せっかくなので季節に合わせた番外編を書きました。
よろしければ、楽しんでいってね
クロエside
お父さんの元に再転生し、少しの時間が過ぎた
族館や動物園、映画館に言ったりゴールデンウィーク等の長期休みには温泉のある宿に泊まったりと楽しい日々を過ごしていた
お父さんは私に沢山の物を見せたいらしく、色々な所に連れていってくれる
それが凄く嬉しいけど、私は何も返せてない
だから今日、2月14日
バレンタインデー
前世では少し悲しい思いをしたことがあったが、今世では少し今日を嬉しく思っている
バレンタインデー、私がお父さんに感謝を込めてチョコをあげようと思っているのだ
私がお父さんに返すことが出来る日
「お父さん、いってらっしゃい」
「おう!」
お父さんが出ていったのを確認して、私は自分の財布をもって近くのスーパーに駆け込む
ついでにお金だが、一応この世界を救ったからとマイロードから多額のお金が振り込まれた私の口座が出来ていたので正真正銘私からのプレゼントになる
板チョコとチョコペン、チョコスプレー、あとは牛乳とイチゴを購入する
イチゴはチョコに付けてチョコスプレーを掛けて冷やせば良い
次に100円ショップに向かってチョコの型とラッピングするための物とメッセージ帳、入れ物や袋も購入し家に戻る
ここまで知り合いと会ってないので、バレてないと言うか前世でも良くあったのだが
今日は学校のある普通の日で祝日じゃない
そのため会わないのは当たり前なのだ
そしてその分私は料理に時間を費やし準備できるのだ
まぁ、学校に行ってる子達は昨日に準備してたんだろうけどね
まず、買ってきたイチゴのヘタをとりヘタのあった場所に爪楊枝を刺す
次に金属製のボウルに沸騰したお湯をいれ水を少し入れて冷やす
「たしか熱すぎると焦げるんだっけ?」
別の金属製のボウルの上に板チョコを2、3枚なげる
「特殊、鶴翼千切り!」
次の瞬間、投影した新品の干将莫邪でチョコを切り刻み細く薄くなったのを金属製のお湯の入ってない方のボウルで全てを残さず受け止める
注意!鶴翼千切りは1000回切るのではななくチョコを千切りにするだけです。
アニメでやってたのってリアルでも出来るのか試してみたくなるよね
そんなわけで次にチョコの入ったボウルをお湯の入ったボウルに入れて溶かす
ゴムベラで出来るだけ丁寧に溶かし、チョコが全体的に溶けてきたら少しだけ牛乳を加えてまた混ぜる
2、3分ほど混ぜたら先程のイチゴの爪楊枝の部分をもってチョコに潜らせてチョコスプレーを掛ける
全部のイチゴを同じようにしたあと、一旦冷蔵庫で冷やして置く
そして次に残ったチョコを100円ショップで買ったハート型の容器に入れる
うん、ちょうど二つ分型に半分ほど入ったのでそのまま冷蔵庫に入れる
「さて、再び鶴翼千切り!」
注意!鶴翼千切りは1000回切るのではななくチョコを千切りにするだけです。(二回目)
ホワイトチョコの板チョコを三枚放り投げ再び投影した干将莫邪で千切りにしボウルで受け先程と同様に溶かす
そして先程と冷蔵庫に入れたイチゴを取り出してホワイトチョコを潜らせて再びチョコスプレーを掛け、冷蔵庫に入れて冷やす
先程冷蔵庫に入れた普通のチョコを型に半分ほど入れた物に余ったホワイトチョコを流す
すると白と茶色のハート型チョコレートになるのでそのまま冷蔵庫に入れて冷やす
そして冷やしている間に使った調理器具達を洗う
冷やした白と茶色のハート型チョコにそれぞれの名前をチョコペンで書いておく
一人はお父さん、もう一人はあの人に
そうして出来上がったチョコを再び冷蔵庫に入れて冷やす
「よし、次は………」
100円ショップで買ったメッセージ帳にそれぞれメッセージを書いてと
そして冷やしているチョコ達を取り出してイチゴのチョコを2人分に分けラッピングし先程のメッセージを入れてそのまま片方を冷蔵庫に入れる
もう片方を保冷剤を入れたバックに入れる
現在時間は午後3時
まだお父さんが帰ってくるのにはしばらくかかる
なので今からこのチョコを届けてくる
「よし、いってきま~す!」
