東方 外来人物語   作:佐藤練也

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(擬態練也の頭上に乗るシャンハイ。構うことなく歩く擬態練也。)


第77話

クナイガンの連続射がガマに向けられ放たれる、それに怯むことなく泡酸を浴びせにかかるガマの攻撃が、擬態練也が変身するダークカブトへと迫った。

 

 

擬態練也「!」

 

 

クナイガンの射撃では迎撃出来ず、跳躍して跳び遊び、巧みな動きと速さで泡酸を回避する、更に攻撃の手を土着神は放つ。

 

 

 

諏訪子「ふっ!」

 

擬態練也「....!」

 

 

諏訪子から放たれた諏訪清水の激流に巻き込まれ、その弾幕により火花を散らすがそれはプットオン機能により、ダメージを軽減する。回転して体勢を立て直し、見据える両者。

 

 

 

〈PUT ON〉

 

 

擬態練也「ならば、....コイツだ。」

 

シャンハイ「シャンハーイ!」

 

アリスから譲り受けた予備のドールワイヤーを手に展開して、それに呼応してシャンハイがその挙動の通り動き始める。片手でシャンハイを操り、更に片手には別のドールワイヤーを展開。それをガマへと放つが。

 

 

諏訪子「そんなチンケなもので倒せる?やっちゃえ!」

 

 

ガマ「ゲロッ。」

 

 

巨体に似合わぬ跳躍。それがドールワイヤーの拘束を逃れ、更にそこから着地することにより起こるのは、大きな震れ。超局地的な大地震だ。ガマの巨体が大地に着く、その時に周辺の木は揺れ、周辺の地面は複雑に隆起し、水辺には大きな白波が立ち陸地に打ち付ける。宙に浮くシャンハイはともかくとして、擬態練也はその場に体勢を崩してしまう。地の利を得たガマと諏訪子は、更に攻勢をかける。

 

 

諏訪子「ちょっとは楽しめると思ったけど、ここまでかな?」

 

 

 

〈CAST OFF〉

 

隆起した地面が徐々に形を成していく。それは大きな手が合掌の形を作るかのようなもので、まさに巨大な手のひらが2人を挟む位置に現れた。諏訪子が小さく柏手を打つと、それがゆっくりと動作を始める。

キャストオフをしてその手のひら目掛けヒヒイロノカネを放つが、それに動じる様子もない。

徐々に、2人に近付いてくる。それだけではなく、諏訪子は洩矢の鉄輪をその手に持ち、それを複数投擲する。木立の間を縫い、水面の中から、または舞い上がった空から、あらゆる方向より彼らを襲う、さまざまな攻撃だ。

 

 

〈ONE〉

 

 

クナイガンを連射、まず複数のうち一つの鉄輪を落とし、続いてくる背後からの鉄輪を瞬時にアックスモードへ変形したクナイガンの刀身にて薙ぎ打ち...。

 

 

〈TWO〉

 

 

レプトーフィスワーム固有の能力である、"殺人音波"を収束し、それを展開したドールワイヤーを経由して、シャンハイにそのエネルギーを送ることにより、複数方向より迫る洩矢の鉄輪をシャンハイがそれらエネルギーを弾幕に変換して尽く撃ち落とし...。

 

 

〈THREE〉

 

 

諏訪子「ほっ。」

 

 

 

もう二度、諏訪子が柏手をその場で打てば、迫り来る一対の巨大な手は、急激に速度を上げて彼等をミンチにせんと迫る...。

 

 

シャンハイ「シャンハーイ!」

 

擬態練也「クロックアップ!...。」

 

 

ミンチにせんと迫る巨大な手を目前に、それを待っていたぞと言わんばかり、擬態練也は腰のクロックアップボタンを素早く押す、それをすれば自らの身体を押し潰す寸前の場所で巨大な手。

 

"合掌『ダイダラボッチの参拝』"は、その動きを留めた。それに一瞥をくれずガマの頭上にて、柏手を打つ諏訪子の姿を見ながら、駆け出す。シャンハイを脇に抱えながら、攻撃が及んでいない位置に彼女を移動させ、自らは再びクナイガンを構え、ガマへと銃口を向けた。

 

 

〈CLOCK OVER〉

 

 

諏訪子「今の一瞬で一体...?!」

 

擬態練也「...退屈はしなさそうだな?」

 

 

 

 

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