博麗神社の境内にて立つ5人は、霊夢、サニー、スター、ルナ....そして練也。練也を除いてたまに見るごくありふれたメンバーだ。もしも自分の能力が発動しなかったら?と案ずるルナの言葉に、練也は胸を張って自信を示し答えた。
練也「不思議と...、出来るって言い切れる。今まで修行をして来た...その積み重ねがあるおかげでね。」
サニー「本当に〜?後でまるこげになっても知らないからね?」
三妖精と霊夢から少し離れた場所に位置を決めて、ゆっくりと半身の姿勢。足は肩幅に開き、どっしりとその場に腰を据えるように構えてサニーを見据えた練也の眼差しは真剣そのものだった。それを見て、霊夢もまずは小手試しと言うようにサニーへ言う。
霊夢「練也のやる気に水を差すのはやめなさい。私だって内心だる...今日は用事があって忙しいけどこの為に全部予定を変更したのよ?」
スター「(今一瞬本音が垣間見えたわね...。)」
サニー「わかったわよ!それじゃあまずは...!」
サニーが小さな身体から伸びる腕を天に向かい翳す。頭上に小さな光球が出現したその直後には、その光球を親とし無数の子弾が周囲に散布される。その分散した子弾がサニーの周りより五月雨式に練也へと迫る。
サニー「陽光『サンシャインブラスト』!」
練也「っ!」
無数の光弾が自身の周りに降り注ぐような弾道で迫る、それを練也は無理に避けるでもなくその場から動こうとする様子はない。片腕前腕をゆっくり自らの前に翳して、そこから霞を薙ぐような動きの下翳した前腕を横へ振り抜いた。その振り抜いた動作に合わせて、前腕の弧を描いた軌道と同じような弾道で"扇子状に衝撃波"を展開したのである。
練也「だっ!!!!!」
どっっっっっっおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!
空気を切り裂かんばかりの炸裂音が響いたと同時に、サニーミルクが放ったサンシャインブラスト、無数の光弾の雨は宙にて攪乱されるように弾道を狂わせながら明後日の方へ着弾、炸裂。その衝撃波による"圧"を相対するサニーは勿論、ギャラリーのスター、ルナ、霊夢も感じた。力強い、その印象を抱かせる彼の佇まいから放たれた"見えない波"...霊夢は自分の直感は外れていなかったと心中で練也の持つ力を冷静に感じ取る。
霊夢「...(なるほどね...竹林が妙に騒がしいと言われていた理由は、コイツの能力だった。この力であの案内人の弾幕もその場その場ではあるにせよ、凌ぐことはできたわけね...。)」
次回、東方外来人物語