月の少年と夏に揺らめく水の国   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回の続きになります。

それではどうぞ。


第5話 どうして?

「ん~~~! この海老フライ、サックサクですっごく美味し~~~い!!」

「こっちのグラタンも……とっても美味しいよ……」

「晩ごはんを紗夜おすすめのシーフードレストランにして大正解だったね♪」

 

夜。レストランで夕食をとる6人。

 

「気に入ってもらえたなら、調べて良かったわ。でも、少し注文し過ぎじゃないかしら……?」

「あはは、美味しそうな料理ばっかりだったから、いろいろ頼んじゃったね」

「…海鮮ピラフ……うまうま……♪」

「「……((ちょっ……!? あの表情は反則じゃない(ですか)!?))」」

 

少し注文し過ぎたかと言う紗夜に確かにちょっと頼み過ぎちゃったねーと答えるリサ。

それと同時に、海鮮ピラフを美味しそうに食べてる悠里の表情を見て顔を赤らめる。

 

ちなみに友希那と燐子も顔が赤くなっていた……

 

「このタコのトマト煮……美味しいわ。あこ、食べてみて」

「はーい! もぐもぐ……んんっ、これは!」

「どう? 美味しい?」

 

友希那があこに自分が食べてた料理の感想を求める。

 

「なんていうか、タコ……じゃなくって! 海の魔物が封印の力を解放して、その……ババーンっと闇の力がみなぎるって感じですねっ!」

「……真面目に答えて」

「ええっ!? えーと、すごく美味しいです……」

「そう、それなら良かったわ」

 

あこなりに答えたつもりだが、友希那の表情が怖かったので、真面目に答えた。

 

「……ん。このムール貝も美味しいわ。紗夜、ポテトばかり食べていないでこれも食べてみて」

「! ポテトばかり食べてません! あの、どうしてさっきから自分の食べたものを人にすすめているんです? しきりに感想も聞いてますけど……?」

「友希那さん……今日はよく感想を聞いてますよね……? アトラクションに乗ったあと……みんなに感想を聞いてましたし……」

 

別にポテトばかり食べてないと言う紗夜。同時に友希那の行動の意味を訊ねる。

燐子も思い当たる事があるのか、友希那に訊ねる。

 

「聞かないとどんな気持ちなのか分からないじゃない」

「そんなことないと思うけどなー。顔を見れば、どんな気持ちか大体わかるんじゃない?」

 

リサの答えに友希那は、それだけじゃ分からないし、分かった気に入って、間違えたくないものと答える。

 

「リサだって、ウォータースライダーをあんなに怖がっていたのにまた乗りに行ったじゃない。好きなのか苦手なのか、見ているだけじゃよく分からないわ」

「そういえば、スライダーが空いている時に宇田川さんと一緒に乗りに行っていたわね」

 

そう。実はスライダーが再び空いていた時、リサはあこと一緒に乗りに行っていたのだ。

 

「あー、それはほら、一度乗ってどんなコースかわかったら2回目は楽しめるかと思ってさー。それに、怖い思いだけして終わっちゃうのも悔しいし! 絶対リベンジしなきゃって思ったんだよー」

「それで……楽しめたんですか……」

「うん、ばっちり☆ 1回目はいきなりな事が多すぎて、ビックリしたけど2回目はいい感じに楽しめたよ!」

 

それを聞いた燐子は、あんな怖いのを楽しめるなんて尊敬しますとリサに言う。

 

「…そして、その時のリサちゃんの表情がこちら……」

 

悠里が5人にスマホを見せる。

そこに写っていたのは、楽しそうな表情をしてるリサだった。

おー……と言う4人をよそにリサは大慌て。

 

「ちょっ!? いつ撮ったの!?」

「? リサちゃんがあこちゃんと乗りに行った時に。我ながら可愛く撮れたと思う……うん。リサちゃん……可愛い……」

「う~~!! 悠里に可愛いって言われて嬉しいけど……こんなの軽い公開処刑じゃん……

「「「……」」」

 

リサが羨ましいと思う反面、自分が彼女の立場からしたら同じ事を思っていたであろうと思う友希那、紗夜、燐子。

 

「それにしても、今日はホントスムーズに見て回れましたねっ! あこ、トコナッツパークは何度か来たことあるんですけど、行列に並ばないで回れたの初めてですっ!」

 

パークを楽しく回るプランを考えてくれて、ありがとうございますと紗夜にお礼を言うあこ。

それに対し紗夜は、私は別に……と答える。

 

「パークの中は大体回れたし、食事が済んだら帰る支度をしましょうか」

 

友希那の言葉を聞いて、まだ帰るには早いってば、とリサが言った。

 

「も~! まだトコナッツパークのメインイベントが終わってないですよ~!」

「まだ何かあるの?」

「ショーですよ、ショー! パークの真ん中の湖でショーがあるって言ったじゃないですか!」

「ああ、そういえば……」

 

あこの言葉を聞くまで、素で忘れてた友希那。

 

「人気のショーと聞いているので、もちろん予定に組み込んであります」

「夜の水上ショー……きっと素敵なステージになるんでしょうね……」

「というわけだから、ショーを見てから帰ろ☆」

「…僕もたった今、思い出したんだけど……最後にショーを見なきゃ損だと思うよ?」

 

中々ない機会だと思うしと付け足す悠里。

 

「それでいいわ。どんなショーなのか楽しみね」

 

帰るのは水上ショーを見てからでも構わないと答える友希那。

果たして、どんな水上ショーなんだろうかと楽しみな6人なのであった。




読んでいただきありがとうございます。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
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