魔理沙「何すんだよ、アリス!お前ホントにコイツを庇う気なのか?!」
アリス「そうよ、彼は私が責任を持って預かる。何かしらの目的を持っているとはいえ、何かをするという確証は彼からは感じられないもの。」
魔理沙「何かをしでかさないだって、なんだってそう言い切れるんだ!」
アリス「貴女にも前に言った筈よ、彼は私だけじゃなくシャンハイの助けにもなっているの。実際その場で彼の行いを目にしている私やシャンハイが、こうして言っているのだから間違いなどないわ。」
魔理沙がオプションを展開するのを他所に、私は練也へ応急処置を施し続ける。シャンハイも足を摩りつつ彼の様子を見つつ、回復を促しているようだった。大事には至らなかったものの、先程の衝撃音。凄い技同士がぶつかったに違いないわね。
魔理沙「...ああ....。そうかよ、悪かったよ私が。とりあえずソイツ...妖怪もどきの練也とか言うヤツは、...アリスや私の敵じゃないってことか?...それを差し引いてもさっきの勝負は、私の勝ちに揺るぎない...っと。」
アリス「とりあえず、私が出来るのはここまでね...。大丈夫?練也?」
ダークカブト「.....。問題ない。」
ベルトからカブトムシの形状をしたデバイスを抜き取った彼は、その姿を元の変身する前の容姿に変えた。...足はというと、著しい流血は見られないもののやはり傷は完治していない様子。...やはり永遠亭に連れて行く他ないようね...。治癒魔法と言っても限界があるし、即効性のある魔法を下手に使おうとすれば彼の体に危険が及ばないとも限らないもの...。魔理沙には言って聞かせるとして、...どうやって運ぶか考えないと...。
魔理沙「...。えっ...、ホントにひどくやられたな...。」
アリス「そう思うなら早く何か手伝ってちょうだい?元々は貴女が負わせた怪我でしょう?」
魔理沙「まあ、ブレイジングスターと無理に拮抗しようとすればな...。」
アリス「なんて無茶したのよ...!」
魔理沙「まあ変わりに私の八卦炉も見事に御釈迦様になっちまった。とりあえず、コイツを永遠亭に運ぶってことでいいんだよな?それで後腐れ無し。コイツの怪我もこれで治る、悪くないだろ?」
アリス「どうやって連れて行くつもり?」
魔理沙「勿論、私のこの箒でさ!アリス、手を貸してくれ。」
アリス「一体どうする気...?」
展開していたオプションを閉じれば、彼女はアリスと共に準備を始めた。