東方 外来人物語   作:佐藤練也

26 / 200
こんばんわ。佐藤練也です。今回も見ていただきありがとうございます。

本日は、ツイッターの東方project2次創作、オリジナルキャラクターの方に出演いただいております。

描写ちゃんとできているか、拙い文章でキャラクターを汚していないか気になるところですが、どうか読んで行ってください。


第26話

『スマーティ』....。その名を頂いた元々の自らの名を知らぬ、1人の少年は起伏の激しい山野を音を立てずに静かに移動する。

気配を巧みに殺しながら、いままで幾度となく潜り抜けた修羅場の数を思わせるその身のこなしで彼は夜の中、ある任務を完遂すべくその身を前へ...。

 

 

スマーティ「....。」

 

 

スマーティは、異国の言語.....。ロシア語に訳すと”死”そのものを意味する単語であり、冠する名前の通り、何者かの殺害を任務とし行動を起こしているようであった。

夜もだんだんと更けてきた....。途中岩肌を綺麗にくり抜いたような洞窟が、彼の目に映る。どうやら手ごろな奥行きで、人1人が過ごすスペースとしては十分すぎるほどの広さだ。

 

 

スマーティ「.....夜も更けてきちゃった......。...」

 

 

背に背負っていたバックパックをその場に放るようにして下ろし、腰骨辺りに鞘に納まった刃渡り40cm程のナイフを抜き放ち刃を月光に煌めかせたその奥に、何か巨大な者が蠢く影が彼に向かいゆっくりと.....。

瞬間、ドッという地面を蹴る音と共に、それはスマーティの下へと迫る。

途端に迫る殺意、それが月光に照らし出されたその姿は....。巨大な、ヒグマであった。

 

 

「 グウウウウゥゥゥルアアアアッッ!!!!!」

 

 

牙を剥き迫るそのヒグマの体長、目測でだが2m半程の大きさのそれを前に....。彼は.....。

 

 

スマーティ「.....ふふ♪」

 

 

微笑みを浮かべ、鋭い爪を突き立てられる、その直前に動きを見せていた。ヒグマの華奢とは言えぬ腕。

その肘部分を狙った斬撃で見事に撫で、返り血にも構わず次いで迫るヒグマの鋭い牙、大きく口を開けているその下顎から上に向かい無理やり閉じさせるが如く、彼はその長大なサバイバルナイフを突き立てた。

 

「ガッ....!!?!......ガアアッ....!!」

 

 

ヒグマの下顎から突き立てられたサバイバルナイフはそのまま上顎を突き破り、刃が顎の上部から突出した形に、そこから血が吹き上がりスマーティに吹きかかる。

まるで血の噴水に浴びるが光景に、彼は恍惚さ感じさせる表情を顔に浮かばせていた。

 

 

スマーティ「....はあぁ♡......これだよ.....。この感じ、たまらないなあ.....。ふふ♪」

 

 

やがてもだえ苦しみ、倒れ伏し、そして動かなくなったヒグマを見下ろすスマーティは

やがて平静を取り戻し、付近の小川へと血を洗い流しに行く。

恐らくこの流血の量では、他の獣も寄ってきてしまう....。

....薄々だが獣以外の気配も感じ始めた彼は、血を洗い流してから、バックパックを再び背負いその場を足早に去った。

彼の頭上には満天の星空が広がり、その中に著しく光る流星を彼は見たが、そのようなものを見ている場合ではなかった。

眼を逸らし、駆け出していく彼の背中....。流星が飛んで行った方から、大きな爆発音が響いたのであった。




本日、発音れんなさんに出演いただきました。

彼女のツイッターアカウントも掲示させていただきます。コラボ頂きありがとうございます、今後ともよろしく!!



https://twitter.com/Renna_Hatune
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。