この幻想郷での修行の日々には、驚くことの連続から始まる。その後は苦難に直面した自分自身との戦いだ。命蓮寺の門をくぐり中の生活を身に染みさせることから、あらゆる躾、本命の僧としての修行を積む日々。それが今日も幕を開けようとしていた。
走馬「...。」
床を上げテキパキと袈裟まで着込み、錫杖を手にして懐にベントホルダーを忍ばせた。修行へ行く前に姿見を一見して身なりを確認...。よし、バッチリだ。あとは美人さん達を起こさないよう錫杖と足音がならないよう歩みを玄関へ...そこには既に聖さんがいた。
白蓮「さあ。参りましょう、今日も修行へ。」
走馬「はいっ!」
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家中隈なく人形を探し回って、少し休憩をと椅子に腰掛けるアリス。あの動かない人形は一体何処へ行ったのやらと途方にくれながら、シャンハイやホウライを指先で構いながらとある可能性に辿り着く。レプトーフィスが、なんらかの目的で持ち出したのかもしれない。その心境をシャンハイやホウライに対して、考えるそぶりを見せながら話しかけていた。
アリス「練也...。」
アリスの足は、自然と今彼が一時的に滞在する紅魔館へと向けて進み始めた。躊躇いなくシャンハイやホウライも、彼女に伴ってその路へと就く。
アリス「また危ないことしてたりしたら、承知しないから...!」
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妖夢「(あの人、明らかに練也さんの顔をしていたけどまるで別人の気配が...格好はともかくとして、前回会ってからのあの雰囲気の変わりよう、同一人物としては考えられない...。)」
買い出しを終えて背中に、両手に山ほどの食材という食材を蓄え帰路に就く白玉楼の庭師兼剣術指南役の魂魄妖夢。その観察眼は、まさにあの時相対した佐藤練也と瓜二つの人物が彼ではない別の存在だと早くも見抜いていた。それだけではなく、幽々子の指示とは言えあの場で2人きりにしてしまって果たしてよかったのか一つの心配が心にあった。白玉楼の門を早く潜らないと。そう思いながら妖夢は家路を急ぐ、宙を舞う彼女の表情には隠せない焦りが滲み出ていた。
しかしその妖夢の心配は杞憂に終わる。彼女が帰参し、自分が段取りした茶室へ足を運ぶとそこには和菓子に舌鼓を打つ幽々子とチマチマまんじゅうをかじる佐藤練也に擬態したレプトーフィス、その膝にはアリスの人形が可愛らしく腰を据えていた。険悪ではない雰囲気に妖夢は一安心、幽々子へ帰参の報告をするのであった。