせてもらうわ。私は博麗霊夢、この神社の巫女よ...。改めてよろしく頼むわね、練也。」
練也「ああ...よろしく、霊夢。」
互いに名前を呼び合う2人。そこから更に霊夢からの質問は続いた。
霊夢「貴方は弾幕を撃てるようになって、どうしたいの?」
練也「...俺は。」
ただ力を付けたい。力を付けて、弾幕ごっこで誰かに勝ちたい。誰かに勝つ為じゃなくても、自分を育てるために、みんなと同じような世界を見てみたいと思う気持ち。それら漠然としたものが、当初から俺の中にはあった。正直レプトーフィスとの外界での戦闘から始まり、妹紅、輝夜、妖夢、ぬえ、擬態した聖さん。その全てにほぼ惨敗を期している。だから、出来ればもうあんな擦り切れるような真似はしたくない。だから...
練也「...俺は....。」
霊夢「貴方は?どうしたいの?」
俺は前に妹紅に言われたことを、頭に浮かべた。
"練也。お前は楽しんで戦いをしたことがあるか?"
練也「...俺は、...みんなと楽しく...弾幕ごっこがしたい!」