東方 外来人物語   作:佐藤練也

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第34話

白蓮の拳がワームの胴を捉えて、それを吹き飛ばす。

火花を吹き煙を上げて爆散する蛹体に目をくれず、矢継早に出現した新たな蛹体に駆けて、疾風跳び膝蹴り、からの踵落とし。

彼女の身のこなしは僧侶と言うよりも、武芸を極めた者のそれであった。

 

 

白蓮「....。」

 

 

白蓮の周辺を蛹体が取り囲む。それにも物怖じすることなく、彼女は自身の力を振るう。

”弾幕”。この世界に存在する、彼女達が得意とする攻撃手段。それを立て続けに放ち続け、蛹体を次々に蹴散らし爆散させていく。辺りには緑色の爆炎が、燃え広がっていた。

 

 

走馬「すげえ....さすが聖さん...!」

 

 

その無双っぷりを見ながら、俺。走馬は今現在、”仮面ライダーゾルダ”の姿となって、ワーム共に銃撃を浴びせている、しっかし数がやたらと多い。里の人達は上手く逃げれただろうか...。おや....どうやら俺や聖さん以外にも戦っている奴がいるみたいだ....。いったい.....。

.....えっ、まじかっ!あれって....!

 

 

練也「いっ.....てぇなこのやろおっ!!」

 

 

仮面ライダーカブトマスクドフォームの姿。この形態は速度こそ鈍重ではあるが、堅牢な防御、強力な打撃力を備えている。1発蛹体の攻撃を受けた俺だが、すぐさま切り返して正拳をひたすら乱打してその一体を爆散させた。っと同時に、俺はゼクターホーンへ手を掛ける。

 

 

練也「(俺のほかにも戦っているヤツが....。...っていうか、あれは....。別のライダー!!?)おいっ!」

 

走馬「(まさか、アイツあれをやる気か....!)構わないっ!やってくれ!」

 

練也「....ようし...!.....キャストオフッ!!!!」

 

〈CAST OFF〉

 

 

互いに意思の確認が奇跡的に取れたことが功を奏したか、キャストオフを成功させ、ヒヒイロカネはワーム蛹体を多数巻き込み爆散させるが、あの緑色のライダー....。俺の記憶が正しければ、...。アレは仮面ライダーゾルダ。ゾルダには被弾は免れたようだった。

 

 

〈CHANGE BEETLE〉

 

 

顔面にホーンが装着され、フォームチェンジを完了。手にクナイガンを装備して、俺はゾルダの下へと走り、互いに蛹体を蹴散らし始めた。

 

 

霊夢「...早速行くわよ。もうすでに始まっているみたいだけど...!」

 

 

霊夢が手に携えていた札の弾幕を一斉に放ち、蛹体に当たる。爆炎を発し、その爆炎から箒に乗った魔理沙、スマーティがその中を突っ切り人里の中、ワームを蹴散らしながら進んでいく。

 

 

スマーティ「これは....怪物?」

 

魔理沙「ああ。お前に私達が話した奴とは、全然異なる存在だぜ。というかこんな奴らはいままで幻想郷に居なかった....。これは異変だっ!!」

 

 

そう言いつつ弾幕を放ちながら進み、やがて止まる。その後から霊夢が大量のワームを蹴散らしながら合流を果たし、その後にやがて白蓮、走馬、練也が戦っている姿が見えた。

 

 

魔理沙「ここで降りて、一帯の奴らを全滅させるぞ。....あっ、おいっ!」

 

スマーティ「......。ふふっ....♪」

 

 

 

僕はいつの間にか駆け出していた。早く自らの力が振るいたくて疼きを抑えられなくなり、魔理沙の言葉を他所に僕は駆けた。容易く物を裂く、自らの獲物を持ち、その緑色の怪物に向かい僕は静かに、歓喜のほほえみを浮かべながら斬りかかる。

 

 

スマーティ「あはは....っ!!」

 

胴を斬り裂き、そして緑色の血液を滴らせる僕の獲物....。それにとどまらず迫って来たもう数体の怪物を身体捌きを利用して、ひらり、ひらりと避け、そしてカウンターを間髪入れずに見舞う。四体程かな、後ろで派手に爆発して緑色の爆炎を上げている。爆炎を上げて死ぬなんて、まるで特撮番組の怪人みたいだねえ...。でも斬り心地は悪くなかったよ....。

 

 

スマーティ「変わった血の色だね...。」

 

魔理沙「おいっ、早くアイツらと合流するぞ!」

 

霊夢「あれは....。命蓮寺の高僧じゃない...。あの鎧みたいなやつらは知らないけど....。」

 

 

 

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