サニー「ふあぁ〜〜...。」
博麗神社の裏手にある一際大きな大木の、その中には可愛らしい妖精が3人住んでいる。それぞれ違う能力を持つ彼女たちは、日々小さきから大きな悪戯に勤しんではその都度博麗の巫女に懲らしめられを繰り返しているのだとか。その大木の幹の太さと言ったら、何者かが生活するには不自由しないほどのもの...その中を覗けば、今しがた起きたばかりのサニーミルクの姿が。パジャマ姿の幼い少女に見える彼女だが、ちゃんと力をを持っている妖精である。
ルナ「いつも通りの時間ね。」
スター「その方が安心というか...。」
寝ぼけてロフトからハシゴを使い降りてくるサニーに対して、すでに起床して普段着へと着替えているルナ、スターが洗顔するように促している。博麗神社の裏に聳える大木では、このようなのんびりとした妖精の日常がある。天邪鬼が起こした騒動以降、やはり灸を据えられたからか、今は幾分か落ち着いているようだ。
サニー「ちょっとどーいう意味よ?!まるで私が早起きしたら何か悪いことが起きるみたいじゃない!」
スター「一応は寝坊してるって自覚はあるんだ...。」
パジャマからのんびり着替えて歯磨きしに行くサニーを、ルナはいくら灸を据えられても平気な顔をする妖精の中でもこのサニーは筋金入りのブレなさを持っていると思った。彼女自身は、もう当分は度の過ぎた悪戯はしないと思うほど今回据えられた灸には堪えたようだ。
ルナ「またそんな調子で、へんなことするのは嫌よ?博麗神社の修繕の手伝いなんて...。」
スター「ねえ〜。確かに私たちも天邪鬼の口車に乗せられて騒いだとはいえ...。」
普段着の袖に腕を通すサニーの耳にも当然ながらその会話は聞こえており、すぐ2人の下へゆっくり歩いて卓上に添えられていたトーストを一つ齧りながら寝起きの怠気を混じらせた言葉を吐き出す。
サニー「良いじゃない、結果はこうなってるんだし...。だけどちょっと物足りなかったわよねぇ〜あの天邪鬼の"変身"って言う力...アレも使って見たかったなぁ....。」
羨望の気も感じさせるそのサニーの言葉からは、先の正邪が変身した姿に対する好奇心が表れていた。そのように会話をする彼女たち3人の下へ、静寂の終わりを告げる存在が姿を現そうとしていた。飛行能力を有する博麗の巫女にとって、住処の高低差はさして問題はない。ノックも無しに開けられるドアにサニー、ルナ、スターの3人は目を丸くする。
霊夢「貴方達に引き受けてもらうことがあるわ。私と一緒にね。」
次回、東方 外来人物語!