走馬「ぐごああああぁぁぁぁぁ......。」
???「失礼しまーす....。」
わあぁ.....。大きいいびきぃ...。あっ。どうも、おはようございます。私、幻想郷の命蓮寺に住んでいる妖怪で、山彦の幽谷響子といいます。
今私は、昨日聖様が連れてこられた外来人の方を起こしに寝室へと来ています。
なんともけたたましいいびき....これは私も大きな声が出す甲斐があるというものです...!
それでは、張り切っていきますよおぉ。
せーのぉ.....!!!
響子「おっ」
???「おはようございます、響子。」
ずごおおぉっ...!
大きくずっこけた音が響く、なかなかオーバーなリアクションではないか。
流石大きな声がチャームポイントな響子なだけありますね....。
私は寅丸星。命蓮寺に住む、毘沙門天の化身.....!(どやぁ)っとまあ、響子の調子を上げてやるがてら、昨日の夜来たばかりの外来人、その様子を見に来たわけです。
寅丸「おや、響子。どうしました?」
響子「どうしました?じゃありませんよ、寅丸さん!せっかく私が大きな声でこの人を起こそうと思っていたのに!」
走馬「ぐくっ....。......くあああぁぁぁ....。よく寝たぁ.....。....あれ?おはようございます?」
やあ皆、俺走馬。朝起きた俺の目の前には、何やら可愛らしい女の子が2人言い争いをしている。
絵的に状況がわからないが、おそらく2人は俺を起こしに来たのであろう。
俺を見るなりシュンッとする獣の耳と尻尾を生やした女の子、それを他所に虎柄の腰巻?それとも妙な巻き方をしている、袈裟?を身に着けている女性が、快活な様子で俺に話しかけてきた...。あの....。ここってお寺だよな?本当に。
寅丸「少年。目が覚めましたか?」
走馬「まあまあ、良い目覚めだってとこですね。おはようございますっ!」
寅丸「うんっ!元気でよろしいっ!」
なかなかいいキャラしてるなこの人。
んんー、あの獣属性の子には悪いことしちゃったけど、うん。すまん!
さてと今日は昨日聖さんから言われた通りに人里に行って、他に外来人が来ているってんでそれと一緒にあいさつ回りか....。
でもなんかいきなりだな、いやそうでもないかも...。
どうやら俺の身は聖さんによれば、神の影響を受けてるとか何とかで幻想郷から出ない方が良いかもーとかなんとか言ってたし....。
まあ難しい話はあとだ後!どうせ今日はその話をしに行くんだし!
寅丸「何をぼさっとしているのです?朝食の時間ですよ?」
走馬「はいっ!」
響子「(私が起こしたかったのに....。)」
一方....。人里、メインストリート付近にて....。
蛹体「シュルルゥゥ.....。」
「ひっ」
音も立てることなく、静かなる殺人がその場で起きようとしていた。