東方 外来人物語   作:佐藤練也

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第43話

走馬「うわあ...。すげえボコボコいってる....。」

 

スマーティ「なになに...?....あー。土煙とかもこっち迄来てるねえ....。爆発音も凄い。」

 

てゐ「姫様はああ見えてアクティブな部分もあるからね....。」

 

優曇華「ほんとうよねぇ。いつもこんな感じでアクティブに動いてくれるとありがたいんだけど.....。」

 

 

木製の円形になっている格子状の窓から竹林を見渡す、走馬、スマーティ、てゐ、優曇華の4人。竹林でなにやら修行をすることは分かっていたらしく、その様子を伺っていた。

 

 

永琳「あら?....何やら騒がしいと思ったら。」

 

優曇華「師匠、....あの人、....外来人の練也さん...?ですよね。...なんで急に妹紅さんと姫様に弾幕の御享受のお願いを?」

 

永琳「何か思うところがあるのでしょう....。それより音に聞けば、彼は何やら命蓮寺の聖白蓮に化けた怪物によって惨敗を期したと聞いているわ...。彼も必死なんでしょう。今のままでは勝てないと...。」

 

スマーティ「ボクは...。練也さんを応援するよ....。怖がったりするし、普通の人は。練也さんは、それでも立ち上がろうとしている....。あきらめない限り僕は見届けたい。」

 

走馬「....やっぱり....。アイツ次第ってわけだな。ああーっ!!俺も早くスペルカード使いてええ!」

 

 

そう各々が口々にするのを他所に、徐々に炸裂音は増していく。

竹林の中はそれはそれは騒がしい様相を呈していた。

 

 

 

ドゴオオオォッ

 

 

数多の弾幕が炸裂し、竹林に生い茂る竹と言う竹をことごとく薙ぎ倒してく....。

その中に吹き飛ばされる練也の姿も確認できる、彼は辛くも直撃弾を回避しつつも弾幕を振り撒きつつ近付く輝夜に目を向けていた。

吹き飛ばされて地面をずり、彼女の顔を見る。

めちゃくちゃ涼しげではあるが、真剣そのものの表情を浮かべている。

 

 

輝夜」「(まだ....、力を出すには時間がかかる....。あとは彼の根気次第かしら....。ね。)....どんどん行くわよ。」

 

練也「.....何故だっ......!!」

 

 

俺は困惑しつつも、輝夜から放たれた弾幕を再び回避するために走り出す。

困惑するのも無理はない、幻想郷に来る前に身に着けた筈の”あの力”が、発動できなくなっている。

まるで枷でもはめられているかのよう、いくら両腕に意識を集中させようとも湧き上がる力などは微塵も感じられなかった。

どーいうことだおいっ.....!!くっそ、いやがらせか何かか、この仕様はよっ!!

 

 

練也「くっそおおおおっ!!!!」

 

妹紅「.....。」

 

 

注意深く私は練也の挙動を確認しながら、輝夜のやろうが作る弾幕の中を駆けまわる様を見守る。

竹林の中にある地物などを活かして移動をしながら回避を試みたり、まずは普通の人間なら思い浮かぶことを片っ端からやっていっている。

だがそれだけではだめだ。

奴からは感じる、何かしらの力を...。

だがそれが奴はどういうわけか、発動が出来ないでいる....。

出し惜しみをしている様子ではないが....。

....あっ、またぶっ飛ばされた。

 

 

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