そういって私は家を出た
「帰ったぞ~」
その声が聞こえ、私は玄関にいるお父さんの元に走った
「お帰りなさい!」
「おう!」
向かうと何故か少し疲れたようすのお父さんが帰ってきた
「疲れてるね、どうかしたの?」
「いや、今日はバレンタインデーだろ?イッセーの奴の愚痴を聞いてたんだよ」
「あ~、まぁ家に帰ってきてからきっと貰えるよね。あの人なら」
「だろうな」
そういって笑うお父さんに続いて少し笑う、これが私にとっての日常だ
「あ、お風呂の準備出来てるよ」
「お!助かるぜ、流石は俺の娘だな」
そう言ってお父さんが頭を撫でてくれる
「えへへ、ありがとう。今日のご飯どうする?」
「そうだな、今日は家で出前とるか。ラーメン屋に電話しとく」
「はーい。後で着替えとタオル持ってくね!」
そういって私は台所に向かう
その後お父さんがお風呂に入ってる内に私もお風呂の準備をしておく
さすがに一緒には入らないけどね
そして数十分後
「上がったぞー」
その声と共にお父さんが首にタオルを掛けて戻ってくるので私は冷蔵庫から先程のラッピングしたチョコを取り出してお父さんの元に向かう
「お父さん!これ、私からの手作りチョコ!良かったら食べて!!」
そう言って差し出すとお父さんが少しきょとんとした後に赤いリボンでラッピングされた袋を受けとると、袋の中身を見る
「これ、本当にお前が作ってくれたのか!?」
「私、お父さんには凄く感謝してるの、私を助けてくれて居場所をくれて、私を色んな所に連れてって……だからこれは私からのお返し。お父さん、私を拾ってくれて、家族になってくれて本当にありがとう」
そう言うとお父さんが眼に少し涙をためながら私を抱き締める
「どういたしまして」
そう言ってくれて私は凄く嬉しかったので元気良くうんと言った
その後はお父さんとご飯を食べてテレビを見た
もう一つのチョコ、無事に○○○○○に届いてたらいいな
ヴァーリside
「店主、会計を」
「あいよ」
スープまでしっかりと飲み干した俺はそう言いながら席を立った
俺があいつらの前で自分の正体を告げ、離れてからどれくらいたつのだろうか
アイツ………俺の妹となるクロエは大丈夫なのだろうか
アザゼルの奴も元気にやっているのだろうか
そんなことをつい考えてしまう
「まいどあり」
店主が釣りと一緒に赤いテープでラッピングされた紙袋を渡された
「なんだ、それ?」
「お前さんに渡すよう頼まれたんだよ、何でもここらでお前さんの良く来るラーメンの店を探し回ってたらしくてな、知り合いか?」
「そんな知り合いはいないが…………」
「そうなのか?まぁ、貰っとけ。んじゃまた来いよ」
「あぁ」
そう言いながら紙袋を受け取り、店の外に出る
そしてそのまま近くにあるベンチに座り紙袋の赤いリボンをとって中を開けると
ハート型のチョコと何個か小さなチョコが何個かと小さなメモのような物が入っていた
チョコ、そういえば今日はバレンタインと言われる日だったな
そう思いながらハート型のチョコをとる
「!?」
するとハートには白い文字で「お兄ちゃんへ」と書かれていた
銀髪で琥珀色の瞳の少女が頭のなかに過る
もう一つのメモを見る
『お兄ちゃんへ
元気にしてる?体を壊したりしてない?
今日はバレンタインデーなので、チョコを送ります。頑張って行きつけをみつけたんだよ?あの1日のほんの少しだけどあなたの妹に、家族になれて嬉しかったです。
本当なら今でもテロなんて止めても帰ってきて欲しいけど、貴方の決めたことなので私は止めません。どうか、元気でいてね。
貴方の妹、クロエ・フォン・アインツベルン。』
メモを読み終えた俺は小さなチョコを一つ口に入れる
「あまずっぱいな…………」
恐らくはイチゴをチョコに潜らせたのだろう
ラーメンの後のデザートだな
それにしてもアイツはこんなに料理がうまかったのか、意外だな
俺はメモをズボンのポケットに入れてとハート型のチョコをかじった
「ありがとう、クロエ」
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